
CT125・ハンターカブは、その武骨な見た目と実用性から「旅バイク」として高い人気を誇る1台。
でも、いざツーリングに出かけようとすると――「荷物はどこに積む?」「風対策って必要?」「疲れずに走れる?」など、いろいろと準備が気になりますよね。
この記事では、ハンターカブを本格的なツーリング仕様に仕上げるための装備品を厳選して紹介します。
実際にロングツーリングやキャンプツーリングを楽しんでいるユーザーの事例も交えながら、「これがあると快適」「これがないと後悔する」アイテムを具体的に解説。
これからハンターカブで旅に出たいあなたに、きっと役立つ情報が見つかるはずです。
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ハンターカブをツーリング仕様にするメリットとは?
CT125・ハンターカブは、見た目のレトロ感とは裏腹に、**本格的なツーリングにも対応できる性能を持った“旅バイク”**です。
ツーリング仕様に仕上げることで、その魅力をさらに引き出し、日帰りからロングツーリング、キャンプツーリングまで幅広く活躍できる一台になります。
まずは、なぜハンターカブが「ツーリングに向いている」と言われるのかを、具体的な理由とともに見ていきましょう。
CT125がツーリング向きと言われる3つの理由
1. 抜群の燃費性能と航続距離
ハンターカブはカタログ値で60km/L以上の燃費性能を誇ります。
実燃費でも50km/L前後をキープすることが多く、燃料タンクも5.3Lと余裕があるため、無給油で250km〜300km走行可能です。
2. タフな足回りと最低地上高
CT125はフロント・リアともにディスクブレーキ+ABSを搭載し、ブロックパターンタイヤによりダートにも対応。
さらに地上高165mmという高めの設定で、ちょっとした林道やキャンプ場の悪路でも安心して走れます。
3. 優れた積載性とカスタムの自由度
標準装備の**大型リアキャリア(最大積載8kg)**や、豊富な社外パーツによって、トップケース・サイドバッグ・センターキャリアなどを自由に追加可能。
旅バイクとして必要な「積む・運ぶ・泊まる」に対応できるのが、CT125の大きな魅力です。
日帰り・一泊ツーリングに最適なスペックを解説
ハンターカブは、長距離を高速移動するタイプのツーリングには向きませんが、下道メインでじっくり旅を楽しみたいライダーにとっては理想的な相棒です。
スペック面で見ても、
- 最高速度:約90km/h(実走)で下道巡航に十分
- 車重:約120kgと軽量で取り回しがラク
- フロント17インチタイヤで段差に強く、乗り心地も◎
- 5速ミッションでエンジン回転数を抑えた走行が可能
こうした特徴から、渋滞の多い街中から、田舎道・山道・海沿いまで、どこでもストレスなく走れるのがハンターカブの良さです。
カブ系バイクとの違いと旅バイクとしての魅力
スーパーカブシリーズの中でも、ハンターカブ(CT125)は**“旅志向に振った”特別なモデル**です。
比較項目 | スーパーカブ110 | ハンターカブ CT125 |
---|---|---|
シフト | 4速ロータリー | 4速リターン |
足まわり | キャストホイール、17インチ | ワイヤースポーク、前後ディスクブレーキ |
積載装備 | 小型キャリア(追加必要) | 大型リアキャリア標準装備 |
オフロード対応性 | 低め | 高め(アップマフラー・高地上高) |
特にリターン式ミッションやオフロード走行対応の設計は、スーパーカブとは大きく異なるポイント。
「旅を楽しむこと」にフォーカスした仕様になっており、“キャンプに行きたい”“林道を走ってみたい”というライダーには非常にフィットする1台です。
ツーリング仕様に必須の装備品ベスト7
ハンターカブ(CT125)をツーリング仕様に仕上げるうえで、「どんな装備を揃えればいいの?」と迷う方も多いはず。
ここでは、実際にツーリングユーザーの満足度が高いパーツや便利装備を厳選し、具体的に7つご紹介します。
