
ホンダのフラッグシップスポーツツアラー「VFR1200F」。先進的なDCT(デュアルクラッチトランスミッション)を搭載し、独自のV4エンジンを採用した革新的なモデルとして注目を集めました。ところが日本国内では「VFR1200F 不人気」という検索が多く見られ、実際に購入を迷う人も少なくありません。
なぜ、ホンダの技術を詰め込んだ大型ツアラーが“不人気”と言われてしまうのでしょうか?その背景には、車重の大きさ・価格の高さ・維持費の負担・ライバル車との比較劣勢といった要素があります。
本記事では、VFR1200Fが不人気とされる理由を徹底解説しつつ、実際の口コミや評価、ライバル車との比較、購入前に知っておきたい注意点までまとめています。これからVFR1200Fを検討している方はもちろん、なぜ評価が分かれるのか気になる方にも役立つ内容です。
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VFR1200Fは本当に不人気なのか?結論と全体像
ホンダのVFR1200Fは、2010年に登場したフラッグシップ・スポーツツアラーです。革新的なDCT(デュアルクラッチトランスミッション)の採用や独自のV4エンジンなど、他にはない個性を持ったモデルでした。しかし、国内では「不人気」とされることが多く、バイク乗りの間でも賛否が分かれています。
結論から言うと、VFR1200Fは決して性能が劣っているわけではなく、むしろ高性能で信頼性も高いモデルです。ただし、販売価格の高さや重量、維持費の負担、そしてライバル車との競合など、いくつかの要素が「不人気」というイメージを強めているのです。
VFR1200Fの基本スペックと登場背景
VFR1200Fは1,237ccの水冷V型4気筒エンジンを搭載し、最高出力は約172馬力。シャフトドライブを採用し、ツアラーとしての耐久性や快適性も意識された設計です。ホンダが誇る先進技術を盛り込んだモデルで、特にDCTは登場当時としては画期的なものでした。
しかし、日本市場では大型ツアラーの需要自体が限られており、ユーザーの多くはより軽量でコスパの高いモデルを好む傾向があります。
不人気といわれる根拠と販売台数の推移
販売開始当初は話題性もありましたが、その後の販売台数は伸び悩みました。国内市場では250cc〜400ccの中型スポーツやアドベンチャーバイクの需要が高く、VFR1200Fのような重量級ツアラーはターゲット層が狭かったのです。
また、中古市場でも玉数が少なく「不人気車だから売れない」のではなく、「台数自体が少ない」という要素も混ざっています。その結果、検索では「VFR1200F 不人気」というキーワードが定着したと言えるでしょう。
VFR1200Fが不人気とされる主な理由
VFR1200Fは高性能なツアラーでありながら、日本国内では「不人気」とされがちです。その背景には、ライダーが購入や維持にあたって直面するいくつかの課題があります。
重量が重すぎる?約270kgの取り回し問題
VFR1200Fの車両重量は約270kgと非常に重く、同クラスのツアラーと比べても重量級に分類されます。街乗りや駐輪場での取り回しでは苦労する声が多く、特に体格に自信のないライダーからは「重すぎて扱いにくい」という不満が挙がっています。
価格が高額?新車時200万円超えのコスパ評価
発売当初の新車価格は200万円を超えており、国産大型バイクの中でも高価格帯でした。「この金額を出すならBMWやヤマハFJR1300が買える」といった声もあり、コストパフォーマンスの面で不利な印象を持たれてしまいました。
維持費と燃費|実燃費15〜18km/Lの厳しさ
VFR1200Fの実燃費は15〜18km/L程度で、長距離ツーリング向けとしては燃費性能がやや厳しいと感じる人もいます。さらに重量級であることからタイヤやブレーキなどの消耗も早く、維持費は相応にかかります。「燃費も維持費も重い」というダブルの負担が、不人気の理由のひとつになっています。
VFR1200F DCTの賛否|画期的だが扱いにくい?
