
「BMW S1000Rはロングツーリングに向いているのか?」この疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか。S1000Rは高性能なネイキッドスポーツですが、ロングツーリングでの快適性はどうなのか気になるところです。
この記事では、BMW S1000Rのエンジン性能や燃費、シートの快適性、ウィンドプロテクションなど、ロングツーリングに関わるポイントを徹底検証。また、長距離を快適にするカスタムや装備、実際のオーナーの声も紹介します。
「S1000Rで長距離を走ると疲れる?」「スクリーンやバッグは必要?」といった疑問を解決し、S1000Rをより快適に楽しむためのヒントをお届けします。ロングツーリングを検討中の方はぜひチェックしてください!
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BMW S1000Rでロングツーリングは可能?基本スペックをチェック
BMW S1000Rは、スーパースポーツ譲りのハイパフォーマンスを持ちながら、ネイキッドらしい扱いやすさも兼ね備えたモデルです。しかし、「ロングツーリングにも向いているのか?」という点は、気になるところですよね。ここでは、S1000Rの基本スペックをもとに、長距離走行での快適性をチェックしていきます。
BMW S1000Rのエンジン性能と巡航時の快適性
S1000Rは、999ccの水冷4気筒エンジンを搭載し、最高出力165馬力を発揮します。低中速域でもトルクがしっかりあり、高速道路での巡航も余裕のある走りが可能です。6速ギアの設定も適切で、100km/h巡航時の回転数は約4,500rpm前後。エンジンの振動は多少ありますが、電子制御スロットルやクルーズコントロールを活用すれば、比較的快適に走れます。
一方で、スーパースポーツ譲りの特性上、高回転域でのパワーを重視しているため、長距離走行でのリラックス感はツーリング向けのバイクに比べるとやや劣るかもしれません。
燃費とタンク容量はロングツーリング向きか?
S1000Rの燃費は、高速巡航でリッター約18〜20km、市街地走行では約15〜18km程度と言われています。17.5Lの燃料タンクを備えているため、満タンで300km前後の航続距離が期待できます。
しかし、走り方によっては燃費が悪化することも。高回転域を多用するとリッター15kmを下回ることもあるため、ロングツーリングでは無駄な加減速を避けるのがポイントです。
また、燃料計や航続距離表示があるため、給油のタイミングは把握しやすいですが、ツーリング先の給油ポイントを事前にチェックしておくと安心です。
BMW S1000Rは、高速道路での巡航性能が高く、燃費やタンク容量もロングツーリングに十分対応できるスペックを備えています。ただし、スポーツ寄りの特性ゆえに、ゆったりとした長距離移動には工夫が必要です。次のセクションでは、さらに快適にツーリングを楽しむためのポイントを詳しく解説していきます。
BMW S1000Rのツーリング適性を評価!長距離走行での快適性
BMW S1000Rはスポーツ性能の高さが魅力ですが、ロングツーリングではどれほど快適に走れるのでしょうか?長距離を走るうえで重要な「シートの快適性」「風の影響」「乗り心地」の3つのポイントに分けて詳しく解説していきます。
シートの硬さとポジションは疲れにくい?
S1000Rのシートはやや硬めで、純正の状態では長時間の乗車でお尻が痛くなるという声も少なくありません。特に3時間以上走ると疲れを感じやすくなるため、ロングツーリングを考えるならゲルシートやシートクッションの追加を検討すると良いでしょう。
ライディングポジションに関しては、前傾が強すぎないため、市街地や高速道路での巡航はそこまで負担になりません。ただし、ステップ位置はやや高めのため、長距離を走ると足の疲れが気になることも。適度に休憩を入れながら走るのがポイントです。
ウィンドプロテクションの実力は?スクリーンの有無で違いは?
S1000Rはネイキッドモデルのため、純正の状態ではウィンドプロテクション性能は控えめです。高速道路を走ると、100km/hを超えたあたりから上半身への風圧を強く感じるため、長距離移動では体力を消耗しやすくなります。
この対策として有効なのが、社外スクリーンの装着です。小型のスクリーンでも風の直撃を軽減でき、特に胸やヘルメット周りの風圧を和らげることで疲労軽減に繋がります。BMW純正オプションのスクリーンや、社外メーカーのロングスクリーンを装着することで、ツーリング時の快適性が向上します。
サスペンションの性能と乗り心地を検証
S1000Rには電子制御サスペンション「DDC(ダイナミック・ダンピング・コントロール)」が採用されており、路面状況や走行モードに応じて減衰力が自動調整されます。これにより、ワインディングではスポーティな走りを楽しみつつ、ツーリング時には比較的快適な乗り心地を確保できます。
ただし、スポーツ寄りのセッティングであるため、路面のギャップを拾いやすく、長時間乗っていると振動が蓄積しやすい傾向があります。長距離走行がメインの場合は、電子制御サスペンションの設定を「ROAD」モードにすることで、衝撃を和らげることが可能です。また、タイヤの空気圧を適正値に保つことで、より快適な乗り心地を得られます。
BMW S1000Rはスポーツバイクらしい刺激的な走りを楽しめる一方で、ロングツーリングでは「シートの硬さ」「風の影響」「サスペンションのセッティング」に注意が必要です。スクリーンやシートのカスタムを取り入れることで、より快適なツーリングが可能になります。次のセクションでは、ツーリングを快適にする具体的なカスタム&装備を紹介します。
ロングツーリングを快適にするカスタム&装備
BMW S1000Rをロングツーリング仕様にカスタムすることで、快適性を大幅に向上させることができます。ここでは、純正アクセサリーや社外カスタムパーツ、おすすめの積載アイテムについて詳しく紹介します。
BMW純正のロングツーリング向けアクセサリー
BMWは純正オプションとして、ロングツーリング向けの装備をいくつか用意しています。特におすすめなのが以下の3つです。
- スポーツウインドシールド:純正オプションのウインドスクリーンはコンパクトながらも風の直撃を軽減し、高速巡航時の疲労を抑えます。
- コンフォートシート:標準シートよりも厚みがあり、クッション性が向上することで長時間のライディングでもお尻の痛みを軽減できます。
- グリップヒーター:寒い季節のツーリングでは手元が冷えて操作性が低下しがちですが、グリップヒーターを装備することで快適に走行できます。
これらのアクセサリーを取り入れることで、ロングツーリングの快適性が大幅に向上します。
社外スクリーンやシート交換で快適性アップ!
