
ヤマハ・セロー250はオフロードから街乗りまで幅広く愛される万能バイクですが、整備やカスタム時に重要となるのが「正しい締め付けトルク」です。トルクを守らずに作業すると、走行中の部品脱落や破損につながり、安全性や信頼性を大きく損ねる恐れがあります。
本記事では、ホイール・サスペンション・ブレーキ・エンジン・外装・電装・補機まで網羅したセロー250の締め付けトルク一覧表をまとめました。DIYメンテナンスを行うライダーから整備士まで、参考にできる実用的なデータベースです。
セロー250 締め付けトルク完全一覧表
部位 | 規格/ねじ径 | 締付トルク (N·m) |
---|---|---|
ホイール・駆動系 | ||
フロントアクスルシャフト | M20 | 65 |
フロントアクスルピンチボルト | M8 | 23 |
フロントホイールナット | M12 | 90 |
フロントブレーキディスクボルト | M8 | 23 |
リアアクスルナット | M20 | 90 |
リアスプロケットナット | M10 | 80 |
ドライブスプロケットナット(フロント) | M20 | 65 |
チェーンアジャスターロックナット | M8 | 23 |
チェーンスライダー固定ボルト | M6 | 10 |
チェーンガイド固定ボルト | M8 | 23 |
ブレーキ系 | ||
フロントブレーキキャリパーボルト | M10 | 40 |
リアブレーキキャリパーボルト | M10 | 40 |
フロントマスターシリンダークランプ | M6 | 10 |
リアマスターシリンダーボルト | M8 | 23 |
ブレーキディスクボルト(リア) | M8 | 23 |
ブリードスクリュー | M8 | 7 |
リアブレーキスイッチロックナット | M6 | 8 |
サスペンション・ステアリング | ||
フロントフォークキャップ | M30 | 25 |
アッパーブラケットピンチボルト | M8 | 23 |
ロワーブラケットピンチボルト | M8 | 23 |
ステアリングステムナット | M22 | 95 |
ステム下リングナット | M30 | 55 |
リアショックアッパーボルト | M10 | 45 |
リアショックロアボルト | M10 | 45 |
スイングアームピボットシャフト/ナット | M16 | 85 |
リンクプレートボルト | M10 | 45 |
ドッグボーンリンクボルト | M12 | 55 |
エンジン・オイル系 | ||
オイルドレンボルト | M14 | 43 |
オイルフィルター(カートリッジ) | — | 17 |
オイルストレーナーカバー固定ボルト | M6 | 12 |
スパークプラグ | M10 | 13 |
シリンダーヘッドカバーボルト | M6 | 10 |
カムキャップボルト | M6 | 10 |
クラッチカバー固定ボルト | M6 | 12 |
クラッチスプリングボルト | M6 | 10 |
クラッチプレッシャープレートボルト | M6 | 12 |
クラッチセンターナット | M20 | 125 |
クラッチアウターナット | M22 | 130 |
ジェネレーターカバー固定ボルト | M6 | 12 |
ジェネレーター(ローター)ボルト | M12 | 75 |
タペット調整カバー | M6 | 10 |
タペットアジャストロックナット | M6 | 10 |
吸気・燃料系 | ||
フューエルタンク前側ボルト | M8 | 20 |
フューエルタンク後側ボルト | M8 | 20 |
フューエルキャップボルト | M5 | 4〜5 |
エアクリーナーカバー固定ボルト | M6 | 10 |
エアフィルターホルダー固定ボルト | M6 | 8 |
スロットルボディ取付ボルト | M6 | 10 |
インテークマニホールドボルト | M6 | 10 |
吸気パイプバンドスクリュー | — | 5 |
排気系 | ||
エキゾーストフランジナット | M8 | 20 |
エキゾーストパイプバンドボルト | M6 | 10 |
