「手軽にツーリングを楽しみたい」「維持費を抑えながらも快適に走りたい」――そんなライダーに今、人気なのが125ccスクーター。
原付二種に分類されるこのクラスは、高速道路こそ走れないものの、燃費・取り回し・収納力・走行性能のバランスが優秀で、通勤から週末のプチツーリングまで幅広く活躍します。
本記事では、ツーリングに向いている125ccスクーターを8台厳選してご紹介。
各モデルの特徴や選び方のポイント、実際にツーリングで活躍している事例も交えながら、あなたにピッタリの1台が見つかるようサポートします。
「125ccでどこまで快適に走れるのか?」そんな疑問を持つ方も、ぜひ最後まで読んでみてください。
コンパクトでもしっかり旅を楽しめるスクーターの魅力がきっと伝わるはずです。
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なぜ125ccスクーターがツーリングに人気なのか?
「ツーリングには大型バイク」というイメージがある中で、125ccスクーターがツーリングに適していると感じるライダーが近年増えています。
その背景には、燃費や維持費といったコスト面のメリットに加え、取り回しのしやすさや実用性の高さなど、ロングツーリングとはまた違った魅力があるからです。
ここでは、125ccスクーターがツーリングに人気の理由を具体的に見ていきましょう。
125ccスクーターのメリットと魅力
125ccクラスのスクーター(原付二種)は、小型自動二輪免許で乗れる手軽さがありながら、50ccにはない実力を持っています。
- 一般道では十分な加速力と巡航性能
- 自動車と同じ流れで走れるため、都市部や郊外でも安心
- メットインやリアボックスで荷物が積めるモデルが多く、ツーリング装備もしっかり収納可能
- 車体が軽く、Uターンや駐車もラクにこなせる
特に「のんびり下道ツーリングを楽しみたい」「小回りが利くバイクで出かけたい」という方にとっては、必要十分以上のパフォーマンスを持っています。
高速に乗れない?原付二種のルールと制限
125ccスクーターの大きな特徴として、「高速道路や自動車専用道路が走れない」という点があります。
これは法的な区分として、原付二種(小型二輪)では高速走行が認められていないためです。
そのため、長距離移動には少し工夫が必要ですが、以下のような方にはむしろメリットになることもあります。
- 景色を楽しみながら走りたい派には、下道のほうが魅力的
- 高速を使わない分、旅先の寄り道や観光がしやすい
- 走行スピードが控えめなため、初心者でも安心
つまり、「高速が使えない=不便」とは限らず、目的に合わせて使い方を選べば快適なツーリングが可能なんです。
燃費・維持費・取り回しのバランスが最高
125ccスクーターがツーリングに選ばれる最大の理由は、やはり経済性と使い勝手のバランスが優秀だからです。
- 燃費は1リッターあたり40〜60km超えも珍しくない
- 税金・保険・車検不要で維持費が非常に安い
- オイル交換やタイヤ交換などのメンテ費用も軽め
- コンパクトで軽量なので、渋滞時や狭い道でも扱いやすい
「旅先で気軽に立ち寄れる」「駐車もラク」「出発のハードルが低い」
そんなメリットが詰まっているため、“気楽に出かけたい派”にとってはまさに理想的なツーリングバイクと言えるでしょう。
ツーリング向き125ccスクーターの選び方ポイント
125ccのスクーターといっても、種類はさまざま。通勤・買い物向きのモデルから、スポーツ性能を重視したものまで幅広くラインナップされています。
その中から**“ツーリングに向いているモデル”を選ぶには、いくつかの重要な視点**があります。
以下では、快適なツーリングを楽しむために押さえておきたい選び方のポイントを紹介します。
快適性で選ぶなら「足まわり」と「シート高」が重要
長時間の走行では、乗り心地や疲れにくさがとても大切です。
そのためには以下のようなポイントをチェックしましょう。
- 大径ホイール(前後14インチ以上):段差や舗装の荒れた道でも安定感があり、直進性も向上
- ロングホイールベース(車体の長さ):ふらつきにくく、高速寄りの安定性が得られる
- シート幅やクッション性:柔らかすぎず、長距離でも腰が痛くなりにくいものが◎
たとえば「ホンダ PCX125」や「ヤマハ NMAX125」は、足回りがしっかりしていて疲れにくく、ツーリングに向いている代表的なモデルです。
長距離走行に役立つ装備とは?
ツーリングを快適にするには、バイク本体に装備されている機能や拡張性も重要です。
- スクリーン(風防):走行中の風圧を軽減し、疲れにくくなる
- リアキャリアや積載ベース:トップケースやバッグが取り付けやすい
- LEDヘッドライトや液晶メーター:夜間走行や情報確認がしやすく、安心感アップ
- スマホホルダー・USB電源の取り付けがしやすいハンドル周辺設計
装備が充実していれば、ノーマルのままでもすぐにツーリングに出かけられるのも魅力です。
積載性・収納力のあるモデルを選ぼう
ツーリングでは荷物が増えることが多いため、収納スペースの広さも重要なチェックポイントです。
- **シート下収納(メットイン)**が広いかどうか
- フラットフロア(足元)に荷物を置けるか
- リアボックスの取り付けがしやすい設計かどうか
たとえば、スズキのアヴェニス125はシート下容量が広く、キムコ レーシングS125などもトップケースとの相性が良く、「積んで走る」スタイルに向いた一台です。
つまり、ツーリング向きの125ccスクーターを選ぶ際は、
✅ 長時間乗っても疲れにくい快適性
✅ 装備の充実度と拡張性
✅ 荷物がしっかり載る積載力
この3つを意識して選ぶことで、より満足度の高いツーリングが楽しめる1台に出会えるはずです。
125ccでツーリング向きなスクーターおすすめ8選
ここからは、数ある125ccスクーターの中からツーリングに特に向いている8台を厳選してご紹介します。
それぞれの特徴・積載力・走行性能・燃費などを比較しながら、自分に合った1台を見つけてください。
ヤマハ NMAX125|快適性とパワーのバランスが絶妙

