
PCX160(KF47)で「もう少し伸びがほしい」「100km/h巡航を楽にしたい」と感じ、SNSで“リミッターカット”の情報を見かけた方へ。結論から言うと、公道でのリミッターカットはNG。**道路運送車両法・保安基準(令和2年規制=Euro5相当)**に抵触する可能性が高く、保証・保険・リセールの面でもデメリットが大きいのが現実です。とはいえ、がっかりする必要はありません。合法のまま体感がグッと変わる改善策はしっかりあります。
本記事では、速度/回転リミッターとCVT(eSP+)の仕組みをやさしく整理し、“簡単解除ツール”の落とし穴やディーラー入庫時の検出リスクまで具体的に解説。そのうえで、Vベルト新品化+スライドピース交換、WR(±1〜2g)の最適化、ロングスクリーン導入、プラグ・エアフィルター・空気圧管理といった、誰でも再現しやすい合法アプローチを優先度順に紹介します。
対象は2021–2025年のPCX160(KF47)。違法行為の手順や品番・数値の掲載は行いません(不正改造の助長を避けるため)。「速さ」よりも「速く感じる・楽に走れる」を安全に実現するための、最短ルートをお届けします。まずは基準に戻す→小さく試す→記録するの順で、今日から“ラク速”なPCX160へ。
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結論|PCX160(KF47)のリミッターカットは公道NG。まずは合法な体感アップを優先
PCX160(KF47)の「速度/回転リミッター」を解除して公道を走るのは道路運送車両法・保安基準に抵触する可能性が高く、基本的にNGです。ECU改変や限界突破は、車検のない軽二輪でも不正改造の対象になり得ますし、事故時・点検時の不利益も大きいのが実情。
その一方で、合法の範囲で“体感が大きく変わる”手当てはたくさんあります。まずは駆動系のリフレッシュ(Vベルト・スライドピース・WRの最適化)、防風装備(ロングスクリーン)、**消耗品管理(点火プラグ・エアフィルター・タイヤ空気圧)**などから着手すると、0–60km/hの伸びや100km/h巡航時の余裕が改善し、日常域で確実に速さを感じやすくなります。
本記事では、リミッターカットを“しない”前提で、合法×再現性の高い代替策を具体的に解説していきます。
先に3行要約|速度/回転リミットの仕組み/道路運送車両法・保安基準/代替策=駆動系リフレッシュ
- 仕組み:PCX160の“頭打ち感”は速度リミッター+回転リミッター+CVT変速比の複合作用。
- 法規:公道でのリミッター解除は不正改造の可能性。走行試験もクローズドコースのみが安全・適法。
- 代替策:Vベルト・スライドピース・WRの刷新とロングスクリーン等で合法に体感アップ。
本記事の対象と方針|2021–2025年KF47・eSP+ 156cc対象/具体手順・品番の掲載なし(違法助長回避)
- 対象:PCX160(型式KF47/eSP+ 156cc/2021–2025年)。HSTC・ABS搭載世代を前提に解説。
- 方針:違法改造や解除手順・品番・数値は掲載しません。公道適法・保安基準内での快適化のみ。
- 読み方:まず仕組み・法規・リスクを押さえ、つづいて**“速く感じる”合法アプローチ**を順に紹介します。
仕組み|速度リミッター×回転リミッター×CVT変速比の関係(HSTC・ABSの関与範囲も整理)
PCX160(KF47)の“頭打ち感”は①速度リミッター(車速上限)②回転リミッター(エンジン回転上限)③CVTの最終変速比の3つが重なって起きます。
CVTはプーリー径とVベルト位置で無段変速しますが、最終的に到達できる“ハイ側の比”には物理限界があり、そこに空気抵抗(風向・体格・積載)まで加わると、ECUの上限制御=スロットル開度制御・点火/燃料制御と相まって“伸びない”感覚になります。
なおHSTC(トラコン)とABSは安全制御で、最高速の上限設定には関与しません(※スリップや急制動時に一時的にトルク/制動を介入させるだけ)。結果として、リミッター解除の可否にHSTC/ABSは無関係と押さえておけばOKです。
