
「VTR250 燃費 ロングツーリング」「VTR250 燃費 街乗り」と検索しているあなたは、
「実際どれくらい走るの?」「街乗りだと燃費は落ちる?」「高速で何km/Lくらい出る?」
といった“リアルな使い勝手”が気になっているのではないでしょうか。
VTR250は、250ccの中でも燃費の良さと扱いやすさが両立したバイクで、
街乗りなら22〜28km/L前後、ロングツーリングなら30km/L超えも十分に狙えるモデルです。
タンク容量は12Lと余裕があるため、300km前後を無給油で走れることも多く、
「通勤もツーリングも一台で完結させたい」という人にとって理想的な相棒になります。
一方で、短い距離の街乗りばかりだと燃費が伸びにくかったり、
回転数の使い方によって実測値が大きく変わりやすいといった特徴もあります。
この記事では、
- 街乗りでのリアル燃費(22〜28km/L)
- ロングツーリングで30km/L以上を出すコツ
- 80〜100km/h巡航での燃費・航続距離の目安
- 1日300〜500km走った時の疲労感・快適装備
- 維持費シミュレーション(年間ガソリン代など)
こういった“検索者が知りたい情報”を、やわらかく、わかりやすくまとめています。
「通勤だけじゃなく、週末は遠くまで走りたい」
「街乗りとツーリングの燃費を両方知りたい」
そんな人にとって、この記事はきっと役に立つはずです。
それでは、VTR250の燃費とロングツーリング性能について、順番に見ていきましょう。
結論|VTR250の燃費とロングツーリング適性の答え
VTR250は、街乗りでもロングツーリングでも燃費が安定しやすい万能型の250ccネイキッドです。
実測燃費は、街乗りで22〜28km/L、ロングツーリングでは30km/L超も普通に狙えます。タンク容量は12Lあるため、給油を気にせず300km前後を一気に走れることも多く、「燃費の良さ」と「疲れにくさ」の両方をしっかり満たしてくれます。
また、Vツインならではの低速トルクが扱いやすく、渋滞の発進停止や峠道の登り、高速道路の巡航でもストレスが少ないのが特徴。
250ccの中では珍しく街乗り・下道ツーリング・高速100km/h巡航のどれでも性能が均等に高い1台です。
「通勤で毎日使う」「週末はロングに行く」「燃費も維持費も抑えたい」
そんな人にとって、今でもVTR250は非常に優秀な選択肢になります。
先に結論|VTR250は街乗り22〜28km/L・ロングツーリング30km/L超も狙える
街乗り中心で信号が多い環境だと22〜25km/Lまで落ちることがありますが、
郊外やバイパスを主体に走れば26〜28km/L前後が安定ライン。
そしてロングツーリングでは、
- 80〜90km/h巡航
- 荷物少なめ
- 無理に回さない運転
こうした条件が揃うと、30〜35km/L近くまで伸びるケースもあります。
特にVTR250のMC33型Vツインは、低回転でトルクが出て燃費が伸びやすい特性を持っているため、長距離の方が好条件になりやすいバイクです。
こういう人ならVTR250で後悔しにくい|通勤+週末ツーリング派・年間5,000〜10,000km走る人
VTR250は、以下のような人にハマります。
- 平日は通勤で毎日使いたい
- 週末は片道100〜200kmくらいのツーリングに行きたい
- 年間5,000〜10,000kmくらい走る予定がある
- 燃費と維持費もできる限り抑えたい
- 取り回しが軽く、渋滞でも扱いやすいバイクがいい
この使い方だと、VTR250のバランスの良さをフルに活かせます。
ただし、
- 家の近所の短距離だけ
- エンジンが温まらない距離ばかり
といった使い方だと燃費が伸びず、満足度も下がりやすいです。
街乗りだけならスクーターや軽量単気筒のほうが相性が良い場合もありますが、
街乗り+ロングの両立ではVTR250が圧倒的に強いです。
基礎データ|VTR250のスペックと燃費カタログ値
VTR250は、ホンダが長年改良を続けてきたMC33型の水冷Vツインエンジンを搭載した、完成度の高い250ccネイキッドです。
「燃費の良さ」「扱いやすさ」「高速巡航の安定性」という3つのバランスが取れており、初心者からベテランまで満足しやすいモデルとして人気が続いています。