サイレンサー固定ボルト | M8 | 23 |
サイレンサーブラケットボルト | M8 | 23 |
マフラーヒートガードボルト | M6 | 8 |
フレーム・ステップ・スタンド | ||
エンジンハンガーボルト | M12 | 65 |
フレームクロスメンバーボルト | M10 | 40 |
フットレストブラケットボルト | M10 | 40 |
ステップバー固定ボルト | M8 | 23 |
ブレーキペダルピボットボルト | M8 | 23 |
シフトペダルピンチボルト | M6 | 8 |
シフトリンケージナット | M6 | 10 |
シフトシャフトナット | M8 | 15 |
サイドスタンド取付ボルト | M10 | 45 |
サイドスタンドスプリングピン | M8 | 23 |
メインスタンドピボットボルト | M10 | 50 |
メインスタンドストッパーボルト | M8 | 25 |
外装・カウル・保安部品 | ||
フロントフェンダーボルト | M6 | 8 |
リアフェンダーボルト | M6 | 8 |
サイドカバー固定ボルト | M5 | 5 |
アンダーガード固定ボルト | M6 | 8 |
スクリーン固定ボルト | M5 | 5 |
メーターユニット固定ボルト | M6 | 8 |
メーターステー固定ボルト | M6 | 10 |
ヘッドライトユニット固定ボルト | M6 | 8 |
ヘッドライトリムスクリュー | M4 | 2 |
ウインカーボルト | M6 | 8 |
ウインカーレンズスクリュー | M4 | 2 |
テールランプユニットボルト | M6 | 8 |
テールランプレンズスクリュー | M4 | 2 |
ナンバー灯ボルト | M5 | 5 |
ナンバー灯レンズスクリュー | M4 | 2 |
リフレクター固定ボルト | M5 | 5 |
シート固定ボルト | M6 | 10 |
シートロックボルト | M6 | 10 |
グラブバー固定ボルト | M8 | 23 |
ハンドル・コックピット | ||
ハンドルホルダーボルト | M8 | 22 |
ハンドルバーエンドボルト | M8 | 23 |
レバークランプボルト(ブレーキ/クラッチ) | M6 | 10 |
スイッチボックス固定ボルト | M5 | 5 |
スイッチハウジングスクリュー | M4 | 2 |
ミラー取付ボルト | M10 | 23 |
ハンドガード固定ボルト | M6 | 8 |
ナビ/スマホホルダー取付ボルト | M6 | 10 |
電装・補機 | ||
バッテリーターミナルボルト | M6 | 5 |
バッテリーバンド固定ボルト | M6 | 8 |
スターターモーターボルト | M6 | 12 |
セルリレー取付ボルト | M6 | 10 |
イグニッションコイル固定ボルト | M6 | 10 |
ECU固定ボルト | M6 | 10 |
CDI固定ボルト | M6 | 10 |
レギュレーター固定ボルト | M6 | 10 |
フューズボックス固定ボルト | M6 | 8 |
各種リレー固定スクリュー | M5 | 5 |
アースケーブル固定ボルト | M6 | 8 |
ホーン固定ボルト | M6 | 10 |
O2センサー | — | 40 |
ABSセンサーボルト(後期型) | M6 | 8 |
おすすめのトルクレンチ
バイク整備で一番やってはいけないのが、感覚だけでボルトを締めてしまうことです。
「まだ回るから大丈夫だろう」と思って力を入れすぎると、ねじ山が潰れてしまったり、逆に緩すぎて走行中に部品が外れてしまう危険性もあります。
今回ご紹介した締め付けトルク一覧を正しく活用するためには、トルクレンチの使用が必須です。
ブレーキや足回りのボルトが緩むと命に関わるリスクにつながります。
「自分で整備するなら必ず1本持っておくべき」と言える工具がトルクレンチです。
実際に私も使っていますが、安心感と仕上がりの確実さがまったく違うので、まだ持っていない方にはぜひ導入をおすすめします。
SK11(エスケー11) デジタルトルクレンチ