メーター表示とGPS実測の誤差/速度検知が働く条件
- メーター値は“安全側に高め”に出るのが一般的です。タイヤ外径(磨耗・銘柄差)や空気圧、前後荷重で表示誤差は数%単位で動きます。
- GPSは条件次第で揺れる:衛星捕捉数や直線性、勾配、風向、ロガーの更新頻度(1Hz/10Hz等)で実測値にもバラつきが出ます。比較時は同一区間の往復平均・無風~ごく微風で見ると差が詰まります。
- 速度検知の基本:KF47世代は車輪速センサーの情報を軸にECUが車速を把握し、一定条件(一定時間以上の上限接近、回転数との整合など)で上限制御が作動。これが**長い直線での“伸び切ってからのじわじわ鈍る感じ”**につながります。
- タイヤサイズ変更の注意:外径が大きくなると実速度>表示速度となりやすく、法規逸脱や制御の想定外を招く恐れがあります(公道は純正相当サイズ厳守が安全・合法の近道)。
ECU制御の概要と“頭打ち感”が出る理由
- スロットル・点火・燃料の協調制御:KF47(eSP+)は電子制御スロットルを介し、上限域では開度を緩くしつつ、点火時期や燃料噴射でトルクを丸くして機械的なカット感を出しにくくしています。体感としては**“ふわっと伸びが鈍る”=頭打ち**。
- CVTの最終比×回転上限:CVTがハイ側の目一杯に到達すると、それ以上は回転上昇=速度上昇の単純関係になりますが、回転リミッターがあるため一定以上は伸びません。
- 空力・姿勢・防風の影響:スクーターは乗車姿勢の変化(前傾/直立)やスクリーンの有無で抗力が体感レベルで変化します。向かい風・微登りは目に見えなくても抵抗が増え、同じ道路でも日によって頭打ちの出方が違う要因になります。
- HSTC/ABSの関与範囲:HSTCは後輪スリップ時のみ一時的に点火/スロットルで介入、ABSは急制動時のみ制動圧を制御。いずれも定常巡航の最高速域では作動しないのが原則です。
法律・規制|軽二輪(126–250cc)に適用される保安基準・騒音/排ガス(令和2年規制=Euro5相当)
PCX160(KF47)は軽二輪(126–250cc)に区分され、公道を走るためには道路運送車両法に基づく保安基準を満たす必要があります。軽二輪は車検がないため見落とされがちですが、車検の有無に関係なく“常に適法状態”で走行する義務があります。
とくに騒音・排出ガスは令和2年規制(実質Euro5相当)で強化され、ECU改変や吸排気系の変更によって基準値を逸脱する状態は不正改造に該当し得ます。結果として、リミッターカット(速度・回転)やそれに類する制御改変は、公道ではNGと考えておくのが安全です。
まとめ:“車検がない=自由”ではありません。常時、灯火・ブレーキ・騒音・排ガス・速度計の機能などが基準内であることが前提です。
道路運送車両法/不正改造のリスク(整備命令・使用停止の可能性)
- 不正改造の対象:ECU書き換え等で速度・回転の上限制御を無効化/騒音・排ガス増大/速度計の表示が著しく不適切になるような変更は、公道ではアウトになり得ます。
- 行政処分の例:路上での取り締まり・点検で不適合が疑われる場合は「整備命令」が発出され、改善されるまで使用停止を求められることがあります。悪質なケースでは罰則の可能性も。
- 点検・入庫での発覚:ディーラー/整備工場の診断機やログ参照で改変痕が検出されることがあります。保証対象外、入庫・修理の拒否、将来のリセール低下など、法的以外の実害も無視できません。
- “合法っぽい”対策の落とし穴:速度信号の改変や外径変更(タイヤサイズ)で実速度と表示の乖離を広げる行為も、基準不適合の誘因になります。
公道での速度試験は不可|最高速検証はサーキット・テストコース限定
- 公道での最高速トライはNG:速度超過はもちろん、安全義務違反や道路占有に類する危険行為になり得ます。
- 検証はクローズドコースで:サーキット・テストコースで、GPSロガーや往復平均などの正しい手順で検証するのが原則です(手順の詳細は関連記事へ誘導)。
- “条件差”の現実:気温・気圧・風向・勾配・路面、さらに装備/積載/姿勢で結果は大きく変わります。だからこそ公道データは比較に不適で、安全面でもやらない一択です。