車両重量は約160kgと軽量で、取り回しのしやすさは250ccネイキッドの中でもトップクラス。
また、フレーム剛性が高く、直進安定性に優れているため、80〜100km/h巡航も無理なくこなします。
タンク容量は12Lで、ロングツーリングでも給油ストレスが少なく、航続距離は250〜350km前後が目安です。
「街乗り・通勤・下道ツーリング・高速道路」のすべてを高い水準でこなす、まさに万能型といえるバイクです。
MC33型Vツインエンジンの概要|249cc・約30PS・車重約160kgというバランス
VTR250のエンジンは249ccの水冷4ストロークDOHC・V型2気筒(MC33型)。
最高出力は30PS/10,500rpm、最大トルクは2.2kgf・m/8,500rpmと、250ccとしては突出したパワーではありませんが、とにかく「扱いやすさ」が抜群です。
Vツイン特有の低回転からの粘り強いトルクのおかげで、
- 発進が楽
- 半クラが軽い
- 渋滞で疲れにくい
- 峠の登りで回さなくてもついていく
といった日常域での安心感が強いエンジン特性です。
また、車重は約160kgと軽く、倒し込みが軽快で、狭い場所の取り回しも苦になりません。
燃費を犠牲にしない、非常にバランスの良い設計と言えます。
カタログ燃費とWMTCモード値|実燃費とどれくらい差があるのか
カタログ燃費(WMTC値)は31.4km/L。
ただし、実際の使用状況では以下のような差が出ます。
- 街乗り:22〜28km/L
- 郊外:26〜30km/L前後
- ロングツーリング:30〜35km/L
カタログ値と比べても、「実測の数字がズバ抜けて悪い」ということはありません。
むしろ、丁寧に走ればカタログ燃費を上回りやすいため、ロングツーリング好きには非常に向いています。
VTR250は回しすぎなければ燃費が安定し、初心者でもエコな走りをしやすいのが魅力です。
VTR250 燃費 街乗り|実測レンジと向いている使い方
VTR250の街乗り燃費は、実際の口コミやオーナーの記録を見ても22〜28km/Lが最も多いレンジです。
「街中の信号の多さ」「渋滞」「エンジンが温まる前に目的地に着く」など、街乗り特有の条件が揃うと、どうしても燃費は落ち込みやすくなります。
とはいえ、VTR250の低速トルクの強さは街乗りと相性がよく、ストップ&ゴーが続いてもクラッチ操作が軽いため、疲れにくく扱いやすいのが強みです。
燃費を重視する人にとっても、街乗りメインで使いやすい250ccの1台と言えるでしょう。
「通勤・買い物・ちょい乗り」などの日常使用において、VTR250は非常にバランスの良いモデルです。
渋滞多めの街乗りでの実燃費|22〜25km/Lに落ち込む走り方とは?
渋滞が多い都市部では、VTR250の実燃費はどうしても22〜25km/Lまで落ちることがあります。
たとえば、
- 発進と停止が多い
- 低速のままズルズル進む渋滞
- 距離が短くエンジンが温まらない
こういった状況ではカタログ値より5〜10km/L程度の差が出やすいです。
VTR250はトルクがあるので発進は楽ですが、低いギアのまま回転数が上がる走り方をしてしまうと燃費は大きく悪化します。
特に2速・3速で引っ張りすぎる癖があると、街乗りで25km/Lを下回りやすくなるので注意が必要です。
通勤・買い物・ちょい乗りでの快適さとデメリット|エンジンが温まらないと燃費は悪化する
VTR250は、日常使いに十分すぎるほど扱いやすく、
- 発進が軽い
- 止まりやすい
- 取り回しがラク
- 駐車もスムーズ
と、街中での利便性は高いバイクです。
ただし、片道5〜10km程度の短距離移動が続く場合は、燃費が上がりにくくなります。
エンジンの特性上、ある程度温まらないと燃焼効率が上がりにくいので、短距離だけだと23〜25km/L程度になることもあります。
街乗り中心のユーザーは、
- 無理に高回転を使わない
- 加速はゆっくり丁寧に
- タイヤ空気圧を正しく保つ
これだけでも燃費が安定しやすくなります。
冬場・雨の日の街乗りで燃費が悪くなる典型パターンと簡単な対策