NMAX125は、水冷エンジン・VVA(可変バルブ)機構を搭載した、ヤマハの上位クラススクーター。
- 加速力が高く、登り坂や郊外でも余裕の走り
- 前後ディスクブレーキ+ABS搭載で安全性も◎
- シート下収納は23Lとやや控えめだが、リアボックス装着でカバー可能
ロングツーリングでも安定した走行性能が魅力で、通勤+旅バイクとしても人気の1台です。
ホンダ PCX125|万人に愛されるツーリング定番モデル

PCX125は、燃費・快適性・スタイルの三拍子が揃った定番モデル。
- 実燃費55〜60km/Lと非常に優秀
- シートも柔らかく、ポジションがラク
- スマートキーやアイドリングストップなど先進装備も充実
車体がやや大柄なので長距離にも向いており、「初めてのツーリングバイク」に選ばれることも多い一台です。
スズキ アヴェニス125|コスパ最強の軽快ツアラー

スズキのアヴェニス125は、軽量で取り回しやすく、価格も抑えめな優等生。
- 装備はシンプルながら、実用性に徹した作り
- フラットな足元と大型フックでバッグや荷物を固定しやすい
- 実売価格は25万円前後で、コスパ重視派に◎
短〜中距離のツーリングに最適で、「気軽に旅に出たい人」にぴったりの1台です。
アプリリア SR GT 125|スポーツ&冒険派におすすめ

イタリア発のアプリリア SR GT 125は、スクーターにアドベンチャー感を取り入れた異色の存在。
- 大径ホイール(前15インチ)&ロングストロークサスで快適な乗り心地
- ラリー風の外装でアウトドア感が強い
- シート下収納25L、USB電源標準装備
林道や未舗装路も少し走ってみたい…そんな方におすすめの旅バイクです。
ヤマハ シグナス グリファス|走りの楽しさと積載性の両立

