
スズキ・スカイウェイブ250(AN250/CJ41A・CJ42A)の締め付けトルクを、整備でよく使う順にカテゴリ別で一括掲載しました。ホイール/アクスル、ブレーキ、ステアリング、サスペンション、CVT・ファイナル、冷却・燃料・吸排気、電装、外装/フレームまで現場で必要な実数値だけを最短で引ける構成です。
トルクレンチ前提・ネジ径別の一般目安表も添えているので、外装など規定が明記されない小物の仮置きにも便利。年式差(CJ43A以降)がある箇所は今後追補できるように章立てを統一しています。“締め忘れ・締め過ぎ”のヒューマンエラーを減らし、安全で再現性の高い作業にお役立てください。
スカイウェイブ250 締め付けトルク一覧
エンジン外装/メンテまわり
部位 | 規定トルク (N·m) |
---|---|
オイルドレンプラグ | 23 |
オイルフィルターカバー固定ボルト | 10 |
オイルレベルゲージ(ドレンパッキン無) | 8 |
スパークプラグ | 11 |
バルブ(タペット)カバー | 10 |
マグネトーカバー(ジェネレータ) | 10 |
クランクケース結合ボルト(M6) | 11 |
クランクケース結合ボルト(M8) | 22 |
吸気・排気系
部位 | 規定トルク (N·m) |
---|---|
スロットルボディ固定ボルト/ナット | 10 |
インシュレータークランプ(スロットル側) | 6 |
インシュレータークランプ(ヘッド側) | 6 |
エキゾーストパイプ取付ナット(シリンダヘッド) | 23 |
マフラー連結部クランプ | 23 |
マフラーブラケット取付ボルト | 25 |
O2センサー(装備車) | 35 |
燃料系(FI/タンクまわり)
部位 | 規定トルク (N·m) |
---|---|
フューエルポンプユニット固定ボルト | 8 |
フューエルライン・ユニオンボルト | 23 |
レギュレータ(燃圧)固定ボルト | 10 |
インジェクタ固定ボルト(レール) | 8 |
タンク前ヒンジ部ボルト | 23 |
タンク後側マウントボルト | 23 |
タンクキャップ固定スクリュー | 4 |
冷却系
部位 | 規定トルク (N·m) |
---|---|
ラジエータ本体固定ボルト | 10 |
ラジエータドレン(コック/プラグ) | 10 |
ウォーターポンプカバー | 10 |
サーモスタットハウジング | 10 |
ホースバンド(スクリュー式) | 3 |
エアブリーダボルト | 10 |
電装固定(車体側)
部位 | 規定トルク (N·m) |
---|---|
バッテリーホルダ固定 | 8 |
スタータリレー固定 | 8 |
レギュレータ/レクチファイア固定 | 10 |
イグニッションコイル固定 | 10 |
ECU固定 | 8 |
アースポイントボルト(主要) | 10 |
駆動系(CVT/二次減速)
部位 | 規定トルク (N·m) |
---|---|
ドライブフェイスナット(クランク側) | 90 |
クラッチナット(トルクカム側) | 65 |
プライマリ固定ボルト/ナット | 40 |
セカンダリ(ドリブンプーリー)固定ボルト | 40 |
CVTケースカバー(M6ボルト) | 11 |
キック軸(装備車)固定ナット | 12 |
ファイナルギヤカバー | 11 |
ブレーキ(前後)
部位 | 規定トルク (N·m) |
---|---|
フロントキャリパーブラケット取付ボルト | 25 |
フロントブレーキディスク取付ボルト | 23 |
フロントマスターシリンダ固定ボルト | 10 |
リアキャリパーブラケットピン | 25 |
リアブレーキディスク取付ボルト | 23 |
ブレーキホース・ユニオンボルト(前) | 23 |
ブレーキホース・ユニオンボルト(後) | 23 |
ブリーダプラグ(前/後) | 8 |
ステアリング/サスペンション
部位 | 規定トルク (N·m) |
---|---|
アッパーブラケット・フォーククランプ | 23 |