冬や雨の日は、街乗り燃費が落ち込みやすく、20〜23km/L前後になるケースもあります。
理由は以下の通りです。
- 気温が低くエンジンが温まりにくい
- 路面が滑りやすく発進が丁寧になり、加減速が増える
- エンジンの暖機が長くなる
- タイヤ空気圧が下がりがち
これらは避けにくい条件ですが、以下の対策で燃費の落ち込みを抑えられます。
・冬は空気圧を0.1〜0.2高めに設定する
・暖気しすぎない(30秒〜1分でOK)
・急加速をしないよう意識する
・チェーンの汚れを放置しない(月1回の注油)
特に空気圧の管理は効果が大きく、街乗り燃費の改善に最も影響しやすいポイントです。
VTR250 燃費 ロングツーリング|高速道路と下道での違い
VTR250は、ロングツーリングに出ると燃費が一気に伸びるタイプのバイクです。
その理由は、Vツインの低回転トルクが強く、回転数を抑えた巡航がしやすいから。
特に80〜100km/hで走る高速道路では、負担が少なく走り続けられるため、燃費の安定性は250ccの中でもトップクラスです。
下道ツーリングでも、急加速を抑えて一定の速度で巡航できれば、街乗りより5〜10km/Lほど燃費が良くなることが多く、30〜35km/Lという数字が現実的に狙えます。
ロングツーリング向きのポジションや軽さも相まって、「疲れにくい」「給油回数が少ない」「快適に走り続けられる」という3つのメリットが得られます。
80〜100km/h巡航時の燃費目安と航続距離|タンク12Lで何km走れる?
高速道路での巡航速度ごとのおおよその目安は以下の通りです。
| 巡航速度 | 実燃費の目安 | 航続距離(タンク12L想定) |
|---|---|---|
| 80km/h | 30〜35km/L | 360〜420km |
| 90km/h | 28〜32km/L | 330〜380km |
| 100km/h | 26〜30km/L | 310〜350km |
※荷物・体格・風向きにより変動します。
VTR250は100km/h付近でも振動が少なく安定して走れるので、長時間高速を走る場合でも燃費が落ちすぎないのが特徴です。
実際のロングツーリングでは、無給油300km以上は普通に走れるため、
「休憩ポイントに合わせて給油が必要」という状況にもなりにくいです。
下道ツーリングで30〜35km/Lを出すコツ|一定速度・低めの回転数キープ術
下道ツーリングでは、以下の3つを意識するだけで燃費が驚くほど伸びます。
① 低めの回転数でトコトコ走る(4〜6速を多用)
VTR250は、4,000〜6,000rpmあたりがもっとも燃費が安定しやすいゾーンです。
② 急加速を減らし、一定速度巡航を意識
下道で30km/L以上を狙う場合は、アクセル開度を一定にするのがコツです。
③ 荷物は軽く・空気圧は正しく
特にトップケースを積む場合は、ケース形状によって空気抵抗が変わり、燃費に影響が出ます。
この3つを守ると、街乗りでは25km/L前後の人でも、下道ツーリングで10km/L近く燃費が改善することがあります。
1日300〜500km走ったときの疲労感とVTR250の楽さ|ポジション・振動・風防対策
VTR250は軽量でポジションが自然なため、300〜500km前後のロングツーリングでも疲れにくいのが大きな強みです。
・上体の前傾が少ないので腰が痛くなりにくい
・振動が少なく手が痺れにくい
・座面が広めでお尻が痛くなりにくい
ただし、風の影響は受けやすいため、
- デイトナのウインドシールド(品番:77750)
- GIVI スクリーン A603シリーズ
といったスクリーンを装着すると高速快適性が一段階アップし、燃費も安定しやすくなります。
また、長時間の走行でおすすめなのは、
- ゲル入りシートパッド(TANAX GEL-ZONEシリーズ)
- グリップヒーター(ホンダ純正スポーツグリップヒーター)
こういった装備を追加するだけで、ツーリングの「しんどさ」が大きく減ります。
VTR250はもともと疲れにくいバイクですが、風対策とお尻対策を少し追加することで、ロングツーリング性能はさらに高くなります。
条件別シミュレーション|あなたの使い方だと燃費はいくら?