保障・保険・リセールへの影響|メーカー保証・任意保険・下取りの現実
リミッターカットやECU改変は、公道ではNGであるだけでなく、保証・保険・リセールの各面で不利益のリスクが高いです。ここでは「やってしまった場合に何が起き得るか」を整理します。
入庫・点検での診断(OBD/メーカー診断機)と改変検出の可能性
- 診断で痕跡が残ることがある:近年の車両はOBDポート経由の診断で、ECUの書き換え履歴/エラーコード/学習値の異常などから不自然な挙動が把握される場合があります。
- 保証対象外になり得る:メーカー保証期間中に制御系へ改変が認められると、関連不具合の無償修理対象外と判断される可能性が高いです。ECU・スロットルボディ・吸排気・電装まで保証範囲が狭まることも。
- 入庫拒否・有償整備限定:ディーラーや指定/認証工場は法令順守が最優先。不正改造が疑われる場合、入庫自体を断られる、または**“純正復元が前提の有償整備のみ”**になるケースが現実的です。
- “一時的に戻す”の落とし穴:入庫前だけ純正戻しにしても、ログや学習値の整合が取れないことがあり、痕跡ゼロは困難です。
事故時の過失認定・支払い範囲に及ぶ影響
- 任意保険の調査対象になり得る:重大事故では車両調査が行われます。改造と事故の因果関係(制御改変による速度超過・制動距離の悪化・挙動の不安定化など)が疑われると、保険金の支払いが制限される可能性があります。
- “適法性”と“安全義務違反”:不正改造状態で公道走行していた場合、安全運転義務違反の評価が厳しくなることがあり、賠償割合や特約の適用に影響し得ます。
- 相手方・第三者への説明責任が重くなる:裁判・示談の場では、適法な状態であったかがしばしば問われます。違法改造は立場を不利にしがちです。
- 結論:“合法・健全な整備”が最大の防御。改変は短期的な体感メリット<長期的なリスクになりやすいです。
リセール(下取り・売却)への影響
- 査定減の典型要因:ECU改変・ハーネス加工・社外ECU交換は、純正復元コストと不具合リスクを理由に査定マイナスになりやすい項目です。
- 販売チャネルが限定:ディーラーや大手買取は状態保証が必要なため、現状販売が前提の小規模店・個人売買に流れやすく、実勢価格が伸びにくい傾向。
- 買い手の心理的ハードル:見えない電装改変は**“何をどこまでやったか不明”**になり、購入後トラブルを警戒されます。結果、**等距離比較で“完全ノーマル>改変歴あり”**になりがちです。
- 結論:ノーマル維持が最強の資産価値。もしカスタムするなら**完全リバーシブル(戻せる)**を基本にしましょう。
まとめ:保証・保険・リセールの3点セットで損をしないためにも、リミッターカットに手を出さないのが得策。PCX160は合法メンテで体感がしっかり伸びる車種です。
SNS/動画の“簡単解除”情報の落とし穴|適合不明ツール・海外ECU・書き換え痕・故障リスク
SNSや動画では「PCX160 リミッターカットが○分で完了」「ポン付けで最高速アップ」などの情報が目に入ります。しかし、**適合不明ツールや海外ECU、安価な書き換えサービスには“見えにくいリスク”**が潜みます。短期的に体感が変わっても、中長期の不具合・保証喪失・再販価値の低下が“オチ”になりやすい点に注意してください。
ありがちなリスク例
- 適合未確認の“汎用解除ツール”
年式(2021–2025)やKF47固有の制御に未対応のまま販売されている例があります。CAN通信・診断プロトコル差を吸収できず、**書き込み途中でフリーズ=ECUブリック(起動不能)**の事例が典型。 - 海外ECU(社外ECU/流用ECU)の“仕様不一致”
イモビライザー・キー登録・HSTC/ABSの連携など、車体側ユニットと整合しないと始動不可やエラーランプ常時点灯が起きます。車体側配線の切り継ぎまで求められるケースもあり、復元困難=査定ダウンにつながります。 - 書き換え痕の“ログ残り”問題
