
「バイクの二人乗りって、いつからできるの?」「免許取ったばかりだけど、友達を乗せてもいいの?」
そんな疑問を抱えて「バイク 二人乗り 禁止 いつから」と検索した方は多いのではないでしょうか。
実は、バイクの二人乗りには法律で定められた禁止期間があります。
結論から言えば、普通自動二輪免許を取得してから1年未満は二人乗りが禁止されており、さらに高速道路に関しては年齢20歳以上かつ免許歴3年以上という条件も加わります。
本記事では、
- 二人乗りが「いつからOK」なのか明確な基準
- なぜ1年未満は禁止なのか?その法律的・安全的な理由
- 高速道路や原付における特例や注意点
- 初心者が安全に二人乗りを始めるためのポイント
までを、わかりやすく解説します。
「大切な人を後ろに乗せる前に、安全とルールをしっかり確認しておきたい」
そんなあなたに向けた、初心者必見の完全ガイドです。
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バイクの二人乗りはいつからOK?禁止期間の基準を解説
バイクに乗る楽しみの一つが「二人乗り(タンデム)」ですが、誰でもすぐにできるわけではありません。
実は道路交通法で、免許取得から1年間は二人乗りが禁止されているという明確なルールが定められています。
「バイク 二人乗り 禁止 いつから」と検索する方の多くは、
- 二人乗りの解禁タイミング
- ルールがいつ制定されたか
- 違反するとどうなるのか
といった疑問を抱えているはずです。
このセクションでは、そうした基礎知識を初心者にもわかりやすく解説していきます。
二人乗りが解禁されるのは免許取得から1年後
まず覚えておきたいのは、普通自動二輪(中型)免許や大型自動二輪免許を取得してから1年間は、二人乗りが法律で禁止されているという点です。
✅ 具体的な基準
- 解禁日:免許交付日から起算して1年後の同日以降
例)2024年7月20日に免許取得 → 2025年7月20日から二人乗りOK - 対象:普通・大型自動二輪免許を新規取得した全ライダー
※AT限定でも条件は同じです。
この制限は、一般道路・高速道路を問わず適用される基本ルールです。
二人乗り禁止の開始はいつから?法律の施行時期と背景
二人乗りが「免許取得から1年間禁止」というルールは、2005年の道路交通法改正時に導入されました。
当時、初心者ライダーによる同乗者事故の増加が社会問題となっており、
「一定の経験を積んでからでないと、他者を乗せるのは危険」と判断されたのが背景です。
▷ 制定と施行の流れ
- 制定:2004年の警察庁答申
- 施行:2005年4月1日(首都高の二人乗り解禁と同時)
現在もこのルールは維持されており、新規取得者に限って二人乗り制限が設けられている形です。
免許取りたてで二人乗りするとどうなる?違反の罰則と点数
「バレなければ大丈夫」と軽く考えてはいけません。
免許取得から1年未満のライダーが二人乗りをすると、れっきとした交通違反になります。
📌 違反した場合の罰則
- 違反名:道路交通法違反(乗車方法違反)
- 罰則:反則金6,000円(普通車扱い)+違反点数1点
- 点数が累積すると、免許停止や再講習のリスクもあり
初心者期間中は免許取り消しのリスクが上がるため、くれぐれも注意が必要です。
次のセクションでは、「高速道路での二人乗り」について、さらに詳しく解説します。
「20歳以上・免許歴3年以上」の条件や都市高速の制限も取り上げます。
高速道路は要注意!二人乗りに追加で必要な条件とは
一般道路での二人乗り解禁は「免許取得から1年後」ですが、高速道路での二人乗りにはさらに厳しい条件があります。
間違って乗ってしまうと重大な違反扱いになるため、特に初心者ライダーは注意が必要です。
このセクションでは、年齢・免許歴・バイクの排気量など、高速道路でタンデム走行をするための条件を詳しく解説します。
高速道路の二人乗りは20歳以上&免許歴3年以上が必須
高速道路で二人乗りをするには、以下の二つの条件を満たす必要があります。
✅ 高速道路タンデム走行の条件
- 運転者が20歳以上であること
- 普通二輪免許または大型二輪免許の取得から3年以上経過していること
この「3年以上」というのは、“現行の免許の取得日”が基準です。
たとえば、普通二輪免許を19歳で取得し、20歳になっても免許歴が3年未満なら高速二人乗りはNGです。
🚫 違反すると…
- 道路交通法違反(乗車方法違反)
- 反則金:6,000円
- 点数:1点
- 事故時には過失割合が大きく加算される可能性もあります。
都市高速はどうなる?首都高・阪神高速の制限にも注意
かつては首都高速道路(首都高)と阪神高速道路では、バイクの二人乗り自体が禁止されていました。
ですが、2005年に法律が改正され、一定条件下で首都高・阪神高速でも二人乗りが可能になりました。
✅ 現在の首都高・阪神高速の状況(2025年時点)
- 都市高速でも、20歳以上+免許歴3年以上であれば二人乗りOK
- ただし、一部合流地点やカーブが連続する区間は**「二人乗り禁止」の標識あり**
標識で明確に禁止されているエリアもあるため、走行前に道路情報を確認することが大切です。
高速二人乗りができるバイクの条件とは?排気量126cc以上に限定
高速道路を二人乗りするには、バイクの排気量にも制限があります。
✅ 高速タンデムOKな車両条件
- 排気量:126cc以上(=小型二輪不可)
- 原付二種(125cc以下)は高速道路走行そのものが禁止
たとえば、PCX125やグロム、モンキー125などは高速自体が走行不可なので、もちろんタンデム走行もNGです。
また、高速道路での走行性能を考えても、最低でも250cc以上のバイクが推奨されます。
高速道路での二人乗りは、
- 年齢
- 免許歴
- 車両の排気量
- 走行区間の標識
など、複数の条件を満たして初めて合法となる点を押さえておきましょう。
なぜ免許1年未満は二人乗りが禁止されているのか?
