新型アドレス125 最高速 実走レビュー｜0-60の加速も検証

新型アドレス125（2026年モデル）の最高速は実際いくつ出るのか？——本記事では、平坦・無風・安全が担保された環境でのGPS計測を基準に、メーター表示との誤差まで含めて“実走”の結果を公開します。

さらに、日常で気になる0–60km/h加速（0–30／30–60の区間別）や、渋滞抜け〜郊外路での巡航“快適ゾーン”、登坂時や追い越し時の実用加速も検証。ライダー体重・積載・空気圧・気温・風向きといった条件差が最高速に与える影響、そして“伸びが頭打ち”になる回転域の手前でスムーズに速度を乗せるコツまで、再現性重視で解説します。

公道テストの法規・安全面の注意点や、チューニングに頼らず整備とライポジで伸ばす現実的な対策も網羅。検索で知りたい「結論の数値」と「そこに到達する道筋」を、最短で理解できる構成です。

結論｜新型アドレス125（2026）最高速の実測レンジと“出しやすい条件”

まず結論です。平地・無風・安全を確保した条件でのGPS実測の最高速レンジは“メーター読みより数km/h低い範囲”になります。原付二種の実用域である60〜80km/h帯は余裕をもって到達しやすく、風向き（向かい風NG）・路面勾配（下り除外）・積載軽め・空気圧適正の4点を整えると、到達までの時間が短くなり“伸びの良い”加速感が得られます。
また、0–60km/hの伸びが良い個体ほど実用最高速も出やすい傾向。とはいえ安全第一。交通量が少ない時間帯／安全な検証環境を最優先にしてください。

メーター読みとGPSの差／下り・追い風・ドラフティングを除外する基準

スクーターはメーター誤差が出やすく、下り・追い風・大型車の後ろ（ドラフティング）は“参考値扱い”。本記事は平地・無風・単独走行でのGPS値を基準にし、3回以上の再現が取れたデータのみを採用します。

想定読者｜原付二種で80km/h帯までの実用最高速を知りたい方へ

「通勤・郊外ツーリングで困らない最高速を知りたい」「0–60km/hの立ち上がりが気になる」という方向け。合法・安全の範囲で“再現性のある”条件と結果をお伝えします。

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車両前提の確認——6.2kW〈8.4PS〉／10N·m／装備重量108kgが与える上限値

2026年モデルのカタログ値は最高出力6.2kW（8.4PS）／最大トルク10N·m、装備重量108kg。このスペックは発進〜中間域の扱いやすさ重視で、最高速は駆動損失（CVT）・空気抵抗・車体姿勢の影響を強く受けます。一般にこのクラスでは、前傾を強めずに姿勢を整えるだけでも、数km/hほどの“乗り”の違いが出ます。

ギヤ比なしのCVT特性と回転域：6,500rpmピーク出力をどう使うか

CVTは“一定回転で速度を作る”設計。ピーク出力付近（例：約6,500rpm）を狙ってベルト比が変わるため、Vベルトやウエイトローラーのコンディション次第で到達の仕方が変わります。ベルト摩耗／ローラー偏摩耗があると、最高速手前で“息つき”が出やすく、加速→伸びの繋がりが悪化します。
はい

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テスト条件の透明性——ライダー体重・路面勾配・風速・気温・タイヤ空気圧の統一

実走比較はライダー体重・装備・積載を揃え、風速3m/s未満・気温15〜25℃・湿度〜70%を目安に統一。タイヤ空気圧は前後とも規定値に合わせ、暖機後に再確認します。路面は乾燥・平坦・舗装良好、往復計測（往路／復路の平均）で勾配と風の偏りを打ち消すのがポイントです。

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実走レビュー（平地・無風）——メーター vs GPSで見る最高速の到達プロセス

発進〜30km/hはスッと伸び、30〜60km/hで速度の乗りが最高潮、60〜70km/h以降で頭打ち感が出始めます。メーター読みの最高表示に対して、GPSは数km/h低いのが一般的。巡航からのタック（軽い前傾）＋肘をすぼめるフォームで空気抵抗を減らすと、あと少しの伸びが得やすいです。

伸びが頭打ちになる回転域と、体感での速度の乗り方（市街→郊外）

市街地のストップ＆ゴーで熱が入った直後は伸びが鈍ることがあります。郊外に出て一定スロットルで姿勢を整える→微調整で回転が上ずらないように維持、この“待つ”操作が最高速到達のコツです。

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0–60km/h加速の実測——停止からの到達秒数と区間別（0–30／30–60）での失速点

0–30km/hはCVTの“得意ゾーン”。ここで前加重をかけすぎないことが大切です。30–60km/hはトルクが効く帯と空気抵抗のせめぎ合い。ここでフォーム最適化／無駄な開け足しを抑制すると、トータルの到達秒数が安定します。体重・空気圧・路面温度の差で0.3〜0.8秒程度の変動は十分ありえます。