それぞれのアイテムが「なぜ必要なのか」「どんな選び方をすればいいのか」も含めて解説します。
エンデュランス製リアキャリアで積載力アップ
ハンターカブには純正で大型リアキャリア(約38cm × 44cm)が標準装備されていますが、さらに積載性を高めたい場合は、エンデュランス製の強化リアキャリアが人気です。
- 耐荷重アップでトップケース+キャンプギアも余裕
- パイプ径が太く、GIVIやSHADなどの汎用ケースが取り付けやすい
- デザインも車体に自然にマッチ
特にキャンプツーリングや1泊以上の旅を想定している方には、強化リアキャリアは必須レベルの装備です。
40Lトップケースでキャンプ道具も余裕の収納
積載装備の中でもっとも便利なのが、トップケース(リアボックス)です。
おすすめはGIVIの「B47 BLADE」「E43」などの40L〜47Lクラス。
- テント・寝袋・バーナーなどをひとまとめに収納できる
- 雨の日でも安心な防水・鍵付き仕様
- ワンタッチで取り外し可能なので使い勝手も◎
キャンプツーリングだけでなく、日常の買い物にも使えるため、“最初に買う装備”としても非常におすすめです。
ナックルガードとスクリーンで防風&防寒対策
長距離ツーリングでは、風や飛び石、虫との戦いになることもあります。
そこで活躍するのが「ナックルガード(ハンドガード)」と「ウインドスクリーン(風防)」。
- ナックルガード → 手元の風を防ぎ、冬場の冷えも軽減
- スクリーン → 胸元への風圧を和らげて疲労を軽減
エンデュランス製やキタコ製など、車体デザインに合ったカスタムパーツも豊富です。
特に寒い時期や朝晩の冷えが気になる地域では必須級の装備です。
USB電源&スマホホルダーでナビ・充電も快適に
現代のツーリングに欠かせないのが、スマホの活用。
ナビアプリや音楽、旅先の検索など、スマホを使うシーンはとても多いです。
- USB電源ポート(12V配線)を設置すれば、長時間の移動中も充電切れを心配せずに済みます。
- スマホホルダーはデイトナ製やクアッドロックが人気で、振動対策も万全。
防水仕様の電源を選んでおけば、突然の雨でも安心して使えます。
シートクッションやゲルザブで長距離の疲労軽減
ノーマルシートはやや硬めで、2時間以上の連続走行ではお尻や腰に負担がかかりがちです。
そんなときに効果的なのが、
- ゲルザブD(TANAX)
- ウルトラゾーンジェル(キジマ)
といったゲル内蔵のシートクッションです。
クッションひとつで疲労度が激減し、「もうゲルザブなしでは走れない」という声も少なくありません。
サイドバッグサポートで荷物の安定性を確保
トップケースだけでは足りない場合や、重い荷物を左右に分散したい場合にはサイドバッグの活用が有効です。
ただし、そのままだとバッグがマフラーに接触する恐れがあるため、サイドバッグサポートの取り付けが必須。
- デイトナやエンデュランス製が人気
- 見た目にもスマートで車体にマッチしやすい
これにより、防水サイドバッグやロールバッグを安心して積載できます。
キジマ製センターキャリアで前積みも便利に
フロントまわりに荷物を積めるようにするなら、センターキャリアの追加がおすすめ。
中でも人気が高いのがキジマ製センターキャリアです。
- 小型タンクバッグやツールバッグの設置が可能
- 重心が前に来ることで、走行時のバランスが取りやすくなる
- 見た目にもアウトドア感が出て、ツーリングスタイルが強調される
積載力アップと機能性アップを両立できる便利パーツです。
実際のハンターカブ・ツーリング仕様事例
装備を整えることで、ハンターカブは「旅バイク」として本領を発揮します。ここでは、実際にハンターカブでツーリングを楽しんでいるライダーの事例を紹介します。リアルな使用感や装備の組み合わせは、きっとあなたの参考になるはずです。
北海道ツーリング3000kmを走破した装備例
50代のベテランライダーAさんは、2024年夏に北海道一周約3,000kmをハンターカブで走破。
装備は以下のような構成でした:
