
「RG250ガンマ(Γ)の正しい締め付けトルクを一括で確認したい」——そんな方向けに、エンジン/吸排気/冷却/電装/ハンドル・ステアリング/ブレーキ/サスリンク/ホイール/外装/フレーム/駆動系まで、主要ボルト・ナットの参考トルクをN·m表記でカテゴリ別に集約しました。整備・オーバーホール・消耗品交換の効率化と締結ミスの防止に。作業時は部位指定トルクを最優先し、ねじ山・座面・工具サイズの適合や、段締め/対角締め/規定角度などの基本も徹底しましょう。ブックマーク推奨の保存版トルク表です。
RG250ガンマ 締め付けトルク一覧表
エンジン系
部位 | 参考トルク(N·m) |
---|---|
シリンダーヘッド ボルト&ナット | 23–27 |
クラッチスリーブハブ ナット | 40–60 |
一次駆動ギヤ ナット | 60–80 |
ギアシフト ストッパーボルト | 15–23 |
ギアシフトレバー 固定ボルト | 13–16 |
ウォーターポンプ ドレンプラグ | 7–9 |
ウォーターポンプ インペラーボルト | 12–16 |
ジェネレーター ローターボルト | 70–80 |
水温センサー | 12–18 |
エンジンオイル ドレンプラグ | 20–25 |
オイルレベルスクリュー | 4–7 |
エンジンマウントボルト(10mm) | 70–80 |
エンジンマウントブラケットボルト(8mm) | 22–34 |
クランクケースボルト(8mm) | 18–28 |
スパークプラグ | 8–12 |
クラッチカバー(外側)ボルト | 8–12 |
クラッチリリースアーム ピボット | 6–9 |
クラッチスプリングボルト | 7–9 |
シフトシャフト リターンスプリングストッパ | 6–9 |
吸気・キャブレター
部位 | 参考トルク(N·m) |
---|---|
キャブレター取付ナット(インマニ側) | 6–9 |
キャブ連結ステー固定ボルト | 4–7 |
フロートチャンバー固定スクリュー | 1.5–2.5 |
ドレンスクリュー | 1.0–1.5 |
メインジェット | 1.0–1.5 |
パイロットジェット | 0.8–1.2 |
ジェットブロック固定 | 1.5–2.5 |
スロットルバルブカバー | 1.5–2.5 |
チョークレバー固定 | 2–4 |
エアクリーナーボックス固定ボルト | 4–7 |
エアクリーナーカバー | 2–4 |
リードバルブ取付ボルト | 8–12 |
インテークマニホールド取付ボルト | 9–13 |
キャブヒーター配管クランプ | 2–3 |
燃料タンク・コック
部位 | 参考トルク(N·m) |
---|---|
フューエルタンク 前側ボルト | 8–12 |
フューエルタンク 後側ボルト | 8–12 |
フューエルコック取付ネジ | 4–7 |
フューエルキャップ取付スクリュー | 2–4 |
フィルターブラケット | 4–7 |
ホースクランプ(スクリュー式) | 1–2 |
冷却系
部位 | 参考トルク(N·m) |
---|---|
ラジエター取付ナット | 7–9 |
ラジエタークッションボルト | 10–13 |
ラジエターファン取付ボルト | 4–7 |
ラジエターサイドステー | 8–12 |
ラジエターキャップホルダー | 2–4 |
ラジエターホースバンド(スクリュー式) | 3–5 |
リザーブタンク 取付スクリュー(6mm) | 5–7 |
リザーバータンクホースクランプ | 1–2 |
サーモスタットカバー スクリュー(6mm) | 5–7 |
排気系
部位 | 参考トルク(N·m) |
---|---|
エキパイ クランプナット(8mm) | 9–13 |
チャンバー前側フランジナット | 9–13 |
チャンバー後側ステー取付ボルト | 18–28 |
マフラー 取付ボルト(8mm) | 18–28 |
サイレンサーバンドボルト | 18–28 |
サイレンサーエンドキャップスクリュー | 2–4 |
電装・点火
部位 | 参考トルク(N·m) |
---|---|
イグニッションコイル取付ボルト | 8–12 |
CDI/イグナイタ取付ボルト | 4–7 |
レギュレータ/レクチファイア取付 | 8–12 |
オルタネータ(ジェネレーター)カバーボルト | 8–12 |
ピックアップコイル固定 | 4–7 |
スターターリレー(ステー) | 4–7 |
バッテリーホルダーバンド | 2–4 |
アースポイントボルト | 6–10 |
セルスイッチ/ハウジングスクリュー | 1.5–2.5 |
ライトステー/ヘッドライトボルト | 8–12 |
ウインカー本体固定ナット | 8–12 |
テールランプ本体固定 | 4–7 |
ハンドル・操作系
部位 | 参考トルク(N·m) |
---|---|
ハンドルホルダー/ブラケットボルト | 15–25 |
クラッチレバークランプ | 8–10 |
ブレーキレバークランプ | 8–10 |
スロットルホルダースクリュー | 1.5–2.5 |
ミラーホルダー(クランプナット) | 12–18 |
スイッチボックス固定スクリュー | 1.5–2.5 |
ハンドルバーエンドボルト | 6–10 |
フロントステップボルト | 27–43 |
ブレーキペダルボルト | 6–10 |
ステアリング・フロントフォーク
部位 | 参考トルク(N·m) |
---|---|
ステムヘッドボルト(トップブリッジ中央) | 35–55 |
ステアリングステム ナット(玉当たり調整) | 13.7–19.6 |
フロントフォーク トップキャップ | 25–35 |
フロントフォーク アッパークランプボルト | 20–25 |
フロントフォーク ロワークランプボルト | 20–25 |
フロントフォーク ダンパロッドボルト | 25–35 |
フォークドレンボルト | 6–9 |
ハンドルホルダー/ブラケットボルト | 15–25 |