近年の純正ECUはフラッシュ回数・学習値の整合などで“改変の痕跡”が読み取られることがあります。一時的に純正戻ししても痕跡ゼロは困難で、保証対象外・入庫拒否のリスクが消えません。 - “スピード信号いじり”系の副作用
速度計の誤表示・ABS/HSTCの制御不良など、安全装置に影響する可能性があります。公道適法性も損ないやすく、整備命令→使用停止の導火線になりがちです。 - “成功報告のみ”の情報バイアス
SNS/動画は成功体験が拡散されやすく、失敗・故障・保証打ち切りの情報は埋もれがち。季節・標高・風向・路面などの条件差も無視され、“誰でも再現できる”とは限らないのが現実です。 - 安価なBluetoothドングル+怪しいアプリ
通信切断・スマホスリープで書き込み停止→ECU破損のリスク。開発元・更新履歴・サポート体制が不明瞭なアプリは避けるべきです。
まとめ(このセクション)
- PCX160(KF47)のリミッターカット情報は“再現性の低さ”と“法的・技術的リスク”がセット。
- **短期の体感メリット<長期の損失(保証・保険・リセール・安全)**になりやすいと心得ましょう。
- やらないのが最善。つぎのセクションで合法に“速く感じる”具体策を整理します。
代替案|解除せずに“速く感じる”合法アプローチ
リミッターカットをしなくても、日常域の加速・登坂・100km/h巡航の余裕はしっかり伸ばせます。優先順位は駆動系リフレッシュ → セッティング微調整 → 防風 → 消耗品の最適化の順がおすすめです。すべて公道適法・再現性重視でまとめました。
Vベルト新品化+スライドピース交換(目安2万km〜)で“頭打ち”をリフレッシュ
- ねらい:経年摩耗でベルト幅が痩せる/表面がテカる→CVTのハイ側到達が遅くなる・変速が鈍る→加速〜伸びが全域で劣化。
- 効果:新品化で変速レスポンス回復、0–60km/hの出足と100km/hまでの伸びが体感で戻ります。
- 一緒に替える:スライドピース(フェイスの摺動を正しくガイド)も同時交換が基本。
- 目安:走行2万km前後または発進時のざらつき/回転だけ上がる症状が出たら検討。
- 注意:部品は純正または相当品を選択。組付け方向・グリス指定は整備書に準拠。過去にWRや社外パーツを入れていれば純正基準に戻してから評価すると良いです。
WR(ウェイトローラー)最適化=純正基準±1〜2gで0–60km/hの伸び改善
- ねらい:WRの質量は**“エンジンが何回転で変速したいか”**を決めます。
- 軽め(−1〜2g):回転が乗りやすく発進〜中速が元気に。登坂の失速感も改善。
- 重め(+1〜2g):回転を抑えつつ静かに伸びるが、発進のキレはマイルドに。
- やり方:まず純正基準を新品で確認→±1g刻みで評価。いきなり大幅変更は禁物。
- 体感ポイント:0–60km/hの到達時間、60–100km/hの繋がり、**登坂(向かい風)**での粘りを記録して比較。
- 注意:軽くし過ぎ=高回転化→燃費悪化+ベルト負担↑。重くし過ぎ=出足鈍い。純正クラッチ/トルクカム前提での微調整が安全です。
ロングスクリーンで100km/h巡航の余裕UP(防風=実用加速に効く)
- ねらい:スクータースタイルは空気抵抗の影響が大きい。胸〜肩の風圧を軽減できると、**同じ出力でも“速度維持が楽”**になります。
- 効果:100km/h近辺の巡航でスロットル開度が下がる→余力=加速の“残り”が増える。向かい風の日に差が出ます。
- 選び方:**JMCAマフラー同様に“保安基準内の装備”**として、視界・反射・高さが常識的な範囲のものを。
- 注意:極端に大きいとハンドリング影響や乱流音が増えることも。**身長・通勤経路(トンネル/橋)**で選定しましょう。
点火プラグ・エアフィルター(1万km目安)/タイヤ銘柄・空気圧/荷重管理
- 点火プラグ:火花劣化=燃焼効率低下→発進トルク感・中速の伸びが鈍る。1万km目安で点検・交換。
- エアフィルター:吸気抵抗↑=高回転の伸びが鈍る。**ダスト環境(雨・通勤渋滞)**では早めに。湿式・乾式の指定は取説に従う。
- タイヤ銘柄:プロファイル(断面形状)やコンパウンドで倒し込みの軽さ/直進安定が変わり、巡航の安心感=開け続けられる余裕に直結。