- GIVI E43 トップケース(容量43L)+サイドバッグ(計20L)
- ナックルガード&ウインドスクリーン:寒暖差がある地域でも快適に
- ゲルザブD:1日8時間走行でもお尻が痛くならなかったとの声
- USB電源+クアッドロックスマホホルダーでナビも万全
- SP武川製オイルクーラーを追加し、夏場のエンジン熱対策も実施
「軽い車体と十分な積載量、そしてどこでも走れる走破性が魅力」と語っており、ハンターカブのポテンシャルをフルに活かした事例といえます。
ハンターカブでキャンプツーリングした人のリアルな声
30代のソロキャンプ愛好家Bさんは、関東近郊〜山梨・長野のキャンプ場へ月2回ほどツーリング。
装備のポイントは以下の通り:
- リアキャリアにTANAXキャンピングシートバッグ2を積載
- サイドバッグは防水タイプ(モトフィズ)で雨天対応
- 小型テーブル・焚き火台も無理なく収納可能
- センターキャリアには折りたたみチェアを固定
「狭い山道やキャンプ場の悪路でも安心して走れる」と話し、バイクのサイズ感と積載自由度がちょうど良かったとのこと。
SNSで話題のハンターカブ旅カスタムをチェック
InstagramやYouTubeでも、“旅カブ”仕様のハンターカブを紹介する投稿が増加中です。
注目されている装備は以下のようなもの:
- ハードケース+サイドパニアのフル積載スタイル
- 自作ステーでタンク上にも積載スペースを追加
- オフロードブーツ・タープ・LEDランタンまで完全装備
- 「#ハンターカブ旅」「#ハンターカブキャンプ」で検索すると、多数のカスタム事例が見られます
写真や動画で具体的な積載方法や工夫がわかるため、自分のスタイル作りのヒントにも最適です。
初心者向け!ツーリング仕様の注意点と選び方
ハンターカブをツーリング仕様にするにあたって、「とりあえず色々つけてみよう!」と思ってしまいがちですが、実は装備の選び方や積み方に注意しないと、走行時の安全性や快適さを損ねてしまうこともあります。
ここでは、これからツーリング仕様にカスタムしようと考えている初心者の方に向けて、注意点と選び方のポイントをわかりやすく解説していきます。
荷物を積みすぎると危険?積載バランスの基本
リアキャリアやサイドバッグにどんどん積めてしまうのがハンターカブの魅力ですが、積載しすぎるとバランスが崩れやすく、立ちゴケやふらつきの原因になることも。
- 重い荷物はできるだけ低く・前方に積む
- 左右の重さを揃える(サイドバッグは特に)
- リアボックスは容量に対して7割程度の積載がベスト
積載制限(最大積載量8kg)も意識しながら、「積める=積む」ではなく、走行中の安定性を最優先にした積載設計を心がけましょう。
重量級装備は避けたい?おすすめ軽量パーツ
初心者にありがちなのが、「頑丈そう」「いっぱい入る」という理由で大型・重量級のパーツを選んでしまうケースです。
実際には、軽量化されたツーリングパーツのほうが以下の点で優れています:
- 取り回しがラクで、狭い道でも安心
- 燃費への影響が少ない
- 走行中のふらつきや揺れが少なくなる
たとえば、ソフトサイドバッグ(ターポリン製)やアルミフレームのリアボックスなどは、軽くて丈夫・防水性もあるのでおすすめです。
通勤兼用にも使えるツーリング装備の選び方
「ツーリングだけでなく、日常の足としても使いたい」という方も多いはず。
そんな方には、着脱可能・多用途なパーツ選びがおすすめです。
たとえば:
- ワンタッチで外せるGIVIのトップケース
- 普段は空にしておいて、週末だけ装備を増やすセンターキャリア
- スマホホルダー&USB電源は通勤でもナビ・音楽で活躍
こういった装備を選んでおくと、平日は通勤・休日は旅バイクといった二刀流の使い方ができて非常に便利です。
必要以上に「フル装備」にこだわるのではなく、自分の使い方に合った装備を少しずつ追加していくことが、快適なツーリング仕様への近道です。
ハンターカブはツーリングに本当に向いている?結論