世界初の市販大型バイク用DCTを搭載した点は大きな話題となりましたが、ユーザーからの評価は賛否両論です。「クラッチ操作不要で便利」という声がある一方で、「違和感がある」「スポーツ走行では物足りない」と感じるライダーもいます。革新的でありながら、ライダーの好みによって評価が分かれる装備です。
ライバル車(FJR1300・ZZR1400・GSX1300R)との比較劣勢
同時期に市場で存在感を放っていたのが、ヤマハFJR1300、カワサキZZR1400、スズキ隼(GSX1300R)といった強力なライバル車です。これらはパワーや快適性でユーザーの支持を集め、VFR1200Fは「中途半端」「キャラクターが曖昧」と見られてしまったのです。
VFR1200Fのデザイン・快適性に対する評価
VFR1200Fは登場当時から「未来的で迫力のあるデザイン」と言われましたが、その評価はライダーによって分かれています。ツアラーとしての快適性や装備に関しても、メリットと不満が混在しています。
迫力はあるがツアラーらしさに欠ける?デザイン面の口コミ
VFR1200Fはシャープなフルカウルに大柄な車体を組み合わせ、存在感のあるスタイリングを持っています。とくに正面からの迫力や高級感は評価されています。
一方で、「スーパースポーツのような見た目なのにツアラー性能が中途半端」「ツーリングバイクらしい親しみやすさがない」といった声もあります。つまり、デザインのかっこよさは認められても、求める方向性によっては評価が割れてしまうのです。
快適装備や積載性の評価|ツーリング用途でのメリットと不満点
VFR1200Fは高速巡航の安定感に優れ、シートの快適性もツアラーとして十分な水準です。また、純正オプションでパニアケースを装着すれば長距離ツーリングにも対応可能です。
しかし、標準仕様では積載性が限られており、「大型ツアラーにしては積載力が物足りない」という不満も見られます。さらに、車体の大きさと重量が長時間の走行で疲れにつながるケースもあり、快適性の評価は一枚岩ではありません。
VFR1200Fオーナーの口コミ・評判まとめ
実際にVFR1200Fを所有しているライダーの口コミを見ると、「不人気」と言われる理由がより明確になります。ネガティブな声とポジティブな声を整理すると、VFR1200Fの立ち位置がよく見えてきます。
ネガティブな口コミ(重量・熱・維持費の負担)
- 重量の大きさ:「駐車場や街中での取り回しが大変。立ちゴケが怖い」
- 熱問題:「夏場はエンジン熱が強烈で足元が暑すぎる」
- 維持費の高さ:「消耗品の寿命が短く、特にタイヤやブレーキパッド代がかさむ」
- 燃費の厳しさ:「リッター15km前後で、ツアラーとしては少し物足りない」
これらの声は、特に日常的に使うライダーにとって大きな負担となり、不人気の要因になっています。
ポジティブな口コミ(安定感・高速巡航性能・DCTの便利さ)
- 圧倒的な安定感:「高速道路での直進安定性は抜群。ロングツーリングが快適」
- V4エンジンの魅力:「スムーズで独特のフィーリングが他にはない」
- DCTの利便性:「渋滞や市街地ではクラッチ操作不要で楽。ツーリングでも疲れにくい」
- 所有感:「高級感があり、乗っていると満足感がある」
このように、ライダーの使い方次第で評価が大きく変わるのがVFR1200Fの特徴です。重量や維持費の負担を理解したうえで選べば、他にはない魅力を味わえるモデルと言えるでしょう。
VFR1200Fとライバル車の徹底比較
VFR1200Fの評価を語るうえで外せないのが、同時期に人気を博していたライバル車たちとの比較です。ここでは代表的な3台と見比べながら、その違いを整理します。
ヤマハFJR1300との比較|ツアラー装備と実用性
ヤマハFJR1300は、ツアラーとしての完成度が高く、電子制御サスペンションや大容量のパニアケースなど快適装備が充実しています。
一方VFR1200Fは走行性能に重点を置いた設計で、ツーリング機能ではFJR1300に劣る部分もあります。そのため「快適さ重視ならFJR1300、走りの質感ならVFR1200F」という棲み分けがなされていました。