- 空気圧:取扱説明書の指定圧を基準に、前後ともこまめに点検。わずかな低下でも直進時の転がり抵抗↑→**実用加速↓**に。
- 荷重管理:トップケース・積載の位置でリア荷重過多→発進もっさり。重い物は足元側に低く、常時積まない物は降ろすだけでも体感が変わります。
- 駆動系清掃:プーリー溝・ダストの堆積は変速の引っかかりに。定期清掃+部品の摩耗点検で本来性能をキープ。
まとめ(このセクション):ベルト&WRの“基準回帰+微調整”ד風の処理”ד消耗品の鮮度”。これがPCX160を合法のまま速く感じさせる王道です。
よくある質問(FAQ)
「解除すると何km/h出る?」→数値は掲載しません/公道NG(詳細は最高速記事へ)
公道での解除・最高速計測はNGです。スピードの具体数値は違法助長を避けるため掲載しません。最高速の考え方やGPS計測の正しい手順・条件差(風向・勾配・気温)は、クローズドコース前提の「PCX160の最高速の測り方」記事で解説しています。
ポイント:メーター表示とGPS実測には数%の乖離があり、往復平均・無風条件で比較しないと誤差が大きくなります。
「PCX125(JK05)やe:HEVとの違い?」→出力・ギヤ比・車重の差を別記事で解説
PCX125(JK05)は排気量・出力が控えめで、ギヤ比(CVTの味付け)と車重の違いもあり、0–60km/hの立ち上がりや登坂耐性でPCX160と差が出ます。e:HEVはモーターアシストにより**“出足の太さ”やストップ&ゴーの繋がりが変化。
結論:それぞれ用途最適化が大切。通勤中心なら燃費重視の125**、広域移動やバイパス主体なら余力に優れる160、市街地での瞬発を重視するならe:HEVが向きます(詳細は比較記事へ)。
「ディーラーにバレる?」→診断で検出の可能性/入庫拒否の事例も
OBD診断や学習値・エラーログから改変痕が分かることがあります。ディーラー/整備工場は法令順守が最優先のため、保証対象外・入庫拒否・純正復元が前提といった対応になる可能性が現実的です。
結論:“バレない”前提は危険。保証・保険・リセールまで含めて損失リスクが高いため、解除はしない一択が無難です。
迷ったら:ベルト・WRの基準回帰+微調整/防風強化/消耗品の鮮度管理が、合法で再現性の高い体感アップへの近道です。
チェックリスト|合法・安全のための自己点検10項目(灯火・音量・排ガス・タイヤ・ブレーキ ほか)
PCX160(KF47)を“適法で速く感じる”ための土台は、基準どおりに健康な状態を保つこと。 下の10項目を月1回(+ロング前)サクッと点検しておくと、頭打ち感の軽減・巡航の余裕・燃費まで効いてきます。
- ① 灯火類:ヘッドライト(ロービームの配光・光量)、ウインカー(点滅速度)、テール/ストップランプ、ナンバー灯。LED化している場合は保安基準適合の刻印・明るさを再確認。
- ② 反射器(リフレクター):後部反射器の高さ・向き・ナンバーや荷物で隠れていないか。外したままはNG。
- ③ 速度計の機能:純正相当のタイヤサイズか/空気圧は指定どおりか。サイズ変更やスピード信号加工は誤表示→不適合の誘因。
- ④ 騒音(マフラー):JMCA適合品か、経年劣化で音量が増えていないか。排気漏れ・ガタも点検。
- ⑤ 排ガス(吸気系ふくむ):エアフィルターの詰まり、O₂センサー配線・カプラーの状態、AIS等の二次空気系を弄っていないか。
- ⑥ タイヤ:サイズ/銘柄は純正相当、残溝・偏摩耗・ひび、製造週(古過ぎ注意)、空気圧。わずかな低下でも直進抵抗↑→実用加速↓。
- ⑦ ブレーキ:パッド残量、ローター段付き、フルードの交換歴、ABS警告灯が点いていないか、ホースの劣化。
- ⑧ 駆動系:Vベルトの摩耗・艶、WRの段付き、スライドピース摩耗、クラッチシュー・ハウジングの焼け、プーリー溝の清掃。
- ⑨ ハンドル/ミラー/スクリーン:ガタ・締結トルク、ミラー視野確保、スクリーンの高さ・反射が常識的範囲か。
