
ホンダを代表するネイキッドバイク「CB400SF(スーパーフォア)」。
教習所の定番車としても長年親しまれ、多くのライダーにとって“最初に憧れた400cc”とも言えるモデルです。そんなCB400SFがついに生産終了となり、「なぜ終わったのか?」「理由や背景を知りたい」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、CB400SF生産終了の真相をわかりやすく解説します。ホンダの公式発表や排ガス規制の影響、国内400cc市場の動向、そしてホンダが描く今後の戦略まで徹底的に掘り下げます。さらに、中古市場への影響やリセールバリュー、代替候補となるモデル比較、実際のユーザーの口コミまで紹介。
「CB400SFはなぜ生産終了したのか?」「今から買うべきか?」「代わりに選ぶならどのバイクが良いのか?」と悩んでいる方に役立つ内容をまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。
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CB400SFは本当に生産終了したのか?【結論と最新情報】
「CB400SF(スーパーフォア)は本当に生産終了したの?」と気になっている方は多いでしょう。結論から言うと、ホンダは2022年10月に正式に生産終了を発表し、国内向けの新車販売は終了しました。CB400SFは教習車としても愛され、街乗りからツーリングまで幅広く支持されてきた名車ですが、ついに30年余りの歴史に幕を下ろしました。
ホンダの公式発表と生産終了時期について
ホンダは2022年に、CB400SFとCB400SB(スーパーボルドール)の生産終了を公式発表しました。理由は「最新の排ガス規制(平成32年排出ガス規制=Euro5相当)に適合させることが困難」であるとしています。これにより、2022年末をもって生産ラインから姿を消し、2023年には新車購入ができなくなったという流れです。
CB400SF最終モデル(Revo・VTEC Revo)の特徴
CB400SFの最終型は「CB400SF Revo(VTEC Revo搭載モデル)」です。可変バルブ機構(VTEC)による4気筒エンジンを採用し、低速域の扱いやすさと高回転域の伸びやかさを両立した、まさに完成度の高いモデルでした。最終モデルは「教習車の枠を超えた本格ネイキッド」として評価され、今でも多くのファンが中古市場で探し続けています。
生産終了後も在庫販売はあるのか?
生産終了後も、一部の販売店では在庫車両が販売されていましたが、すでに新車在庫はほぼ枯渇しています。現在新車として購入できるチャンスは極めて少なく、中古市場で探すのが現実的な方法です。特に最終モデルや走行距離が少ない車両はプレミア価格で取引されるケースも増えています。
CB400SFが生産終了になった理由はなぜ?
CB400SFが生産終了となった背景には、単純に「販売不振」だけでなく、環境規制や市場動向、コスト問題など複数の要因が絡んでいます。ここでは大きな3つの理由を整理してみましょう。
排ガス規制Euro5と400ccクラスへの影響
最大の理由は、**最新の排ガス規制(Euro5・国内では平成32年排出ガス規制)**に対応するのが難しかったことです。CB400SFは伝統的な直列4気筒エンジンを搭載していましたが、環境基準をクリアするためには大幅な改良が必要でした。コストや開発期間を考えると採算が合わず、ホンダは「新基準に適合させるより生産終了を選ぶ」という判断を下しました。
国内400cc市場の縮小と販売台数の推移
もう一つの理由は、日本特有の400ccクラス需要の縮小です。かつては「中免の上限」として人気を博した400ccですが、近年は250ccのコスパや大型二輪の人気に押されて販売台数が減少していました。CB400SF自体は根強いファンを持っていたものの、台数的にはピーク時のような勢いはなく、ホンダにとっては継続のメリットが薄れていったのです。
コスト増とリッターバイクへのシフト