カワサキZZR1400との比較|加速力と高速性能
カワサキのZZR1400は200馬力近いパワーを誇り、圧倒的な加速力でライダーを魅了しました。高速性能に関しては、どうしてもVFR1200Fが見劣りします。
ただし、VFR1200Fはパワーよりも安定感や扱いやすさを重視しているため、「ハイスピードで刺激を求めるならZZR、長距離を安定して走りたいならVFR」という選び方がされています。
スズキ隼(GSX1300R)との比較|ツアラーvsスーパースポーツ
スズキ隼(GSX1300R)はスーパースポーツ寄りの特性を持ち、世界最速クラスのバイクとして圧倒的な人気を誇っていました。
これに対してVFR1200Fはあくまでスポーツツアラーであり、ライバルとして比べられると「中途半端」という印象を持たれることもありました。
しかし、隼にはないDCTやシャフトドライブを採用するなど独自の魅力があるため、「快適性と独自性を重視するならVFR1200F」という選択肢になります。
購入前に知っておきたい注意点と選び方
VFR1200Fは性能も独自性も高いモデルですが、購入する前にいくつか注意点を理解しておくことが重要です。ここでは失敗しない選び方のポイントを整理します。
中古VFR1200Fを選ぶ際の相場とチェックポイント
現在、VFR1200Fの中古相場は走行距離や年式によって大きく変動しますが、70万〜100万円前後で見つかることが多いです。状態の良いDCTモデルは高めに推移しています。
チェックすべきポイントは以下の通りです。
- DCTの作動確認(シフトショックやギア抜けがないか)
- 冷却系の状態(ラジエーター・ウォーターポンプの漏れ)
- 足回りの消耗(重量車なのでサスペンションやベアリングに負担大)
- 電装系の不具合(メーター・センサー系統)
維持費・車検・保険料を含めたランニングコスト
VFR1200Fは大型二輪のため車検が必要で、重量や排気量から維持費も高めです。
- 車検費用:約5〜7万円
- タイヤ交換:約5〜6万円(前後セット)
- 燃費:実燃費で15〜18km/L程度
- 自動車税:6,000円
大型ツアラーとしては標準的ですが、維持費が安いモデルを求める人には負担が大きく感じられるでしょう。
VFR1200Fをおすすめできるライダーと向かないライダー
おすすめできる人
- 高速道路や長距離ツーリングを重視する人
- 重量級でも安定感ある走りを楽しみたい人
- DCTやV4エンジンといった独自技術に惹かれる人
おすすめできない人
- 街乗りメインで軽快さを求める人
- 維持費をできるだけ抑えたい人
- 初めて大型バイクに乗る初心者ライダー
このように、自分の使い方やライフスタイルに合っているかを見極めることが、後悔しない選び方のコツです。
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まとめ|VFR1200Fは本当に不人気なのか?再評価すべきポイント
VFR1200Fは「不人気」と言われることが多いですが、それは単純に欠点だけが理由ではありません。販売価格の高さ、重量の大きさ、維持費の負担、そして強力なライバル車の存在が、日本市場での評価を下げる要因になったのは事実です。
しかし、視点を変えるとVFR1200Fには唯一無二の魅力があります。V型4気筒エンジンのフィーリング、安定した高速巡航性能、そして世界初のDCT搭載モデルという先進性は、他のバイクにはない個性です。
「街乗りや維持費の安さを重視する人」には不向きかもしれませんが、長距離ツーリングで快適かつ独自のライディング体験を求める人にとっては、再評価すべき隠れた名車だと言えるでしょう。
つまり、VFR1200Fは「万人受けはしないが、刺さる人には強烈に魅力的なバイク」です。自身のスタイルに合うかを見極めることが、後悔しない選び方のポイントとなります。
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