
ヤマハMT-03は、扱いやすい320cc並列2気筒エンジンを搭載した人気ネイキッドモデルです。軽快なハンドリングと十分なパワーで街乗りからツーリングまで幅広く支持されていますが、安心して長く乗り続けるためには、日常整備やカスタム時に正しい締め付けトルクを守ることが欠かせません。
本記事では、MT-03の主要部位ごとの締め付けトルクを一覧表形式で徹底網羅しました。エンジン・フロント・リア・ブレーキ・外装・ステー類まで細かく記載しているので、DIY整備派からプロのメカニックまで活用できる保存版データです。
ヤマハMT-03締め付けトルク一覧表
エンジン関連
部位 | サイズ | トルク |
---|---|---|
スパークプラグ | M10 | 13 |
オイルドレンボルト | M14 | 43 |
オイルフィルター(カートリッジ) | — | 17 |
オイルフィルター取付けユニオンボルト | M20 | 40 |
シリンダーヘッドカバーボルト | M6 | 10 |
カムシャフトホルダーボルト | M6 | 10 |
カムスプロケットボルト | M8 | 20 |
クラッチスプリングボルト | M6 | 10 |
クラッチハウジングナット | M20 | 125 |
ジェネレーター(フライホイール)ボルト | M12 | 75 |
ジェネレーターカバーボルト | M6 | 12 |
クラッチカバーボルト | M6 | 12 |
ウォーターポンプドレンボルト | M6 | 10 |
サーモスタットケースボルト | M6 | 10 |
エキゾーストマニホールドナット | M8 | 20 |
フロント周り(ホイール・ブレーキ・ステアリング)
部位 | サイズ | トルク |
---|---|---|
フロントアクスルシャフト | M17 | 63 |
フロントアクスルピンチボルト | M8 | 23 |
フロントブレーキキャリパーボルト | M10 | 40 |
フロントブレーキディスクボルト | M8 | 23 |
フロントマスターシリンダーホルダー | M6 | 10 |
フロントブレーキホースユニオンボルト | M10 | 30 |
ハンドルホルダー上ボルト | M8 | 23 |
ハンドルホルダー下ナット | M10 | 40 |
アッパーブラケット(トップブリッジ)ピンチボルト | M8 | 26 |
ロアブラケット(アンダーブラケット)ピンチボルト | M8 | 23 |
ステアリングステムナット | M22 | 115 |
ステアリング調整ナット | M30 | 20 |
リア周り(ホイール・スイングアーム・リンク)
部位 | サイズ | トルク |
---|---|---|
リアアクスルナット | M22 | 115 |
リアスプロケットナット | M10 | 65 |
ドライブスプロケットナット(フロント) | M20 | 90 |
リアブレーキキャリパーボルト | M10 | 35 |
リアブレーキディスクボルト | M8 | 23 |
リアショック上部マウントナット | M10 | 45 |
リアショック下部マウントナット | M10 | 45 |
リンクアームピボットナット | M10 | 55 |
スイングアームピボットナット | M14 | 65 |
外装・電装・ステー類
部位 | サイズ | トルク |
---|---|---|
フューエルタンク前ブラケットボルト | M8 | 23 |
フューエルタンク後部ボルト | M8 | 18 |
ラジエーターサイドカバー | M6 | 7 |
エアクリーナケースボルト | M6 | 7 |
バッテリーボックス固定ボルト | M6 | 7 |
レギュレーター固定ボルト | M6 | 7 |
サイドスタンドボルト | M10 | 40 |
サイドスタンドスイッチ固定ボルト | M6 | 5 |
グラブバー前側ボルト | M8 | 25 |
グラブバー後側ボルト | M8 | 32 |
リヤフェンダーボルト | M6 | 7 |
リヤサイドカバー固定ボルト | M6 | 4 |
補足(小物・ハーネス固定)
部位 | サイズ | トルク |
---|---|---|
ハーネスホルダーボルト | M5 | 5 |
ヘッドライトステー固定ボルト | M6 | 10 |
ウィンカー固定ナット | M6 | 8 |
ホーン固定ボルト | M6 | 7 |
リアマッドガードナット | M6 | 7 |
おすすめのトルクレンチ
バイク整備で一番やってはいけないのが、感覚だけでボルトを締めてしまうことです。
「まだ回るから大丈夫だろう」と思って力を入れすぎると、ねじ山が潰れてしまったり、逆に緩すぎて走行中に部品が外れてしまう危険性もあります。
今回ご紹介した締め付けトルク一覧を正しく活用するためには、トルクレンチの使用が必須です。
ブレーキや足回りのボルトが緩むと命に関わるリスクにつながります。
「自分で整備するなら必ず1本持っておくべき」と言える工具がトルクレンチです。
実際に私も使っていますが、安心感と仕上がりの確実さがまったく違うので、まだ持っていない方にはぜひ導入をおすすめします。
SK11(エスケー11) デジタルトルクレンチ
3~60N・m に対応。
京都機械工具(KTC) 12.7
30~140N・m に対応
関連記事
おすすめのトルクレンチに関しては下の記事でも詳しく紹介しています↓
>>バイク用 おすすめのトルクレンチを徹底比較|選び方も解説
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まとめ
ヤマハMT-03はエントリーライダーからベテランまで人気のモデルですが、そのパフォーマンスを発揮させるには適切なトルク管理が不可欠です。
- 過大締め付けによるねじ山破損を防ぐ
- 緩みによる走行中のトラブルを回避する
- 整備精度を高め、安全性と快適性を両立する
といったメリットがあります。
今回の一覧表を参考にすることで、安心して整備作業に取り組み、MT-03を長く安全に楽しむことができるでしょう。ぜひ本記事をブックマークして活用してください。
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