VTR250は「使い方次第」で燃費が大きく変わるバイクです。
そこでここでは、実際の利用パターンを想定しながら、年間ガソリン代の目安や、街乗りメインの場合の燃費変化、そして年間走行距離ごとの総コストをわかりやすくシミュレーションしていきます。
燃費は気温・荷物・個人の乗り方で変わるものの、**平均的な実測数値(22〜35km/L)**をベースにしているので、ご自身の使い方と照らし合わせながらチェックしてみてください。
平日通勤片道10km+週末ツーリングの場合の年間ガソリン代シミュレーション
まずは「一番多い使用パターン」で計算してみます。
<想定条件>
- 平日:片道10km×往復20km
- 週5日 → 月400km
- 週末:100〜200kmのツーリング(月2回想定:300km)
- 月間走行距離:700km前後
- 年間走行距離:8,400km
- 実燃費:平均28km/L
- ガソリン価格:170円/L
<計算>
年間必要ガソリン量
→ 8,400km ÷ 28km/L = 約300L
年間ガソリン代
→ 300L × 170円 = 51,000円前後
通勤+週末ツーリングという使い方をする人にとって、VTR250の維持費はかなり優秀。
「年間5万円前後」でこの走行距離をこなせるのは、同クラスでもトップクラスのコスパです。
街乗りメイン(1日5〜10km)だとどこまで燃費が落ちるか?
街乗り短距離を中心に使うと、燃費はどうしても落ちやすいです。
<短距離メインの実燃費>
- エンジンが温まらない:22〜25km/L
- 渋滞が多い地域:20〜23km/L
たとえば、
1日10km × 月300km × 実燃費23km/L
という条件だと、
→ 月に約13L
→ 月あたりガソリン代は 約2,200円
→ 年間だと 約26,000円
数字だけ見ると安いですが、「燃費が20台前半で安定する」点は要注意。
街乗り専用ならスクーターのほうが燃費は良く、満足度も高い場合があります。
しかし、
「たまに100〜200km走りたい」
という人なら、VTR250は街乗りよりもツーリングで本領発揮するので、総合満足度は高くなりやすいです。
年間5,000km/10,000km走る場合の総コスト比較|他の250ccネイキッドとの違い
VTR250を購入する際、年間走行距離ごとに維持費を比較してみると、選びやすくなります。
■ 年間5,000kmの場合
平均燃費:27km/L
必要ガソリン量:185L
年間ガソリン代:約31,000円
他の250ccネイキッド(CB250R、ジクサー250)と比べてもほぼ同等か、やや安いレベルです。
■ 年間10,000kmの場合
平均燃費:28〜30km/L
必要ガソリン量:330〜360L
年間ガソリン代:56,000〜61,000円
年間10,000kmを走る人にとって、VTR250は非常にバランスの良い選択。
単気筒のジクサー250には燃費で劣りますが、
**「疲れにくさ」「高速安定性」「街乗りトルク」**など総合力で大きく勝ります。
単に燃費で選ぶと他の250ccに負ける部分はありますが、
総合コスパなら“トップクラス”なのがVTR250です。
VTR250の燃費をさらに伸ばす乗り方とメンテ術
VTR250は、もともと燃費のいいバイクですが、乗り方とメンテ次第で2〜5km/Lほど簡単に伸ばすことができます。
特に街乗り中心の人は回転数が上がりやすいので、シフトアップのタイミングや空気圧の管理だけでも燃費が大きく変わります。
ここでは、実際のオーナーが実践している「燃費が伸びる乗り方」と「最低限やっておきたいメンテ」を、初心者にも分かりやすくまとめました。
街乗りで燃費を落とさないクラッチワークとシフトタイミングの目安
街乗りでは、ストップ&ゴーが燃費悪化の大きな原因になります。
VTR250のVツインは低回転トルクが強いので、以下を意識すると燃費が安定します。
● 加速は“半クラ少なめ・丁寧なアクセル”
半クラを長めに使う癖があると、街乗り燃費は確実に落ちます。
● シフトアップは3,000〜5,000rpmが目安
VTR250は高回転でパワーを出すタイプではないので、
早めのシフトアップでも気持ちよく走れます。
● 2速で引っ張らない
街中では「気づけば2速で6,000rpm」というケースが多いですが、これは燃費の大敵。
優しく3速へ上げるだけで2〜3km/Lほど改善する人もいます。
● 低中速ギアを丁寧に使う
VTR250は低速でも粘るので、渋滞時は2速キープで問題ありません。
ロングツーリングで30km/L超を狙う回転数とギア選び|6速何rpmで走るとお得?