シグナスシリーズの最新モデル。軽快なスポーツ走行と高い実用性を両立しています。
- VVA搭載で街乗り〜郊外走行まで元気に走る
- シート下収納が約28Lと広く、ヘルメット+αが余裕で入る
- スタイリッシュな見た目で男女問わず人気
スポーティにツーリングを楽しみたい方に、“遊べるスクーター”としておすすめです。
ホンダ リード125|街乗り+ツーリングの万能モデル

リード125は、通勤・買い物だけでなくツーリングにも十分対応するバランス型。
- シート下収納37Lとクラス最大級
- 車体サイズはコンパクトで、街中でも扱いやすい
- 加速もスムーズで下道中心のツーリングに◎
積載力重視で選びたい方や、「荷物も積みたいけど気軽に走りたい」人に最適です。
キムコ レーシングS 125|台湾製の実力派

キムコは世界的なスクーターシェアを持つ台湾ブランドで、レーシングS 125は走り好きに人気の1台。
- 軽量・高剛性フレームで峠道やワインディングにも対応
- リアキャリア標準装備でツーリング装備も付けやすい
- 国内正規販売もあり、部品供給も安心
国産にはない独特のデザインや走りのテイストを楽しみたい方におすすめです。
ホンダ ディオ110|軽量コンパクトで気軽に旅へ

