
GSX1300R(ハヤブサ)の締め付けトルクを、整備で頻出する箇所から順にN·m表記で一覧化しました。Gen1(1999–2007)/Gen2(2008–2020)/Gen3(2021–)で大きく変わりにくい代表値を中心に、ホイール/ブレーキ/駆動系/外装/冷却/電装ステーまで掲載。DIYメンテの作業前確認や、トルクレンチの**最終チェック用“早見表”**としてお使いください。※年式・仕様・社外部品で指定が異なる場合はサービスマニュアルを優先してください。
GSX1300R(ハヤブサ)締め付けトルク一覧表
フロント/リアホイール・アクスル(再掲+確認値)
部位 | トルク (N·m) |
---|---|
フロントアクスルナット | 98 |
フロントアクスル ピンチボルト(左右) | 23 |
リアアクスルナット | 98 |
ブレーキ(フロント)
部位 | トルク (N·m) |
---|---|
フロントキャリパー取付 | 39 |
フロントブレーキディスクボルト | 23 |
ブレーキホース バンジョーボルト | 23 |
エアブリーダ | 7.5 |
フロントマスタークランプ | 10 |
ブレーキ(リア)
部位 | トルク (N·m) |
---|---|
リアキャリパー取付 | 26 |
リアブレーキディスクボルト | 35 |
リアマスターシリンダ固定 | 10 |
ブレーキホース バンジョーボルト | 23 |
エアブリーダ | 7.5 |
ステアリング/フロントフォーク
部位 | トルク (N·m) |
---|---|
ステムヘッドナット | 88 |
ステムロックナット | 79 |
トップブリッジ クランプ | 22–23 |
ボトムブリッジ クランプ | 22–23 |
フォークトップキャップ | 22 |
駆動系(スプロケット/チェーン)
部位 | トルク (N·m) |
---|---|
フロントスプロケットナット | 145 |
リアスプロケットナット(各) | 60 |
チェーンアジャスター ロックナット | 23 |
エンジン外装・消耗品(再掲+拡張)
部位 | トルク (N·m) |
---|---|
エンジンオイル ドレンボルト | 23 |
オイルフィルター | 20 |
スパークプラグ | 11 |
クラッチスプリングボルト | 10 |
クラッチカバー固定ボルト | 10 |
ジェネレーター(タイミング)カバー固定 | 10 |
ウォーターポンプ取付ボルト | 10 |
ウォーターポンプ インペラ固定ボルト | 8 |
ウォーターポンプケース スクリュー | 6 |
サーモスタットカバー | 10 |
排気系/ステップ・操作系
部位 | トルク (N·m) |
---|---|
エキゾーストパイプ ナット/ボルト | 23 |
O₂センサー | 35 |
サイドスタンド取付ボルト | 23 |
シフトペダル ピンチボルト | 8 |
ライダーステップブラケット固定 | 23 |
ピリオンステップブラケット固定 | 23 |
ハンドル/コックピット/外装
部位 | トルク (N·m) |
---|---|
フロントブレーキマスター/クラッチマスター クランプ | 10 |
ミラーホルダー固定 | 23 |
フロントフェンダー取付ボルト | 10 |
チェーンガード取付ボルト | 10 |
スプロケットカバー取付ボルト | 10 |
ラジエーターファン取付ボルト | 10 |
エアクリーナーボックス固定(M6類) | 10 |
汎用(参考)ボルトサイズ別トルク(乾燥・一般鋼材相当の目安)
※「車種固有指定がある場合はそちら優先」。メンテ時の参考としてどうぞ。
呼び径(並目) | 参考トルク (N·m) |
---|---|
M5 | 4–6 |
M6 | 8–12 |
M8 | 18–28 |
M10 | 35–55 |
M12 | 60–100 |
おすすめのトルクレンチ
バイク整備で一番やってはいけないのが、感覚だけでボルトを締めてしまうことです。
「まだ回るから大丈夫だろう」と思って力を入れすぎると、ねじ山が潰れてしまったり、逆に緩すぎて走行中に部品が外れてしまう危険性もあります。
今回ご紹介した締め付けトルク一覧を正しく活用するためには、トルクレンチの使用が必須です。
ブレーキや足回りのボルトが緩むと命に関わるリスクにつながります。
「自分で整備するなら必ず1本持っておくべき」と言える工具がトルクレンチです。
実際に私も使っていますが、安心感と仕上がりの確実さがまったく違うので、まだ持っていない方にはぜひ導入をおすすめします。
SK11(エスケー11) デジタルトルクレンチ
3~60N・m に対応。
京都機械工具(KTC) 12.7
30~140N・m に対応
関連記事
おすすめのトルクレンチに関しては下の記事でも詳しく紹介しています↓
>>バイク用 おすすめのトルクレンチを徹底比較|選び方も解説
参考記事
価格帯が安いトルクレンチを探しているなら「GOYOJO」というメーカの製品が5000円前後で購入できてコスパがいいです↓
>>GOYOJOトルクレンチ徹底ガイド|どこの国のメーカー?会社情報・評判・説明書・使い方まで網羅
まとめ
本記事のトルク表は、整備で迷いがちな代表箇所を一画面で確認できるように最適化しています。
- 作業は清掃→座面確認→規定トルク→増し締め順の厳守が基本。
- **年式差分や大トルク系(エンジンマウント/サスリンク/クラッチハブナット等)**は、必要に応じて追加の公式値で最終確認を。
- トルクレンチは信頼できる校正品を使用し、ねじ種別(ボルト径・素材・ねじ山・潤滑有無)を把握してから作業しましょう。
この記事をブックマークして、**再整備や消耗品交換時の“定点チェック”**に役立ててください。
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