「免許を取ったばかりでも、自分1人で乗れているし、同乗者がいても問題ないのでは?」
そう考える方もいるかもしれませんが、免許取得後1年未満のライダーに二人乗りを禁じる理由は、明確に“安全性”にあります。
このセクションでは、免許取得から1年間の二人乗り禁止措置の背景にある法的意図・事故統計・安全対策の観点を掘り下げて解説します。
経験不足による事故リスクを減らすための安全対策
免許を取得したばかりのライダーは、基本的な操作はできても、危険回避や急ブレーキ・車線変更などの“とっさの判断力”は未熟なことが多いです。
さらに、同乗者が加わることでバイクの挙動は大きく変化します。
▶ 二人乗り時の主な影響:
- 車体が重くなり、ブレーキ距離が延びる
- バランスが変わり、カーブで不安定になりやすい
- 後部座席の動きでライダーの操作がブレる
こうした変化に対し、まだ経験が浅い初心者ライダーは対応しきれない可能性が高いため、「最低1年は単独走行で経験を積んでからにしよう」というのが制度の目的です。
国交省や警察庁が示す安全運転者育成の意図とは
警察庁や国土交通省が推進する二輪車安全対策では、初心運転者期間(1年間)は事故率が高く、死亡事故の割合も高いとされています。
そのため、二人乗りを禁じることは、運転者だけでなく同乗者を守るための措置でもあります。
📊 参考:初心者運転者による二人乗り事故(過去の統計)
- 事故率は二人乗り時の方が約1.5倍
- 死傷事故の発生件数は、初心者ライダーで特に高い傾向
- 二人乗り中の転倒事故で同乗者が重傷を負う事例も多数
実際に起きた初心者ライダーの二人乗り事故例
以下は、実際の事故例から見える「初心者ライダー+二人乗り」の危険性です。
🛑 事例1:19歳の男性が免許取得3か月で彼女を乗せて走行中、交差点で右直事故
→ ブレーキングと判断が遅れ、二人とも転倒。同乗者が骨折。
🛑 事例2:免許半年のライダーがカーブで減速できず転倒
→ 同乗者が後方に投げ出され、頭部強打。ヘルメット未装着で重体に。
こうした事故は、「たった1年の差」と思われがちですが、実際には“命を分けるリスク”になる可能性もあるのです。
つまり、「免許取得後1年間は二人乗り禁止」というルールは、
運転者自身と大切な同乗者を守るための、安全なステップ設計といえます。
特例や例外はある?原付・タンデム走行の誤解を解く
「原付でも二人乗りできるの?」「免許取ってすぐでも条件次第でOKなのでは?」
このような誤解やあいまいな認識を持っている方も少なくありません。
このセクションでは、原付・小排気量バイク・特定車両での二人乗りの可否や例外事項を、正確な情報でわかりやすく整理します。
原付(50cc)はそもそも二人乗りできない?
まず大前提として、原付第一種(50cc以下)での二人乗りは一切禁止されています。
❌ 理由は以下のとおり:
- 原付は構造上、定員1名として設計されている
- 法律上も「乗車定員:1名」と定められているため
- 二人乗り=構造違反&道路交通法違反となり、厳しい処罰の対象
たとえ後部にスペースがあっても、50cc原付では絶対に二人乗りはできません。
二人乗りできる車種と条件|CB400SF・YZF-R25などの事例
では、**どのようなバイクなら二人乗りが可能か?**について見ていきましょう。
✅ 二人乗り可能な条件(車両面):
- 126cc以上のバイク(小型二輪以上)
- 乗車定員2名の設計であること(=二人乗りステップ・シート付き)
- 二人乗りの許可を得ているナンバーであること(車検証記載)
▶ 代表的な車種例:
- CB400SF/CBR250RR/YZF-R25/レブル250/GB350/Ninja400 など
ただし、免許取得1年未満や高速道路条件を満たしていない場合は、車両が対応していても二人乗りはできません。
免許取得から1年未満でも合法的に乗れるパターンはあるのか?
