
ヤマハ・テネレ700は、アドベンチャーツーリングから日常の街乗りまで幅広く対応できる人気モデルです。しかし、整備やカスタムの際には「正しい締め付けトルク」を守らないと、安全性や耐久性に大きな影響を及ぼします。
本記事では、ホイール・ブレーキ・サスペンション・エンジン・外装・電装まで網羅したテネレ700の締め付けトルク完全一覧表をまとめました。DIYメンテナンスをする方や整備の確認用に、ぜひご活用ください。
テネレ700 締め付けトルク完全一覧表
部位 | 規格/ねじ径 | 締め付けトルク (N·m) |
---|---|---|
ホイール・駆動系 | ||
フロントアクスル | M18 | 72 |
フロントアクスルピンチボルト | M8 | 21 |
リアアクスルナット | M24 | 105 |
チェーンアジャスターロックナット | — | 16 |
リアスプロケットナット | M10 | 80 |
ドライブスプロケットナット(フロント) | M22 | 148 |
ブレーキ系 | ||
フロントブレーキキャリパーボルト | M10 | 40 |
リアブレーキキャリパーボルト | M10 | 40 |
ブレーキディスクボルト(前後) | — | 18〜30 |
ブリードスクリュー | M8 | 10 |
フロントフォーク/ステアリング | ||
フロントフォークキャップ | M32 | 30 |
フロントフォークドレンボルト | M6 | 7 |
アッパーブラケットピンチボルト | M8 | 23 |
ロアブラケットピンチボルト | M8 | 20 |
ステアリングステムナット | — | 95 |
ハンドルホルダー上ボルト | M8 | 28 |
ハンドルホルダー下ナット | M10 | 32 |
リアサスペンション/リンク | ||
リアショックアッパーボルト | M10 | 45 |
リアショックロアボルト | M10 | 45 |
リンクプレートボルト | M10 | 45 |
ドッグボーンリンクナット | M12 | 55 |
サスペンションリレー上側 | — | 60 |
サスペンションリレー下側 | — | 48 |
スイングアームピボットボルト/ナット | M16 | 115 |
エンジン・オイル系 | ||
オイルドレンボルト | M14 | 43 |
オイルフィルター(カートリッジ) | — | 17 |
オイルクーラーボルト | M20 | 25 |
スパークプラグ | M10 | 13 |
シリンダーヘッドカバーボルト | M6 | 10 |
カムキャップボルト | M6 | 10 |
クラッチカバー固定ボルト | M6 | 12 |
クラッチスプリングボルト | M6 | 10 |
クラッチセンターナット | M20 | 125 |
クラッチアウターナット | M22 | 130 |
ジェネレーターカバー固定ボルト | M6 | 12 |
ジェネレーター(ローター)ボルト | M12 | 75 |
冷却系 | ||
ラジエタードレンボルト | M6 | 10 |
ウォーターポンプドレンボルト | M6 | 10 |
ウォーターポンプカバーボルト | M6 | 12 |
サーモスタットケースボルト | M6 | 12 |
ラジエターファン固定ボルト | M6 | 10 |
クーラントリザーバータンクボルト | M6 | 8 |
ホースバンド | — | 1.5 |
燃料・吸気系 | ||
フューエルタンク前側ボルト | M8 | 20 |
フューエルタンク後側ボルト | M8 | 20 |
フューエルポンプ固定ボルト | M6 | 12 |
エアクリーナーカバー固定ボルト | M6 | 10 |
エアフィルターホルダーボルト | M6 | 8 |
スロットルボディ取付ボルト | M6 | 10 |
インジェクターボルト | M6 | 10 |
インテークマニホールドボルト | M6 | 10 |
吸気センサー取付ボルト | M5 | 5 |
フレーム・ステップ・スタンド | ||
エンジンハンガーボルト(前後) | M12 | 65 |
エンジンマウントブラケットボルト | M10 | 45 |
フレームクロスメンバーボルト | M10 | 40 |