- ⑩ 車体・積載・ナンバー表示:主要ボルトの緩み、スタンドの戻り、トップケースやサイドバッグの積載重量オーバー無し、ナンバーの角度・隠れ・カバー無し。さらに任意保険・自賠責の有効期限/整備記録の管理も習慣化。
点検のコツ(時短)
- 月1回+ロング前にまとめて。空気圧・灯火・チェーンレスのCVT清掃(外観確認)だけでも体感が変わります。
- 「基準に戻す→微調整」の順番が鉄則。WRやスクリーンは一気に振らないで±1g/サイズ一段階で評価。
結論:この10項目を守るだけで、**リミッターを触らずに“速く・楽に・安全に”**が実現しやすくなります。
関連記事への導線|PCX160の最高速の測り方(GPS・条件差)/PCX160パワーアップ(合法で体感が変わる順)
本記事で“リミッターを触らない”方針を理解いただけたら、次に読むべき2本は下記です。**内部リンク(関連記事)**として設置することで、読者の疑問解消と回遊を促し、SEO的にもプラスに働きます。
PCX160の最高速の測り方|GPS・条件差・往復平均の手順
- 読了メリット
- メーターとGPSの誤差を正しく分けられる
- 無風・勾配±0%・往復平均など、再現性の高い計測手順が分かる
- 公道NG/クローズドコース前提のリスク認識ができる
- この記事で分かること
計測環境の作り方、10Hzロガーの利点、路面や風向・気温などの**“条件差”が±10km/h級で結果に効く現実**。 - 内部リンクの置きどころ
本記事の**「法律・規制」末尾**/**FAQの“解除すると何km/h?”**に関連付け。 - アンカーテキスト案(例)
- 「PCX160の最高速を“正しく測る手順”はこちら」
- 「GPSとメーターの差を検証する方法を解説」
- 「条件差で結果が変わる理由を図解」
PCX160 パワーアップ|合法で体感が変わる順ランキング
- 読了メリット
Vベルト・WR・スライドピース・ロングスクリーン・消耗品の効果と優先順位が一目で分かる。**“まず何からやるか”**が決まる。 - 本記事とのつながり
本記事の**「代替案」パートをさらに深掘りし、費用対効果・交換目安距離・体感の出方をランキング形式**で提示。 - 内部リンクの置きどころ
本記事の**「結論」直下の3行要約後**/代替案パート末尾に太字のCTAで設置。 - アンカーテキスト案(例)
- 「PCX160を合法のまま“体感速く”する最短ルート」
- 「費用対効果で選ぶPCX160の駆動系リフレッシュ」
- 「ロングスクリーンで巡航の余裕を上げるコツ」
設置の実務メモ(運用向け)
- 関連記事ボックス:本文導入の直後とまとめ手前の2箇所に配置すると回遊率↑
- FAQ下のCTA:「安心・合法の範囲で体感アップするなら→パワーアップ記事へ」
- パンくず&カテゴリー整備:「PCX160」「メンテ・セッティング」「安全・法規」の3層で整理
まとめ|リミッターカット“しない選択”が最短——合法×再現性で快適化しよう
結論:PCX160(KF47)のリミッターカットは公道NGかつ保証・保険・リセールの損失リスクが大。一方で、合法のまま体感が大きく変わる王道ははっきりしています。
- まずは基準回帰:Vベルト・スライドピース・WRを純正基準にリフレッシュしてから、±1〜2g刻みでWRを微調整。
- “風”を制する:ロングスクリーンなどで向かい風・巡航時の余力を確保。
- 消耗品の鮮度:プラグ・エアフィルターは1万km目安、タイヤ銘柄と指定空気圧の維持で実用加速と安定を両立。
- 測定は正しく:最高速や加速の検証は**クローズドコース+GPS(往復平均)**で再現性を担保。
- 資産価値も守る:制御改変を避け、完全ノーマル/リバーシブル前提のアップデートで下取り評価の目減りを防ぐ。
最短ルートは「合法×再現性」。
月1の自己点検10項目をまわしつつ、**“基準に戻す→小さく試す→記録する”を回すだけで、日常域の速さ・巡航のラクさはしっかり伸びます。迷ったら、本記事内の関連記事(最高速の測り方/合法パワーアップ順位)**をガイドに進めてください。
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