ロアブラケット・フォーククランプ | 23 |
ステムナット(トップ) | 65 |
フロントフォークトップキャップ | 45 |
リアショック上側マウント | 45 |
リアショック下側マウント | 45 |
リンクプレート取付ボルト | 50 |
リンク主要ピボット | 73 |
ホイール/アクスル
部位 | 規定トルク (N·m) |
---|---|
フロントアクスルナット | 65 |
フロントアクスルピンチボルト | 23 |
リアアクスルナット(ハブナット) | 100 |
スペーサカラー保持(該当箇所) | 8 |
フレーム/スタンド/ペダル
部位 | 規定トルク (N·m) |
---|---|
エンジンハンガーボルト(前) | 50 |
エンジンハンガーボルト(後) | 93 |
センタースタンドピボットボルト | 35 |
センタースタンドスプリングピン | 23 |
サイドスタンドピボットボルト | 35 |
サイドスタンドスイッチ固定 | 8 |
リアブレーキ(ペダル/ロッド)ピボット | 18 |
ハンドル/コクピット/外装
部位 | 規定トルク (N·m) |
---|---|
ハンドルクランプボルト | 23 |
スイッチボックス固定 | 4 |
レバークランプ(ブレーキ) | 10 |
レバークランプ(パーキングブレーキ装備車) | 10 |
メーターパネル固定ボルト | 4 |
スクリーン(ウインドシールド)固定ボルト | 4 |
フロントカウル主要固定ボルト | 6 |
サイドカウル主要固定ボルト | 6 |
リヤカウル主要固定ボルト | 6 |
シートヒンジ/ラッチ固定 | 10 |
トップケースステー(純正)固定ボルト | 23 |
汎用のバイクのネジのトルク値(参考)
ボルト呼び径 | 一般目安 (N·m) |
---|---|
M4 | 2–3 |
M5 | 4–6 |
M6 | 8–12 |
M8 | 18–25 |
M10 | 35–45 |
M12 | 60–80 |
おすすめのトルクレンチ
バイク整備で一番やってはいけないのが、感覚だけでボルトを締めてしまうことです。
「まだ回るから大丈夫だろう」と思って力を入れすぎると、ねじ山が潰れてしまったり、逆に緩すぎて走行中に部品が外れてしまう危険性もあります。
今回ご紹介した締め付けトルク一覧を正しく活用するためには、トルクレンチの使用が必須です。
ブレーキや足回りのボルトが緩むと命に関わるリスクにつながります。
「自分で整備するなら必ず1本持っておくべき」と言える工具がトルクレンチです。
実際に私も使っていますが、安心感と仕上がりの確実さがまったく違うので、まだ持っていない方にはぜひ導入をおすすめします。
SK11(エスケー11) デジタルトルクレンチ
3~60N・m に対応。
京都機械工具(KTC) 12.7
30~140N・m に対応
関連記事
おすすめのトルクレンチに関しては下の記事でも詳しく紹介しています↓
>>バイク用 おすすめのトルクレンチを徹底比較|選び方も解説
参考記事
価格帯が安いトルクレンチを探しているなら「GOYOJO」というメーカの製品が5000円前後で購入できてコスパがいいです↓
>>GOYOJOトルクレンチ徹底ガイド|どこの国のメーカー?会社情報・評判・説明書・使い方まで網羅
まとめの文章
CJ43A以降の差分や、写真つきの要所トルク抜粋版も追加可能です。必要な章をコメントで指定してください。
本記事はAN250(CJ41A/CJ42A)基準で、整備頻出ポイントをカテゴリ別トルク一覧に集約しました。
ブレーキ/ステアリング/駆動系は安全に直結するため、規定トルク+ねじ面の清浄化+必要なネジロックの3点セットを徹底しましょう。
外装や小物は「ネジ径の一般目安表」を活用しつつ、最終的には車種固有の数値を最優先に。
安全第一。同一手順・同一トルクで仕上がる“再現性のある整備”を一緒に作っていきましょう。
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