
「憧れのHONDA ゴールドウイングを手に入れたのに、後悔している…」そんな声を耳にしたことはありませんか?大型ツアラーとして圧倒的な快適性を誇る一方で、「重すぎる」「維持費が高い」といったデメリットも指摘されています。実際のオーナーはどう感じているのでしょうか?
この記事では、ゴールドウイングの購入者のリアルな声をもとに、満足する人と後悔する人の違いを徹底解説します。また、最新モデルの特徴や、ライバル車との比較、賢い購入方法まで詳しくご紹介。
「自分にとってゴールドウイングは本当にベストな選択なのか?」その答えを見つけるために、ぜひ最後までご覧ください。
HONDA ゴールドウイングは本当に後悔するバイクなのか?
ゴールドウイングは、圧倒的な快適性とツーリング性能を誇るフラッグシップモデルですが、「後悔した」という声も少なくありません。では、実際に購入した人はどんな点で満足し、どんな点で後悔しているのでしょうか?また、2024年モデルの変更点を踏まえた最新の評価もチェックしていきましょう。
購入者のリアルな声|満足派と後悔派の意見を比較
ゴールドウイングのオーナーの声を見てみると、大きく「満足派」と「後悔派」に分かれます。
満足派の意見
- 長距離ツーリングの快適性が圧倒的!クルーズコントロールやシートの座り心地が最高
- DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)のおかげで渋滞も楽に走れる
- 積載性が抜群で、キャンプツーリングにも最適
後悔派の意見
- 重量が423kgあり、街乗りや取り回しが大変
- 維持費が予想以上にかかる(車検、保険、タイヤ交換など)
- ワインディングやスポーツ走行には向かない
このように、ゴールドウイングは長距離ツーリングを楽しむ人にとっては最高の一台ですが、取り回しやコスト面に悩む人もいるようです。
2024年最新モデルの変更点と評価
2024年モデルのゴールドウイングには、いくつかの改良が加えられています。
主な変更点
- 新色追加:よりスタイリッシュなカラーバリエーションを展開
- ナビ機能の強化:より直感的に使えるインターフェースに進化
- 足つきの向上:シート形状が見直され、より多くのライダーが扱いやすく
これにより、これまで「取り回しが大変」と感じていた人でも、少しは扱いやすくなったかもしれません。ただし、基本的な重量やエンジン特性は変わらないため、大型ツアラーならではの特性を理解した上で購入することが大切です。
ゴールドウイングは、ライダーの用途に合えば極上のバイクですが、合わなければ後悔する可能性もあります。次の章では、後悔する理由について詳しく掘り下げていきます。
ゴールドウイングで後悔する主な理由とは?
ゴールドウイングは快適なロングツーリングを実現するフラッグシップモデルですが、その一方で「こんなはずじゃなかった…」と後悔するオーナーもいます。特に、取り回しの難しさや維持費の高さ、スポーツ走行の不得意さが理由として挙げられます。ここでは、それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。
大きすぎて取り回しが大変?重量423kgの実態
ゴールドウイングの車両重量は約423kg。これは一般的なネイキッドバイクの約2倍、スクーターの約4倍に相当する重さです。
取り回しの難しさを感じる場面
- 駐車場での押し引き:平坦な場所ならまだしも、傾斜のある駐車場では一苦労。
- Uターンや低速走行:重さとホイールベースの長さから、小回りが効かず気を使う。
- 立ちごけのリスク:重心が低く設計されているとはいえ、一度傾くと支えきれないことも。
ただし、DCTモデルには「ウォーキングモード」が搭載されており、ボタン操作で前進・後退が可能。これを活用すれば、取り回しの負担はある程度軽減できます。
高額すぎる維持費?車検・保険・燃費のコストを計算
ゴールドウイングは車体価格が高いだけでなく、維持費も相応にかかります。ここでは、主な維持費の目安を紹介します。
項目 | 費用の目安 |
---|---|
車検費用 | 約5〜8万円(2年ごと) |
自動車重量税 | 約5,000円(2年ごと) |
自賠責保険 | 約1.4万円(2年分) |
任意保険 | 年間約3〜8万円(条件による) |
燃費 | 実測約15〜18km/L |
タイヤ交換 | 前後で約8〜12万円(約1万kmごと) |
特に高額なのがタイヤ交換と任意保険です。ゴールドウイングは重量があるため、タイヤの摩耗が早く、交換サイクルも短め。さらに、大排気量のバイクは任意保険料も高めに設定されています。
維持費を抑えるには、定期的なメンテナンスをしっかり行い、保険プランを見直すのがポイントになります。
スポーツ走行には不向き?峠道やワインディングでの実力
ゴールドウイングはツーリング向けに設計されたバイクのため、峠道やワインディングではスポーツバイクほどのキビキビした走りは期待できません。
スポーツ走行に向かない理由
- ホイールベースが長く、素早い切り返しが苦手
- 重量があるため、ブレーキング時の慣性が大きい
- バンク角が限られ、深いリーンがしにくい
ただし、最新のゴールドウイングはフレーム剛性の向上や電子制御サスペンションの採用により、従来モデルよりはコーナリング性能が向上しています。とはいえ、ワインディングを楽しむなら、CBRやZ900のようなスポーツ系バイクのほうが適しているでしょう。
ゴールドウイングは長距離ツーリングには最適ですが、取り回しの難しさや維持費の高さ、スポーツ走行の不向きさがデメリットとなる場合があります。次の章では、ゴールドウイングでも「後悔しない人」の特徴について解説します。
ゴールドウイングでも後悔しない人とは?
