
Honda CBR600RRを整備する際に必須となるのが、各部の締め付けトルク値です。ドレンボルトやオイルフィルター、ホイールアクスル、キャリパー、スプロケット、ステアリングステムなど、規定値で締めることが安全性と耐久性を守るポイントになります。
しかし、サービスマニュアルを持っていないと正確な数値を探すのは大変です。そこで本記事では、ネット上の情報を徹底的に調査し、CBR600RRの主要な締め付けトルクをまとめた一覧表を作成しました。作業時の早見表としてご活用ください。
CBR600RR 締め付けトルク一覧表
おすすめのトルクレンチ
バイク整備で一番やってはいけないのが、感覚だけでボルトを締めてしまうことです。
「まだ回るから大丈夫だろう」と思って力を入れすぎると、ねじ山が潰れてしまったり、逆に緩すぎて走行中に部品が外れてしまう危険性もあります。
今回ご紹介した締め付けトルク一覧を正しく活用するためには、トルクレンチの使用が必須です。
ブレーキや足回りのボルトが緩むと命に関わるリスクにつながります。
「自分で整備するなら必ず1本持っておくべき」と言える工具がトルクレンチです。
実際に私も使っていますが、安心感と仕上がりの確実さがまったく違うので、まだ持っていない方にはぜひ導入をおすすめします。
SK11(エスケー11) デジタルトルクレンチ
3~60N・m に対応。
京都機械工具(KTC) 12.7
30~140N・m に対応
オイル関連
部位 | トルク値 |
---|---|
オイルドレンボルト | 30 N·m |
オイルフィルター | 26 N·m |
ホイール・アクスル
部位 | トルク値 |
---|---|
フロントアクスルシャフト | 59 N·m |
フロントアクスルピンチボルト | 22 N·m |
リアホイールナット/アクスルナット | 113 N·m |
駆動系(スプロケット)
部位 | トルク値 |
---|---|
フロントスプロケットナット | 54 N·m(40 ft·lb) |
リアスプロケットナット | 64 N·m(47 ft·lb) |
ブレーキ系
部位 | トルク値 |
---|---|
フロントキャリパーマウント | 45 N·m |
ステアリング・トリプルクランプ
部位 | トルク値 |
---|---|
ステアリングステムナット | 103 N·m(76 ft·lb) |
ステアリングヘッド調整ナット | 下側:22 ft·lb、調整後:35 ft·lb |
トリプルクランプ ピンチボルト | 23 N·m(17 ft·lb) |
フォークトップピンチボルト | 16 N·m(12 ft·lb) |
エンジンマウント・フレーム
部位 | トルク値 |
---|---|
エンジンハンガー調整ボルト | 15 N·m |
エンジンハンガーロックナット | 54 N·m |
上下・前後エンジンハンガーボルト | 64 N·m |
フレームスライダーボルト(大径12mm) | 54 N·m |
フレームスライダーボルト(小径10mm) | 39 N·m |
クラッチ・カバー周辺
部位 | トルク値 |
---|---|
クラッチカバーボルト | 10–12 N·m |
クラッチスプリングボルト | 約 12 N·m |
エンジン内部(HRCマニュアル参考)
部位 | トルク値 |
---|---|
コンロッドボルト | 20 N·m + 45° |
メインジャーナルボルト | 15 N·m + 60°×2 |
小径ボルト(汎用値)
ボルト径 | トルク値 |
---|---|
M5 | 5 N·m |
M6 | 10 N·m |
M8 | 22 N·m |
M10 | 34 N·m |
M12 | 54 N·m |
まとめ
- 日常整備でよく使うトルク:ドレンボルト30N·m、オイルフィルター26N·m、フロントアクスル59N·m、リアアクスル113N·m、キャリパー45N·m。
- 駆動系整備ではフロント54N·m、リア64N·mを確実に。
- ステアリング周りやエンジンマウントは特に高トルクが多く、作業時にはトルクレンチ必須。
- クラッチカバーや内部ボルトはトルクが低めで、均一な締め付けが重要。
この一覧をブックマークすれば、CBR600RR整備のトルク早見表として非常に便利です。
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