ホンダのエントリークラスの原付二種であるディオ110は、とにかく軽くてラクに乗れるのが魅力。
- 車重わずか約100kg、女性でも扱いやすい
- シート下収納やリアキャリアなど、基本性能は十分
- 燃費性能も◎で、街乗りとツーリングを両立
「はじめての原付二種ツーリングに挑戦したい」という方にもぴったりです。
ツーリングで快適に走るための装備&カスタム例
125ccスクーターでツーリングを楽しむなら、ちょっとしたカスタムや便利な装備をプラスするだけで快適さが一気にアップします。
ここでは、初心者でも簡単に導入できる装備品やカスタム例をご紹介します。
リアボックスやスクリーンで長距離も安心
ツーリングに欠かせないのが積載力の確保。とくに125ccスクーターはもともとシート下収納があるとはいえ、旅道具をしっかり積むなら追加装備が重要です。
- リアボックス(トップケース)
→ ヘルメットや雨具、キャンプギアも収納でき、盗難対策にも◎
→ GIVIやSHAD、デイトナなどが人気ブランド - ウインドスクリーン(風防)
→ 風の直撃を軽減し、疲労を減らせる
→ 高速走行はできない125ccでも、冬場や郊外での走行に効果大
これらは見た目だけでなく、ツーリングの快適性を大きく左右する必須装備です。
スマホホルダー・USB電源はもはや必須
現代のツーリングに欠かせないのが、スマホを活用したナビや音楽、通信です。
- スマホホルダー
→ 振動吸収タイプや防水対応モデルがおすすめ
→ クアッドロックやデイトナ製が信頼性◎ - USB電源ポート
→ 長時間の走行でもバッテリー残量の心配なし
→ バッテリー直結タイプとACC電源取り出し型がある
これらを取り付けることで、地図アプリでルート確認しながら快適に走行できるようになります。
シートクッションで疲労軽減!ゲルザブは鉄板アイテム
125ccスクーターはシートがコンパクトなものも多く、長時間走るとお尻や腰に疲れを感じやすくなります。
そこでおすすめなのが、シートクッションの導入。
- ゲルザブ(TANAX製)
→ 長距離ライダー定番の人気商品
→ 取り付けも簡単で、体圧分散効果あり - 低反発ウレタンマット
→ コスパ重視なら汎用品もおすすめ
小さなパーツですが、1日の疲労感が驚くほど変わるので、ツーリング前に用意しておきたいアイテムです。
これらの装備やカスタムを少しずつ取り入れることで、125ccスクーターでも想像以上に快適なツーリングが可能になります。
125ccスクーターでのツーリング実例と口コミ
「125ccでツーリングなんて本当に大丈夫?」と不安に思う方も多いかもしれません。
ですが、実際に原付二種スクーターで日帰りやロングツーリングを楽しんでいるユーザーの声を見てみると、その実用性や満足度はかなり高いことがわかります。
ここでは、実際の走行体験やSNSなどで見られるリアルな口コミをもとに、125ccツーリングの実情を紹介します。
実際に100km以上走ったユーザーの声
- ホンダ PCX125(東京都・30代男性)
「静岡まで片道約130kmを下道オンリーで走りましたが、車体がしっかりしているので想像以上に快適でした。燃費も1Lで55km以上走って、給油も一度で済みました。」 - ヤマハ NMAX125(埼玉県・40代女性)
「2泊3日のキャンプツーリングに挑戦。荷物はリアボックスとサイドバッグに分散すれば余裕でした。上り坂でもパワー不足を感じず、流れに乗って走れます。」 - スズキ アヴェニス125(福岡県・20代男性)
「片道80kmの道の駅巡りツーリング。軽くて取り回しも良いから、観光地の駐輪場にもラクに入れます。意外とツーリング向きで驚きました!」
日帰り〜1泊旅で使える装備と工夫
実例に共通しているのは、**“無理をしない距離設定”と“必要最低限の装備”で快適な旅をしていること”**です。
特に参考になる工夫としては:
- 1日の走行距離は100〜150kmまでに抑える
- 軽量なテントやシュラフを使い、積載負担を軽減
- 給油回数が少ない=時間に余裕が生まれる
125ccの性能を理解して、それに合わせたプランを組めば、むしろ大型よりも自由度の高い旅が楽しめるのです。
SNSでも話題の原付二種ツーリング事情
InstagramやX(旧Twitter)でも、#125ccツーリング #原付二種の旅といったハッシュタグを付けて、旅の様子を共有するライダーが増えています。
- 観光地での写真スポット巡り
- 道の駅スタンプラリー
- 小さな港町やローカルな食堂を巡るグルメ旅
125ccスクーターなら、大型バイクでは気づけない景色や土地の魅力に出会えるという声も多く見られました。
「小さなバイクで大きな旅をする」
それが、125ccスクーターだからこそ実現できるツーリングスタイルです。
まとめ|125ccスクーターでもツーリングは大満足
125ccスクーターは「小さくても旅が楽しめる」魅力あふれる乗り物です。
燃費の良さや維持費の安さ、そして気軽に出かけられる扱いやすさが相まって、近年ではツーリングバイクとしても注目度が急上昇しています。
本記事で紹介したように、
- ツーリングに向いた125ccスクーターの特徴
- 実際におすすめできる8車種
- 快適に走るための装備・工夫
- 実例に基づいたリアルな口コミ
などを知っておけば、あなたの125ccツーリングデビューもきっと楽しく、充実したものになるはずです。
「コンパクトでも、どこまでも走りたくなる」
そんなバイク旅を、125ccスクーターで始めてみませんか?
Q&A|よくある質問
Q. 125ccスクーターでどのくらいの距離を走れる?
A. 一般的に1日100〜150kmほどが無理のない距離です。燃費が良いため給油の手間も少なく、長距離でも快適に走れます。
Q. 125ccだと高速道路は使えませんか?
A. はい、原付二種に分類されるため、高速道路・自動車専用道路の走行は不可です。ツーリングは基本的に一般道のみになります。
Q. 積載が不安ですがキャンプツーリングは可能?
A. リアボックスやサイドバッグを活用すれば、ソロキャンプ装備一式は充分積載可能です。軽量コンパクトなギア選びがカギです。
Q. 初心者でも125ccスクーターでツーリングできますか?
A. はい、むしろ125ccは軽くて扱いやすいため、ツーリング初心者にぴったりです。まずは日帰りから始めてみましょう。
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