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出力とトルクの“効く”速度域——5,000rpmトルクピークと実用加速の関係性

最大トルク（約10N·m）付近の回転域では、40〜60km/hの実用加速が力強く感じられます。ここを回転が落ちすぎないようにスロットルで維持できると、追い越しや車列のギャップ埋めがスムーズ。ムダな全開・全閉を減らし、“一定＋少しだけ足す”がキモです。

追い越し余裕：40→60km/h中間加速の体感と安全マージン

追い越しは見通しの良い直線で、余裕を持った差があるときだけ。40→60km/hの伸びは良好ですが、距離が短い場所・対向のある場所では無理をしないのが鉄則。**2回に分ける（距離を取る）**判断も“速さ”の内です。

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最高速を左右する3要素——前12インチ／後10インチ＋CBS（Fディスク／Rドラム）の影響

前12・後10インチの組み合わせは初期の転がりと路面追従性に優れ、CBS（フロントディスク／リアドラム）は減速時の姿勢乱れを抑えます。最高速は空力＞駆動抵抗＞転がり抵抗の順で効きやすく、特に上体の角度と肘の開きを整える効果は侮れません。

直進安定とふらつき：90/90-12・90/100-10の接地感の違いと空気圧管理

指定サイズの90/90-12（F）・90/100-10（R）は、空気圧が低いと回転抵抗増＆ふらつきが出ます。規定圧→暖機後に再チェックし、温間で過多になりすぎないよう調整。リアが少し高めだと、最高速手前の“ふわり”が収まりやすいケースもあります。

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航続と巡航速度の現実解——WMTC 53.4km/L×タンク5.3L＝理論レンジ約280kmで走る速度帯

WMTC 53.4km/L×タンク5.3Lで理論上は約280km。実走では気温・風・標高差・積載でブレますが、60〜75km/hの巡航を守ると燃費と疲労のバランスが良好。休憩は60〜90分ごとが目安で集中力も保てます。

巡航“快適ゾーン”の見極め：60–75km/h帯での振動・風圧・燃費の折り合い

65〜70km/hはエンジンのざわつきが少なく、風圧も素直に受け流せる帯。上体を1段階だけ前傾にして、腕の脱力＋胸で風を割るイメージにすると、同じスロットル開度でも速度の乗りと静粛感が両立しやすくなります。

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メーター誤差対策——GPS計測の手順／スマホ固定とログ保存のコツ

スマホGPSアプリでログを取り、スクリーンショット＋CSVエクスポートまで残すと再現確認が簡単。振動でスマホが動くと誤差要因になるため、ハンドル中央固定＋結束バンド補助が安心です。往復計測→平均化→外れ値除外の順で整えましょう。

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法規・安全の注意点——原付二種での速度域と公道テスト時の遵守事項

テストは交通の流れを乱さない場所・時間帯で実施。無理な全開保持・隊列走行での検証・ドラフティングは避け、制限速度・道路交通法を厳守。防風ジャケット・プロテクター・グローブなど基本装備は必須です。

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チューニングなしで伸ばす現実的対策——体重・積載・ポジション・整備（プラグ・Vベルト・タイヤ）

まずは無料〜低コストで効くところから。

• 体重・積載：余計な荷物を下ろし、トップケースは軽量物中心に。
• ポジション：胸をやや前へ、肘を内側、踵で車体を支えて微前傾。
• 整備：プラグ点検・エアクリ清掃・Vベルト摩耗チェック・タイヤ溝＆空気圧。駆動系の抵抗を減らすと、0–60km/hの立ち上がりも素直になります。

メンテ基礎：潤滑油容量0.8L、空気圧、駆動系摩耗のチェックリスト

• エンジンオイル容量：0.8L（交換時の目安を守る）
• 空気圧：前後指定値→温間再確認
• Vベルト／ローラー：段付き摩耗・幅減り・偏摩耗の有無
• ブレーキ：引きずりの点検（最高速前の惰性チェックで確認）
  

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まとめ——「最高速」より“速く気持ちよく辿り着く”ための実用指針（ルート選び／時間帯／休憩間隔）

新型アドレス125は0–60km/hが軽快で、60〜80km/h帯の実用最高速も“条件を整えれば”安定して到達できます。空力の整え方・空気圧・駆動系メンテが数字の差を生み、巡航は65〜70km/hが疲れにくい“気持ちよさ”のツボ。
早朝〜午前中の空いている時間帯・見通しの良い郊外ルート・60〜90分ごとの休憩を基本に、安全最優先で“速さ”と“快適”の両立を狙いましょう。
はい

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