ロングツーリングでは、回転数を一定に保つことが最も燃費に影響します。
● 最も燃費が伸びやすいゾーン:4,000〜6,000rpm
- 6速・80km/h → 約5,000rpm
- 6速・90km/h → 約6,000rpm
このあたりが“最も燃費が安定しやすい”領域です。
● 100km/h巡航でもOK(ただし燃費は少し落ちる)
6速100km/hでは6,500rpm前後になりますが、
250ccにしては余裕があるエンジンなので苦しさはありません。
燃費は28〜30km/Lほどに落ちるイメージです。
● 追い越し加速は5速を使用
VTR250は高回転で伸びにくいので、追い越しは5速を使ったほうが効率的。
無駄な回転を使わずに済むため、燃費にも優しいです。
タイヤ空気圧・チェーンメンテで燃費ロスを防ぐ|おすすめ空気圧と注油サイクル
燃費に直結するメンテは以下の2つだけでも効果が大きいです。
■ タイヤ空気圧は「F:2.0〜2.3 / R:2.3〜2.5 bar」が目安
街乗り・ツーリングのどちらでも使いやすい圧です。
空気圧が0.2〜0.3下がるだけで、転がり抵抗が増え2〜3km/L落ちることがあります。
特に冬は自然に下がりやすいので、月1回は必ずチェックを。
■ チェーンは300〜500kmごとに注油(雨の日はもっと早く)
チェーンが汚れていると、抵抗が増えて燃費が悪化します。
推奨メンテナンスは以下の通り:
- 300〜500kmごとに注油
- 1,000〜2,000kmごとに清掃
- 雨の日に走ったらその日のうちに軽く注油
おすすめは、
WAKO’S CHL チェーンルブ
KURE 5-56バイク専用チェーンルブ
といった粘度低めのタイプ。抵抗が少なく燃費向上に向きます。
■ 荷物が多いと燃費は落ちる
トップケース(GIVI・SHAD)を付けると空気抵抗が増えますが、
30〜50Lクラスなら燃費悪化は1〜2km/L程度。
荷物が軽いならデメリットはほぼありません。
ただし…
大きいロングスクリーンは燃費に影響しやすいので注意。
快適性とのバランスを見て選びましょう。
ロングツーリング快適度を上げるおすすめ装備
VTR250はノーマルの状態でも十分ロングツーリング向きですが、ちょっとした装備を追加するだけで疲労が大幅に軽減され、同時に燃費の安定にもつながります。
ここでは、VTR250オーナーから特に評価の高い快適装備を厳選して紹介します。
スクリーン・ナックルガードで疲労と燃費が変わる理由
ロングツーリングで最も疲れやすいのは「風圧」と「手の冷え」。
VTR250はネイキッドなので風の影響を受けやすいですが、簡単な装備追加で一気に楽になります。
■ スクリーンの効果
風が胸に当たらなくなるだけで、100km以上走った時の疲労感がまったく違います。
特に高速道路でのメリットが大きく、風圧で上体がブレないため燃費の安定にも効果的です。
おすすめスクリーン(VTR250適合)
- デイトナ ウインドシールドSS(品番:77750)
- GIVI A603 シリーズ(A603A + 取付ステー)
装着すると高速の快適度が一段階上がり、長距離でも姿勢が崩れにくくなります。
■ ナックルガードの効果
冬場や雨の日は、手が冷えると操作が乱れて疲労が増えます。
ナックルガードを付けると手に直接風が当たらないため、結果的に安定したアクセルワークができ、燃費も維持しやすくなります。
- ZETA アドベンチャーガード
- ハンドルカバー(TANAX・コミネ)
見た目の好みは分かれますが、効果は絶大です。
SHAD・GIVIトップケース装着時の燃費変化と積載メリット
トップケースはロングツーリングの必須レベル。
荷物を背負わないだけで、肩や腰の負担が激減します。
■ 燃費への影響
30〜39Lのケースなら、空気抵抗の増加はわずかで、1〜2km/L落ちる程度。
それ以上に「疲れない・体が自由になる」メリットが勝ちます。