3~60N・m に対応。
京都機械工具(KTC) 12.7
30~140N・m に対応
関連記事
おすすめのトルクレンチに関しては下の記事でも詳しく紹介しています↓
>>バイク用 おすすめのトルクレンチを徹底比較|選び方も解説
まとめ
セロー250の締め付けトルクを、主要部から小物部品、さらにはオプションパーツまで幅広く紹介しました。
正しいトルク管理は、バイクの安全性・快適性・耐久性を守るうえで欠かせません。
- 足回りやブレーキ系 → 命に関わるため規定値を必ず遵守
- エンジン・オイル系 → 漏れや焼き付き防止に直結
- 外装や小物類 → 締めすぎによる破損防止にも有効
ツーリング前の点検や消耗部品交換時に、この一覧を活用して正しいトルクで締め付けてください。もし作業に不安がある場合は、無理をせずプロの整備士に依頼するのが安心です。
👉 本記事をブックマークしておけば、整備やカスタム時の「必携リファレンス」として役立ちます。
関連記事
- テネレ700 締め付けトルク完全一覧|整備・メンテナンスに必携のトルク表
- トレーサー9GT 締め付けトルク完全一覧|整備・メンテナンス必須データまとめ
- ヤマハXSR155締め付けトルク一覧表【完全版】整備・メンテナンス必携データ
- ヤマハYZF-R3 締め付けトルク一覧表|部位別に徹底まとめ【保存版】
- ヤマハYZF-R6 締め付けトルク一覧表|部位別・年式別まとめ【保存版】
- ヤマハYZF-R1 締め付けトルク一覧表|年式別に徹底まとめ【保存版】
- ヤマハMT-25締め付けトルク一覧表|整備・メンテナンスに役立つ完全データまとめ
- ヤマハMT-03締め付けトルク一覧表|整備・メンテナンスに役立つ完全データ集
- ヤマハMT-07 締付トルク完全一覧|2014〜2020・2021年以降モデル対応
- ヤマハMT-09締め付けトルク一覧表|整備・メンテナンスに役立つ完全データまとめ
- CBR954RRの締め付けトルク一覧表|整備に役立つ完全版まとめ
- 【保存版】ホンダNS-1 締め付けトルク一覧|整備・レストアに役立つ完全データ
- 【保存版】ホンダCBX400F 締め付けトルク一覧|整備・レストアに必須の完全データ
- NSR50の締め付けトルク一覧まとめ|エンジン・足回り・ブレーキ完全網羅
- HONDAトゥデイ(TODAY)締め付けトルク一覧表【完全版】エンジン・駆動系・足回り・外装まで網羅
今のバイクを乗り換えたいなら高く売るのが先決!
新しいバイクをお得に手に入れるためには、まず今乗っているバイクをできるだけ高く売ることが重要です。買取額が数万円変わるだけで、次のバイク購入費用や装備のグレードアップに回せる金額が大きく変わります。
特におすすめなのが、**「KATIX(カチエックス)」と「バイクランド」**の2社です。
KATIX(カチエックス)

KATIXは、オークション形式で全国のバイク販売店が同時入札する仕組みを採用しています。
1台のバイクに複数の業者が競り合うため、相場以上の高額査定が狙いやすいのが最大の魅力です。
- 複数業者の競争で買取額が上がる
- 最短即日現金化も可能
- 査定・出張費は完全無料
- 売却キャンセル料なし
高く売りたい人はもちろん、「まず相場を知りたい」という場合にもおすすめです。
▶ KATIX(カチエックス)公式サイト
バイクランド

バイクランドは、全国展開する大手バイク買取業者で、年間数万台以上の買取実績を誇ります。安定した査定ノウハウと独自の販売ルートがあり、排気量やジャンルを問わず安定して高額査定を提示してくれるのが強みです。
- 全国対応で出張査定無料
- 大型・旧車・カスタム車でも高値がつきやすい
- 成約後のスピード入金
- 経験豊富な査定士が対応
特に、大型バイクや希少モデルを手放す方には安心感があります。
▶ バイクランド公式サイト
まずはこの2社で査定を受けて比較することで、より高い買取額での乗り換えが実現します。
一括査定のように大量の営業電話に悩まされることもないため、安心して利用できます。