Honda CB223Sを整備するときに必ず気になるのが、各部の正しい締め付けトルクです。オイル交換のドレンボルトやホイールアクスル、マフラーの取り付けボルト、スプロケットのナットなど、トルク管理は車体の安全性やエンジン寿命に直結します。
しかし、純正サービスマニュアルが手元にない場合、正確な数値を確認するのは意外と大変です。ネット上でも情報が断片的に散らばっており、「どの部位を何N·mで締めればいいのか」迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、CB223Sの主要な締め付けトルク値を部位ごとに一覧表に整理しました。整備初心者からベテランまで、オイル交換やスプロケット交換といった日常メンテナンスにすぐ役立つ内容になっています。
この記事をブックマークしておけば、作業中に迷ったときの“トルク早見表”として活用できるはずです。
CB223S 締め付けトルク一覧表【保存版】
⚠️ 注意事項
- 以下はネット上の整備ブログ・Webike整備記録・知恵袋投稿などをもとにした参考値です。
- 年式や個体差で差異が出る可能性があります。
- 実作業では必ずサービスマニュアルを参照し、トルクレンチを使用してください。
おすすめのトルクレンチ
バイク整備で一番やってはいけないのが、感覚だけでボルトを締めてしまうことです。
「まだ回るから大丈夫だろう」と思って力を入れすぎると、ねじ山が潰れてしまったり、逆に緩すぎて走行中に部品が外れてしまう危険性もあります。
今回ご紹介した締め付けトルク一覧を正しく活用するためには、トルクレンチの使用が必須です。
ブレーキや足回りのボルトが緩むと命に関わるリスクにつながります。
「自分で整備するなら必ず1本持っておくべき」と言える工具がトルクレンチです。
実際に私も使っていますが、安心感と仕上がりの確実さがまったく違うので、まだ持っていない方にはぜひ導入をおすすめします。
SK11(エスケー11) デジタルトルクレンチ
3~60N・m に対応。
京都機械工具(KTC) 12.7
30~140N・m に対応
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おすすめのトルクレンチに関しては下の記事でも詳しく紹介しています↓
>>バイク用 おすすめのトルクレンチを徹底比較｜選び方も解説
参考記事
価格帯が安いトルクレンチを探しているなら「GOYOJO」というメーカの製品が5000円前後で購入できてコスパがいいです↓
>>GOYOJOトルクレンチ徹底ガイド｜どこの国のメーカー？会社情報・評判・説明書・使い方まで網羅
ホイール・アクスル関連
| 部位 | トルク値 | 備考 |
|---|---|---|
| フロントアクスルシャフト | 62 N·m | サービスマニュアル記載値（知恵袋報告） |
オイル関連
| 部位 | トルク値 | 備考 |
|---|---|---|
| オイルドレンボルト | 15 N·m | Webike整備記録より。締めすぎ注意。 |
排気系（マフラー）
| 部位 | トルク値 | 備考 |
|---|---|---|
| マフラージョイントナット | 12 N·m | 整備ブログ記録 |
| M8 ボルト（マフラーステー） | 22 N·m | 同上 |
| M10 ボルト（マフラーステー） | 34 N·m | 同上 |
| バッフル取り付け M5 ボルト | 5 N·m | 同上 |
ドライブ系（スプロケット・アクスル）
| 部位 | トルク値 | 備考 |
|---|---|---|
| フロントスプロケット 6mm ボルト | 10 N·m | サービスマニュアル標準値参照 |
| リアアクスルナット | 93 N·m | 整備ブログ記録 |
| ロックナット | 21 N·m | 同上 |
| チェンジペダル取付ナット | 16 N·m | 同上 |
エンジン仕様（参考）
| 項目 | 値 | 備考 |
|---|---|---|
| 最大トルク | 18 N·m（1.8 kgf·m）@ 5,500 rpm | 公式スペック |
まとめ
- 日常整備で特に必要になるトルク値は「オイルドレン（15N·m）」「フロントアクスル（62N·m）」「マフラー系ボルト（5〜34N·m）」あたり。
- 駆動系では「フロントスプロケット（10N·m）」「リアアクスル（93N·m）」が重要。
- サービスマニュアルが手元にない方でも、この表を参考にすれば基本整備のトルク管理が可能。
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