フットレストブラケットボルト | M10 | 40 |
ステップバー固定ボルト | M8 | 23 |
ブレーキペダルピボットボルト | M8 | 23 |
シフトペダルピンチボルト | M6 | 8 |
シフトリンケージナット | M6 | 10 |
サイドスタンドボルト | M10 | 45 |
サイドスタンドスプリングピンボルト | M8 | 23 |
サイドスタンドスイッチ固定ボルト | M5 | 5 |
メインスタンドピボルト | M10 | 50 |
メインスタンドストッパーボルト | M8 | 25 |
外装・カウル・小物 | ||
フロントフェンダーボルト | M6 | 8 |
リアフェンダーボルト | M6 | 8 |
サイドカウルボルト | M5 | 5 |
アンダーカウルボルト | M6 | 8 |
フロントカウル固定ボルト | M5 | 5 |
スクリーン固定ボルト | M5 | 5 |
スクリーンステーボルト | M6 | 8 |
メーターユニット固定ボルト | M6 | 8 |
メーターステー固定ボルト | M6 | 10 |
ヘッドライトユニット固定ボルト | M6 | 8 |
ヘッドライトステーボルト | M6 | 10 |
テールランプユニットボルト | M6 | 8 |
ウインカーボルト(前後) | M6 | 8 |
ナンバープレートホルダーボルト | M6 | 8 |
ナンバー灯カバー固定スクリュー | — | 2 |
リフレクターボルト | — | 5 |
グラブバー固定ボルト | M8 | 23 |
リアキャリア固定ボルト | M8 | 23 |
サドルバッグステーボルト | M8 | 23 |
シート固定ボルト(前後) | M6 | 10 |
シートロックボルト | M6 | 10 |
電装・補機 | ||
バッテリーターミナルボルト | M6 | 5 |
スターターモーターボルト | M6 | 12 |
スターターマグネトボルト | M6 | 12 |
セルリレー取付ボルト | M6 | 10 |
イグニッションコイルボルト | M6 | 10 |
ECU固定ボルト | M6 | 10 |
フューズボックス固定ボルト | M6 | 8 |
アースケーブル固定ボルト | M6 | 8 |
ホーン固定ボルト | M6 | 10 |
ABSセンサーボルト | M6 | 8 |
O2センサー | — | 40 |
おすすめのトルクレンチ
バイク整備で一番やってはいけないのが、感覚だけでボルトを締めてしまうことです。
「まだ回るから大丈夫だろう」と思って力を入れすぎると、ねじ山が潰れてしまったり、逆に緩すぎて走行中に部品が外れてしまう危険性もあります。
今回ご紹介した締め付けトルク一覧を正しく活用するためには、トルクレンチの使用が必須です。
ブレーキや足回りのボルトが緩むと命に関わるリスクにつながります。
「自分で整備するなら必ず1本持っておくべき」と言える工具がトルクレンチです。
実際に私も使っていますが、安心感と仕上がりの確実さがまったく違うので、まだ持っていない方にはぜひ導入をおすすめします。
SK11(エスケー11) デジタルトルクレンチ
3~60N・m に対応。
京都機械工具(KTC) 12.7
30~140N・m に対応
関連記事
おすすめのトルクレンチに関しては下の記事でも詳しく紹介しています↓
>>バイク用 おすすめのトルクレンチを徹底比較|選び方も解説
記事まとめ
テネレ700の締め付けトルク一覧を総合的に紹介しました。主要な足回りからエンジン内部、外装や小物に至るまで、適正トルクを守ることは「安全」と「快適なライディング」の第一歩です。
- ホイール・ブレーキ系 → 命に直結するため厳守
- エンジン・オイル系 → オイル漏れや焼き付き防止に必須
- 外装・小物 → 過大締めによる破損を防止
特にツーリング前や消耗部品交換の際は、この一覧を参考に正しいトルク管理を行ってください。自信がない場合は、自己整備にこだわらずプロの整備士に依頼することも安全につながります。
👉 本記事をブックマークしておけば、いつでも参照できる「整備の教科書」として役立ちます。
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