さらに近年は製造コストの増加も大きな要因でした。CB400SFは日本専用設計に近いモデルだったため、海外市場では販売されず、コスト回収が難しかったのです。一方で、ホンダはグローバルに販売できる**リッターバイクや中型以上のラインナップ(CB650RやCBR500Rなど)**に注力する戦略を取っており、結果としてCB400SFは整理されることになりました。
ホンダの戦略とCBシリーズの位置づけ
CB400SFの生産終了は、単なる規制対応の問題だけでなく、ホンダ全体のラインナップ戦略とも密接に関係しています。ホンダは世界市場を視野に入れてモデルを展開しており、その中で日本独自の400ccクラスは次第に立場を失っていきました。
CB1300SFとの共通点と違い
CB400SFとよく比較されるのがCB1300SFです。どちらも“スーパーフォア”の名を冠したネイキッドモデルですが、CB1300SFはパワー・存在感ともにフラッグシップとしての役割を担い、海外市場でも一定の需要がありました。一方でCB400SFはほぼ国内専用モデルであり、販売戦略的にグローバル展開が難しかったのです。
CB650RやCBR500Rなど後継候補との関係
CB400SFが姿を消した後、ホンダの中排気量ネイキッドの中心となったのがCB650Rです。直列4気筒を備え、性能的にはCB400SFを超える部分も多く、欧州を中心に販売されています。また、CBR500RやCB500Fといった500ccシリーズもグローバル展開が進んでおり、日本国内でも大型免許取得者の選択肢となっています。ホンダとしては、400ccを整理し、500cc以上へシフトする流れを意識しているといえるでしょう。
400ccクラス廃止の流れとホンダの市場戦略
日本の免許制度に合わせて独自に発展した400ccクラスですが、グローバル市場では中途半端な位置づけでした。ホンダは世界販売を重視し、250ccと500cc以上に注力する戦略を明確にしています。その中でCB400SFは「国内限定の象徴的な存在」であったため、惜しまれつつもラインナップから外れることになったのです。
CB400SF生産終了が中古市場に与える影響
CB400SFの生産終了は、新車購入ができなくなっただけでなく、中古市場にも大きな変化をもたらしています。とくに「最後の国産400cc 4気筒」としての価値が注目され、価格や流通状況に影響が出ています。
中古価格の高騰は本当か?相場の実例
生産終了が発表された2022年以降、CB400SFの中古価格は以前より上昇傾向にあります。特に走行距離の少ない最終型(VTEC Revo搭載車)は人気が高く、300万円近いプレミア価格で取引されるケースも確認されています。標準的な走行距離の車両でも、以前より20〜30万円ほど高値で販売されることが増えています。
リセールバリューは下がる?上がる?
リセールに関しては、CB400SFは上昇基調です。もともと「教習車で馴染み深い」「最後の400cc 4気筒」というブランド性が強いため、他のモデルに比べて価値が下がりにくい特徴があります。今後も一定の需要が続くことが予想されるため、リセールバリューは比較的安定すると考えられます。
今買うべきか?待つべきか?購入タイミング
「今買うか、値下がりを待つか」で悩む人も多いですが、結論としては欲しいなら早めに動くのが正解です。台数が限られているうえ、今後状態の良い車両はさらに希少価値が高まります。価格が下がるよりも、在庫が減って選べなくなるリスクのほうが大きいため、条件に合う個体が出てきた時点で購入を検討するのがおすすめです。
ユーザーの口コミから見るCB400SF評価
生産終了後も根強い人気を誇るCB400SF。その魅力や課題については、実際に乗っていたライダーの声を聞くとより明確になります。ここでは代表的な口コミを整理して紹介します。
「教習車で親しんだ名車が消えた」声
CB400SFといえば、全国の教習所で長年使われてきた定番モデルです。多くのライダーが免許取得時に跨った経験があり、「最初に乗ったバイクがCB400SFだった」という人は少なくありません。口コミでも「教習車で慣れたあの安心感は特別」「卒業後も欲しいと思える存在だった」といった声が目立ちます。そのため、生産終了にショックを受けたライダーが多いのも自然です。