ゴールドウイングは、万人向けのバイクではありません。しかし、バイクの特性を理解し、自分のスタイルに合っていれば、最高の相棒になります。では、どんな人なら後悔せずに楽しめるのでしょうか?
ロングツーリング派には最高!快適装備と積載性能
ゴールドウイングの真価が発揮されるのは、やはりロングツーリングです。長時間の走行でも疲れにくい設計になっており、以下のような装備が充実しています。
快適装備のポイント
- 電動スクリーン:風防効果を調整でき、長距離走行でも疲れにくい
- クルーズコントロール:高速道路で一定速度を維持でき、右手の負担を軽減
- シートの快適性:厚みのあるシートで長時間の乗車でもお尻が痛くなりにくい
- オーディオ&ナビ:Bluetooth接続で音楽や通話が可能
また、積載性能もツーリングバイクとしてはトップクラス。標準装備のパニアケースとトップケースを合わせると、110L以上の容量を確保できます。これなら、数泊の旅行やキャンプツーリングでも荷物に困ることはありません。
ライバル比較|BMW K1600GTLやハーレーウルトラとの違い
ゴールドウイングとよく比較されるのが、BMW K1600GTLやハーレーウルトラです。それぞれの特徴を見てみましょう。
モデル | 特徴 |
---|---|
ゴールドウイング | 安定感のある乗り心地&快適装備が充実 |
BMW K1600GTL | 直列6気筒エンジンの滑らかなフィーリング&スポーティなハンドリング |
ハーレーウルトラ | Vツインエンジンの鼓動感&アメリカンなスタイル |
BMW K1600GTLはスポーティな走りが特徴で、峠道でも比較的軽快に走れます。一方、ハーレーウルトラは独特の鼓動感とクラシックなデザインが魅力。快適性とバランスの良さを求めるなら、ゴールドウイングが最有力候補となるでしょう。
賢い購入方法|中古市場の相場と選び方のポイント
ゴールドウイングは新車価格が300万円以上と高額ですが、中古市場では比較的お得に購入できます。
中古相場の目安(2024年現在)
- 2010年式以前(SC47):100〜150万円
- 2018年式以降(SC79):200〜280万円
中古車を選ぶ際は、走行距離よりもメンテナンス履歴を重視しましょう。特に、DCTモデルは定期的なフルード交換が必要なので、整備記録が残っている車両を選ぶのが安心です。また、パニアケースや純正アクセサリーが付属しているかも確認すると、追加費用を抑えられます。
まとめ|ゴールドウイングを買う前に知っておくべきこと
ゴールドウイングは、すべてのライダーに向いているバイクではありません。しかし、ロングツーリングを快適に楽しみたい方や、積載性能を重視する方には最高の選択肢になります。
一方で、重量や維持費、スポーツ走行の不得意さを理解せずに購入すると、後悔する可能性もあります。
- 長距離を快適に走りたいなら最適
- スポーツ走行や街乗りメインなら別の選択肢も検討
- 中古車を選ぶ際は、メンテナンス履歴と装備を要チェック
ゴールドウイングの魅力を最大限に活かせるかどうかは、ライダー次第。購入を検討している方は、自分のバイクライフに合っているか、しっかり考えてみてくださいね。