ここまでハンターカブ(CT125)のツーリング仕様について詳しく見てきましたが、改めて「本当にツーリングに向いているのか?」という疑問に対する結論をお伝えします。
長距離ツーリングで見えたCT125の真価とは
ハンターカブは排気量こそ125ccと控えめですが、「ゆっくり景色を楽しみながら旅をしたい人」にとっては理想的な1台です。
実際に走ってみると以下のようなポイントが高く評価されます:
- 長時間走っても疲れにくいポジションと車体の軽さ
- ダート道や林道にも対応する走破性の高さ
- 50km/L超の高燃費で給油回数が少なく済む
- 荷物がしっかり積めてキャンプツーリングにも強い
「速さ」ではなく、「自由度」や「安心感」に重きを置くなら、ハンターカブは間違いなく旅バイクとしての本質を持った存在といえるでしょう。
ツーリング仕様にすることで広がるバイクライフ
ノーマルの状態でも十分魅力的なハンターカブですが、ツーリング仕様にカスタムすることで、さらに用途が広がり、バイクライフそのものが豊かになります。
たとえば:
- キャンプギアを積んでソロキャンプに挑戦
- 自然豊かな場所へ写真撮影ツーリング
- 道の駅スタンプラリーや御朱印ツーリング
「走る」ことだけでなく、「移動そのものを楽しむ」という旅の本質を味わえるのが、ハンターカブならではの魅力です。
他の125ccバイクとの比較とハンターカブの魅力
スーパーカブ110やクロスカブ110、グロムなどと比べても、ハンターカブは積載性・足回り・アウトドア適性において頭ひとつ抜けています。
モデル名 | 積載力 | 林道対応 | 乗り心地 |
---|---|---|---|
スーパーカブ110 | △ | × | ◎ |
クロスカブ110 | ○ | △ | ○ |
グロム | × | × | ◎ |
ハンターカブCT125 | ◎ | ◎ | ○ |
特にオフロード対応のアップマフラー・高地上高・大径タイヤなどが標準装備されているため、旅バイクを目的に選ぶなら最適解のひとつです。
総合評価:ツーリングを楽しむ人には最高の相棒
結論として、ハンターカブは**下道ツーリングを中心に楽しみたい人にとって“最高の旅バイク”**です。
装備やスタイルを自分好みにカスタムしながら、気ままに旅を楽しめる自由な1台。
「速さより、楽しさを重視したい」
そんなあなたには、ハンターカブがきっとピッタリです。
まとめ:ハンターカブは旅のスタイルを広げる一台
ハンターカブ(CT125)は、**ツーリングに必要な装備や性能を兼ね備えた“走る旅道具”**です。
- 高い積載力と燃費性能
- タフな足回りと快適な操作性
- 豊富なカスタムパーツで自由なスタイルが実現
初心者でも扱いやすく、装備を整えればキャンプ・林道・日帰りツーリングまで幅広く楽しめます。
「自分だけの旅バイクを作りたい」という方にとって、ハンターカブはまさに最適な選択肢です。
まずはリアボックスやUSB電源など、できるところからツーリング仕様にカスタムしてみてはいかがでしょうか?
よくある質問(Q&A)
Q1. ハンターカブで高速道路は走れますか?
A. いいえ、CT125は原付二種(125cc)なので、高速道路や自動車専用道路は走行できません。ツーリングは基本的に一般道がメインになります。
Q2. 純正状態でもツーリングできますか?
A. 短距離なら可能ですが、快適に旅を楽しむには最低限「リアボックス」「USB電源」「シートクッション」の追加をおすすめします。
Q3. キャンプツーリングを考えていますが、装備はどれくらい積めますか?
A. 大型トップケース+サイドバッグ+センターキャリアの組み合わせで、30〜50L以上の荷物が搭載可能です。ソロキャンプ程度であれば問題なく積載できます。
Q4. ツーリング仕様にすると燃費は落ちますか?
A. 装備の重さや風の抵抗によって多少燃費が落ちる可能性はありますが、それでもリッター45km〜50km程度は維持できるケースが多いです。
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