「特例措置とか抜け道はないの?」と思うかもしれませんが、
現行法では、普通・大型二輪免許の取得から1年未満は一律で二人乗り禁止です。
🚫 以下のようなケースもNG:
- 教習所卒業直後に納車→翌日にタンデム
- 親のバイクを借りて同乗者を乗せる
- 「自己責任だから」と開き直る
いずれも法的に違反となり、取り締まりの対象です。
また、事故を起こした際には過失割合が不利になる可能性が高いため、避けるべき行為です。
合法的に二人乗りができる条件は「免許取得から1年経過」が絶対条件。
構造や排気量を満たしていても、「経験年数」が足りなければNGなので注意しましょう。
安全に二人乗りを始めるために知っておくべきこと
免許取得から1年が経ち、ようやく合法的に二人乗りができるようになっても、安全に楽しむためには“知識と準備”が必要不可欠です。
特に初めてタンデムを行うライダーにとっては、操作感や注意点が大きく変わるため油断は禁物です。
このセクションでは、二人乗り時の装備・練習場所・運転の心構えなど、すぐに実践できる安全対策をご紹介します。
同乗者の装備や服装にも注意が必要!ヘルメットは必須
二人乗りでよくある誤解が、「運転者だけが装備していればOK」という考え方。
しかし、同乗者にも法的・安全的に必要な装備があることを知っておきましょう。
✅ 最低限必要な装備:
- 同乗者用のヘルメット(SGマーク付きが望ましい)
- グローブ・長袖・長ズボン・スニーカーなど露出を避けた服装
- できればプロテクター付きジャケットや腰ベルトも推奨
同乗者が不安定な姿勢や薄着で乗っていると、転倒時のケガリスクが高まるだけでなく、ライダー側の操作にも悪影響を及ぼすことがあります。
二人乗り練習はどこでやる?交通量の少ない道がおすすめ
いきなり街中や高速道路でタンデム走行を始めるのは危険です。
最初は、交通量が少なく、道幅が広く、停止・発進の練習がしやすい場所で練習しましょう。
▶ 練習に適した場所の例:
- 河川敷近くの公道(交通量が少ない時間帯)
- 工業地帯の休日エリア
- ライディングスクールの講習会(初心者向け二人乗り講座あり)
特に最初のうちは、ブレーキ時の挙動やバランスの崩れやすさに驚くかもしれません。
1人乗りの感覚とはまったく違うため、慎重に慣れる必要があります。
事故を防ぐために知っておきたい運転のコツと心構え
同乗者がいると、バイクの挙動が鈍くなったり、後ろの体重移動で不安定になることがあります。
そのため、運転操作にゆとりを持ち、丁寧に動くことが安全運転のカギになります。
✅ タンデム運転時の基本的な心構え:
- 発進・停止・カーブではいつも以上にゆっくり操作
- 停止中に同乗者が動かないように事前に説明しておく
- 同乗者に「信号が変わるタイミング」「曲がる前」などを声かけして伝える
また、急なブレーキや加速は同乗者が振られやすく、信頼関係を損なう要因にもなるので注意しましょう。
「タンデムは2人で走るもの」——そう意識して、自分と同乗者両方の命を守る行動を取ることが大切です。
まとめ|バイク二人乗りは“いつからOK”か?初心者が守るべきルールとは
- バイクの二人乗りは、免許取得から1年経過後に解禁されます
- 高速道路ではさらに厳しく、「20歳以上&免許歴3年以上」で初めて合法になります
- 原付(50cc以下)は構造上も法律上も二人乗りは不可
- 違反すると反則金6,000円+点数1点の処分対象になります
- 安全にタンデムを始めるには、装備・練習・同乗者への配慮が不可欠です
免許を取ってすぐの時期はまだ経験が浅く、予期せぬ操作ミスやバランスの崩れが起きがち。
まずは一人での運転に慣れたうえで、確かな準備と知識を持って二人乗りをスタートさせましょう。
よくある質問(Q&A)
Q. バイクの二人乗りは免許取得から何日後にできますか?
A. 免許交付日からちょうど1年経過した日以降に可能になります。前倒しはできません。
Q. 免許取得後すぐでも、高速道路で一人なら走ってOK?
A. はい。排気量126cc以上であれば、高速道路での単独走行は免許取得直後でも可能です(二人乗りは不可)。
Q. 高速道路での二人乗り条件は何ですか?
A. 20歳以上かつ免許歴3年以上のライダーであることが条件です。満たさない場合は違反になります。
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