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RZ250締め付けトルク一覧表|エンジン・足回り・外装まで完全網羅

RZ250締め付けトルク一覧表|エンジン・足回り・外装まで完全網羅

RZ250の整備を行う上で欠かせないのが「締め付けトルク」の確認です。
シリンダーヘッドやアクスルナット、クラッチまわりなど、規定トルクを守らなければ故障やオイル漏れ、さらには重大な事故につながる可能性もあります。

本記事では、RZ250のエンジン・足回り・フレーム・外装・電装まで主要部位を網羅した締め付けトルク一覧表をまとめました。
純正サービスマニュアルをもとに整理しているため、日常整備やエンジンOH(オーバーホール)、DIYメンテナンスの参考資料としてご活用いただけます。

「RZ250のトルク管理を一度に確認したい」「作業ごとに数値を調べるのが面倒」という方に最適な保存版記事です。

注意点

⚠️ ご注意ください
本記事の締め付けトルク一覧は「参考情報」としてまとめたものです。
必ずご自身の車種専用サービスマニュアルを確認してください。
サービスマニュアルには、正しい締め付けトルクだけでなく、分解・組付けの手順や注意点も詳しく記載されています。
安全に整備を行うためには欠かせない一冊ですので、まだお持ちでない方は、この機会に入手されることをおすすめします。

免責事項

📝 免責事項
当サイトで紹介している締め付けトルク値は、公開されている情報を整理した参考値であり、メーカー公式の整備マニュアルに代わるものではありません。
バイク整備は安全に直結する重要な作業です。必ず正規のマニュアルを確認のうえ、正しい知識と工具を用いて行ってください。
本記事の情報を利用したことにより発生したトラブル・事故・損害について、当サイトは一切の責任を負いません。

RZ250 締め付けトルク一覧表

区分箇所 / ボルトねじ締め付けトルク (kgf·m)締め付けトルク (N·m)
エンジンスパークプラグM141.0–2.09.8–19.6
エンジンシリンダーヘッドナットM82.3–2.522.6–24.5
エンジンシリンダベースナットM82.0–3.019.6–29.4
エンジンACGローターナット7.0–9.068.6–88.3
エンジンステータ固定ボルトM60.7–0.96.9–8.8
エンジンクラッチスプリングボルトM61.211.8
エンジンクラッチハブナット6.0–8.058.8–78.5
エンジンドライブスプロケットナット7.0–9.068.6–88.3
エンジンオイルドレンボルト1.5–2.514.7–24.5
エンジンウォーターポンプカバーM60.6–1.05.9–9.8
足回りフロントアクスルナット7.574
足回りリアアクスルナット10.7105
足回りディスクローターボルトM82.019.6
足回りフロントキャリパーボルト3.5–4.034–39
足回りハンドルホルダーM81.8–2.517.7–24.5
足回りアッパーブラケットクランプM82.0–2.519.6–24.5
足回りロアブラケットクランプM82.5–3.524.5–34.3
足回りステップ取付ボルトM103.0–4.029.4–39.2
足回りリアショック上下M103.0–4.029.4–39.2
足回りスイングアームピボットナットM146.0–7.058.8–68.6
外装/フレーム燃料タンク固定ボルトM82.0–2.519.6–24.5
外装/フレームフューエルコック固定ボルトM60.6–1.05.9–9.8
外装/フレームシート取付ボルトM82.019.6
外装/フレームサイドカバー固定M60.6–1.05.9–9.8
外装/フレームリアフェンダーステーM60.8–1.27.8–11.8
外装/フレームナンバープレートステーM60.6–1.05.9–9.8
操作系クラッチレバークランプM60.8–1.27.8–11.8
操作系ブレーキレバークランプM60.8–1.27.8–11.8
操作系スロットルホルダーM50.4–0.63.9–5.9
操作系スイッチハウジングM50.4–0.63.9–5.9
操作系メーターステー取付M81.8–2.517.7–24.5
電装イグニッションコイル取付M60.8–1.27.8–11.8
電装レギュレーター固定M60.6–1.05.9–9.8
電装バッテリーステーM60.8–1.27.8–11.8
電装ヘッドライトケース固定M60.8–1.27.8–11.8
電装ウインカーステーM60.6–1.05.9–9.8
電装テールランプ取付M60.6–1.05.9–9.8
ブレーキフロントマスタークランプM60.8–1.27.8–11.8
ブレーキリアマスター取付M81.8–2.517.7–24.5
ブレーキブレーキホースバンジョーボルトM102.0–2.519.6–24.5
ブレーキブリーダープラグM80.6–1.05.9–9.8
駆動系ドリブンスプロケットナットM83.0–3.529.4–34.3
駆動系チェーンアジャスターロックナットM61.0–1.59.8–14.7
駆動系チェーンガードブラケットM60.6–1.05.9–9.8
サスペンションフォークトップキャップM272.5–3.524.5–34.3
サスペンションフォークドレンプラグM60.6–1.05.9–9.8
スタンドサイドスタンドボルトM103.0–4.029.4–39.2
スタンドセンタースタンドボルトM103.0–4.029.4–39.2
その他キックペダルボルトM82.0–2.519.6–24.5

おすすめのトルクレンチ

バイク整備で一番やってはいけないのが、感覚だけでボルトを締めてしまうことです。
「まだ回るから大丈夫だろう」と思って力を入れすぎると、ねじ山が潰れてしまったり、逆に緩すぎて走行中に部品が外れてしまう危険性もあります。

今回ご紹介した締め付けトルク一覧を正しく活用するためには、トルクレンチの使用が必須です。
ブレーキや足回りのボルトが緩むと命に関わるリスクにつながります。

「自分で整備するなら必ず1本持っておくべき」と言える工具がトルクレンチです。
実際に私も使っていますが、安心感と仕上がりの確実さがまったく違うので、まだ持っていない方にはぜひ導入をおすすめします。


SK11(エスケー11) デジタルトルクレンチ

3~60N・m に対応。

京都機械工具(KTC) 12.7

30~140N・m に対応

関連記事

おすすめのトルクレンチに関しては下の記事でも詳しく紹介しています↓
>>バイク用 おすすめのトルクレンチを徹底比較|選び方も解説

まとめ

RZ250は2ストロークならではの高回転エンジンと軽快な走りが魅力の名車ですが、その性能を長く維持するためには正しい整備が欠かせません。
特にボルト・ナットの締め付けトルクは、強すぎても弱すぎてもトラブルの原因になります。今回まとめた一覧表を参考に、作業ごとに規定値を確認しながら確実に整備を行うことが大切です。

また、記事をブックマークしておけば、ツーリング前の点検やオーバーホール時にもすぐに活用できます。
ぜひ本記事を、あなたのRZ250ライフを支える整備マニュアル代わりにお役立てください。


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