おすすめケース
- GIVI B32N Bold 32L(軽くて実用性抜群)
- SHAD SH39 39L(防水性が高くてツーリング向き)
■ 積載のメリット
- 荷物を背負わないので肩が痛くならない
- カメラ・雨具・プロテクターを気軽に収納できる
- 荷物が固定されるので操作が安定する
トップケースは見た目以上に“操作の安定”に影響するため、結果として燃費にもプラスです。
低反発シートクッションやハンドルポジション変更で長距離が楽になる
VTR250はシート形状が優秀ですが、「300〜500km」を走るとお尻や腰がきつくなる方もいます。
その場合、以下のアイテムが非常に効果的です。
■ シートクッション
座面を変えるだけで、乗り心地がガラッと変わります。
人気アイテム
- TANAX GEL-ZONE シートパッド
- キジマ エアゲルクッション
特にゲル入りタイプは長距離での疲労が劇的に減ります。
■ ハンドルバー・バーエンド交換
少しでも上体が起きると、肩と背中の負担が軽くなります。
- ハリケーン ハンドルバー(型番 HBK系)
- POSHバランサーウルトラバーエンド
振動も減って手首が疲れにくくなるため、特に高速を多く走る人に向いています。
■ その他ロングツーリング快適装備
- グリップヒーター(ホンダ純正スポーツグリップヒーター)
- クルーズコントロール的に使えるバークランプ式補助スロットル
こうした装備も、燃費と快適度の“安定”に大きく寄与します。
まとめ|VTR250で街乗りもロングツーリングも楽しむためのチェックリスト
VTR250は、街乗りの扱いやすさとロングツーリングの快適さ、そのどちらも高いレベルでこなせるバランス型の250ccネイキッドです。
燃費は街乗りで22〜28km/L、ロングツーリングでは30〜35km/Lと優秀で、タンク容量12Lのおかげで無給油300km以上も普通に走れます。
「通勤+週末ツーリング」という使い方に最もマッチしやすく、年間5,000〜10,000km走るユーザーにとって、維持費・疲れにくさ・操作性の総合点は非常に高い1台です。
さらに、乗り方と簡単なメンテで燃費は伸ばしやすく、
スクリーン・トップケース・シートクッションの追加でロングツーリング性能はワンランク上がります。
「VTR250 燃費 街乗り」「VTR250 燃費 ロングツーリング」で迷う人への最終アドバイス
- 街乗りだけでも優秀(22〜28km/L)
- ロングツーリングは大得意(30〜35km/L)
- 高速巡航も余裕があり疲れにくい
- 取り回しが軽く、毎日の通勤もこなしやすい
- 維持費も年間ガソリン代5万円前後とコスパ良好
もしあなたが、
「街乗りもするけど週末は遠くへ走りたい」
「燃費と走りのバランスが良い250ccが欲しい」
そんな考えなら、VTR250は後悔しにくい選択になります。
逆に、
- 片道5分の買い物だけ
- ほぼ街中だけ
- 年間2,000〜3,000km以下
こういった使い方なら、他の軽量単気筒モデル(CB250R、ジクサー250)のほうが満足度は高くなることがあります。
購入前に試してほしいこと|試乗・レンタル・実際に200km以上走ってみるすすめ
VTR250はスペックよりも「乗って初めて良さがわかるバイク」です。
購入前に、以下のチェックをおすすめします。
- ホンダGO BIKE RENTALで半日〜1日レンタル
- 高速道路を80〜100km/hで30分以上走る
- 200kmほどのショートツーリングを試す
- 街中の低速トルクの使いやすさを体感する
特に高速巡航の安定感と、下道での軽快さは“数字だけでは伝わらない魅力”です。
走ってみて「これなら長く乗れそう」と思えたら、VTR250はあなたにとって理想の相棒になります。
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