「生産終了は残念」と感じるオーナーの意見
実際のオーナーからは「完成度が高く、万能なバイクなのに終わってしまったのは残念」という意見が多数寄せられています。特に、VTEC Revo搭載の4気筒エンジンの滑らかさや高回転の伸びは多くのファンを魅了してきました。ネイキッドバイクとしてのバランスも良く、「もう少し存続してほしかった」と惜しむ声は後を絶ちません。
実際の走行性能と長所・短所まとめ
口コミを整理すると、CB400SFの長所と短所は以下のようにまとめられます。
- 長所
・4気筒らしい滑らかなフィーリングと高回転の楽しさ
・街乗りから高速ツーリングまで幅広く対応できる万能性
・教習車としての実績があり初心者でも扱いやすい - 短所
・車重が重めで取り回しに苦労する場合がある
・最新の電子制御装備がなく、他モデルと比べると古さを感じる
・維持費や燃費は250ccや2気筒モデルに劣る
こうしたリアルな声を見ると、CB400SFが「最後の400cc 4気筒」として特別な存在であったことがよくわかります。
CB400SFの代替候補モデルを比較検討
CB400SFが生産終了した今、代わりとなるバイクを探している方も多いはずです。ここではホンダの現行車種やライバルメーカーのモデル、そして中古で選べる往年の名車まで幅広く紹介します。
CB650R・CBR500Rなどホンダ現行車との比較
ホンダの現行ラインナップでCB400SFの後継的存在として注目されるのがCB650Rです。直列4気筒エンジンを搭載しており、パワーと存在感はCB400SFを上回ります。ネオスポーツカフェのデザインも人気で、街乗りからツーリングまで万能に対応可能です。
また、CBR500RやCB500Fは並列2気筒ですが、海外市場でも人気の中型モデル。価格帯や維持費も比較的抑えられており、「コスパ良く乗りたい」という方には有力候補となります。
カワサキZ400・ヤマハMT-07との比較
ライバルメーカーでは、カワサキZ400が最もCB400SFに近いキャラクターを持っています。軽量で扱いやすく、街中から高速までオールラウンドに使える性能が魅力です。
一方で、もう少し排気量を求めるならヤマハMT-07がおすすめ。並列2気筒エンジンながらトルクフルで、中型以上の力強さを楽しめます。CB400SFの後継として「スポーツ性を重視するならZ400」「余裕のあるトルクを楽しむならMT-07」と選び分けが可能です。
中古で選ぶならXJR400・ゼファー400など往年のライバル車
「どうしても400ccの4気筒に乗りたい」という方には、中古市場でヤマハXJR400やカワサキゼファー400など往年のライバル車を探す方法もあります。これらは既に生産終了していますが、独特の存在感とクラシカルな魅力から根強い人気があります。ただし、年式が古いため整備や維持費の負担が増える点には注意が必要です。
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まとめ|CB400SF生産終了の真相と今後の選択肢
CB400SFが生産終了となった背景には、排ガス規制Euro5への対応難、国内400cc市場の縮小、製造コストの高さといった複数の要因がありました。ホンダはグローバル戦略として、400cc専用モデルを維持するよりも、CB650RやCBR500Rなど海外市場でも通用する中型モデルに注力する道を選んだといえます。
中古市場では、CB400SFは「最後の国産400cc 4気筒」としてプレミア価値が高まり、状態の良い個体は高値で取引されています。欲しい方にとっては今が購入のチャンスとも言えるでしょう。
代替モデルとしては、ホンダのCB650RやCBR500R、ライバルのカワサキZ400やヤマハMT-07が現実的な選択肢になります。また、どうしても400cc 4気筒に乗りたい場合は、中古でゼファー400やXJR400を探すのも一つの方法です。
CB400SFは生産終了となりましたが、その存在感と教習車としての親しみやすさは、多くのライダーの記憶に残り続けることでしょう。
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