ブレーキ(油圧系/キャリパー)
部位 | 参考トルク(N·m) |
---|---|
フロントブレーキ マスター固定ボルト | 5–8 |
バンジョーボルト(ホースユニオン) | 20–25 |
エアブリーダ(F/R) | 7–9 |
フロントキャリパー 取付ボルト | 15–25 |
フロントキャリパー スライド(アクスル)ボルト | 30–36 |
リアキャリパー 取付ボルト | 15–25 |
リアキャリパー スライド(アクスル)ボルト | 28–32 |
リアブレーキ マスターシリンダ固定 | 6–10 |
ホイール/タイヤ
部位 | 参考トルク(N·m) |
---|---|
フロントアクスルナット | 36–52 |
フロントアクスルクランプナット | 15–25 |
フロントディスクボルト | 15–25 |
リアアクスルナット | 50–80 |
リアディスクボルト | 15–25 |
スプロケットキャリアナット | 45–65 |
バルブナット | 1–2 |
スピードメータードライブ固定 | 4–7 |
サスペンション(リア/リンク)
部位 | 参考トルク(N·m) |
---|---|
リアショック アッパー取付 | 40–60 |
リアショック ロア取付 | 40–60 |
リンクプレート 前側 | 40–60 |
リンクプレート センター | 70–100 |
リアトルクロッド(トルクリンク)ナット | 40–60 |
駆動系(スプロケット/チェーン)
部位 | 参考トルク(N·m) |
---|---|
フロント(エンジン)スプロケット ナット | 70–100 |
エンジンスプロケットボルト(6mm) | 40–60 |
スプロケットカバー | 4–7 |
リアスプロケットナット | 50–70 |
チェーンアジャスター固定ナット | 20–30 |
アクスルピンチボルト(装着側) | 15–25 |
フレーム/スタンド
部位 | 参考トルク(N·m) |
---|---|
サイドスタンド ピボットボルト | 35–55 |
サイドスタンド スプリングフックボルト | 8–12 |
メインスタンド ピボット(装着車) | 35–55 |
メインスタンド ストッパー | 8–12 |
ラジエター下部クロスメンバー | 22–34 |
リアフレーム/シートレールボルト | 22–34 |
チェーンガード取付 | 4–7 |
外装(カウル/シート/フェンダー/スクリーン)
部位 | 参考トルク(N·m) |
---|---|
フロントカウル固定(M5) | 2–4 |
サイドカウル固定(M6) | 4–7 |
アンダーカウル/チンスポ | 4–7 |
スクリーンビス(プラワッシャ付) | 2–3 |
シート固定ボルト | 8–12 |
シートカウル固定 | 4–7 |
フロントフェンダー | 6–9 |
リアフェンダー/ナンバーブラケット | 8–12 |
計器/ステー・小物
部位 | 参考トルク(N·m) |
---|---|
メーターブラケット(フレーム側) | 8–12 |
メーターユニット固定 | 4–7 |
ウインカーステー/ミラーステー | 8–12 |
ホーンブラケット | 4–7 |
ケーブルガイド/ホースクランプ | 2–4 |
汎用トルク表(ボルト径別の目安)
部位指定がない場合の“サイズ別目安”。実作業は各部の指定値を優先してください。
ボルト径 | 目安トルク(通常/「4」刻印) | 目安トルク(高強度「7」刻印) |
---|---|---|
M4 | 1–2 N·m | 1.5–3 N·m |
M5 | 2–4 N·m | 3–6 N·m |
M6 | 4–7 N·m | 8–12 N·m |
M8 | 18–28 N·m | 22–35 N·m |
M10 | 35–55 N·m | 50–80 N·m |
M12 | 70–100 N·m | 110–160 N·m |
M14 | 80–130 N·m | 170–250 N·m |
M16 | 130–190 N·m | 200–280 N·m |
おすすめのトルクレンチ
バイク整備で一番やってはいけないのが、感覚だけでボルトを締めてしまうことです。
「まだ回るから大丈夫だろう」と思って力を入れすぎると、ねじ山が潰れてしまったり、逆に緩すぎて走行中に部品が外れてしまう危険性もあります。
今回ご紹介した締め付けトルク一覧を正しく活用するためには、トルクレンチの使用が必須です。
ブレーキや足回りのボルトが緩むと命に関わるリスクにつながります。
「自分で整備するなら必ず1本持っておくべき」と言える工具がトルクレンチです。
実際に私も使っていますが、安心感と仕上がりの確実さがまったく違うので、まだ持っていない方にはぜひ導入をおすすめします。
SK11(エスケー11) デジタルトルクレンチ
3~60N・m に対応。
京都機械工具(KTC) 12.7
30~140N・m に対応
関連記事
おすすめのトルクレンチに関しては下の記事でも詳しく紹介しています↓
>>バイク用 おすすめのトルクレンチを徹底比較|選び方も解説
参考記事
価格帯が安いトルクレンチを探しているなら「GOYOJO」というメーカの製品が5000円前後で購入できてコスパがいいです↓
>>GOYOJOトルクレンチ徹底ガイド|どこの国のメーカー?会社情報・評判・説明書・使い方まで網羅
まとめ
RG250ガンマは年式・仕様差や社外パーツの有無で最適トルクが変わる場面があります。迷ったときは部位ごとの指定値を確認し、劣化したボルト/ワッシャの交換、清掃・脱脂(必要に応じてねじロック)、均等締めを徹底すれば、締結トラブルの多くは回避できます。本記事はエンジンから足回り、外装まで横断的に引ける実用索引として設計しています。日々の整備記録と併用し、安全・確実なトルク管理にお役立てください。
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