BMW純正オプション以外にも、社外パーツを活用することで快適性をさらに高めることができます。特におすすめなのは以下の2つです。
- 社外ロングスクリーン:MRAやPuig(プーチ)などのメーカーから、BMW S1000R専用のロングスクリーンが販売されています。純正よりも防風効果が高く、高速道路での疲労を軽減できます。
- 社外シート(コンフォートシート):社外メーカーのコンフォートシート(Corbin、Sargentなど)に交換することで、純正シートよりも座り心地が向上し、長距離でも快適に走れます。
スクリーンやシートを交換するだけで、長時間のライディングによる疲労を大幅に減らすことができるため、ロングツーリング派には特におすすめです。
パニアケース・シートバッグのおすすめアイテム
ロングツーリングでは荷物の積載も重要なポイントになります。BMW S1000Rはスーパーネイキッドバイクのため、積載性はあまり高くありませんが、適切なアイテムを選ぶことでツーリング時の荷物問題を解決できます。
- パニアケース(サイドケース):GIVIやSHADから販売されているサイドケースは、ツーリング時の荷物収納に最適です。取り外し可能なタイプを選べば、普段使いでも邪魔になりません。
- シートバッグ:タンクバッグよりもシートバッグの方が安定して積載できるため、荷物を多く積む場合におすすめです。TANAXやKriegaのシートバッグは、S1000Rとの相性が良く、固定もしやすいです。
- タンクバッグ:小物を収納するならタンクバッグも便利です。マグネット式や吸盤式のものがあり、財布やスマホ、地図などをすぐに取り出せるのがメリットです。
BMW S1000Rはもともとロングツーリング向けのバイクではありませんが、カスタムや装備を工夫することで快適に長距離を走ることが可能です。純正アクセサリーや社外カスタムパーツ、適切な積載アイテムを活用して、ストレスの少ないツーリングを楽しみましょう。次のセクションでは、実際にBMW S1000Rでロングツーリングをしたライダーのリアルな感想を紹介します。
実際のオーナーの声!BMW S1000Rでロングツーリングした感想
BMW S1000Rはスポーツネイキッドバイクとして高い走行性能を持っていますが、ロングツーリングに向いているのか気になる方も多いはず。ここでは、実際に500km以上の長距離ツーリングを経験したオーナーのリアルな意見を紹介しつつ、疲れや快適性のポイント、長距離を走る際の注意点をまとめました。
500km以上走った人のリアルな意見
S1000Rで500km以上のツーリングをしたオーナーの声をまとめると、以下のような意見が多く見られます。
- 「パワーがあるので高速巡航は快適」
低速からでもしっかりトルクがあり、高速道路でもストレスなく巡航できるという意見が目立ちました。追い越し加速もスムーズで、一般的なツアラーバイクに負けない快適さを感じる人も多いようです。 - 「長時間乗るとシートが硬く、お尻が痛くなる」
標準シートはスポーティな設計のため、長時間座り続けるとお尻や腰に負担がかかるという声も。特に500km以上走ると、途中で休憩を挟まないとかなり疲れが溜まるようです。 - 「積載性は工夫が必要」
ネイキッドバイクのため、積載力は限られています。シートバッグやタンクバッグを活用することである程度解決できますが、最初のうちは荷物の積み方に苦労する人もいるようです。
「疲れた」「快適だった」賛否のポイントは?
BMW S1000Rでのロングツーリングは、オーナーによって「快適だった」と感じる人と「疲れた」と感じる人で意見が分かれます。その主なポイントを見てみましょう。
◎ 快適だった派の意見
- エンジンのスムーズさ
高回転域までストレスなく吹け上がるため、高速道路では快適に巡航できる。クルーズコントロールを装備すれば、長時間の巡航も楽になる。 - 軽さとハンドリングの良さ
スポーツバイクならではの軽快なハンドリングで、ワインディングロードが楽しい。長距離でもバイクを操る楽しさが続く。
△ 疲れた派の意見
- ウインドプロテクション不足
ネイキッドバイクのため、スクリーンなしでは長時間の高速巡航で風圧が厳しい。社外スクリーンを装備すれば改善できるが、標準のままだと疲れが溜まりやすい。 - ライディングポジションの疲労
ハンドル位置が低めで前傾姿勢になるため、長時間乗ると手首や首が疲れやすい。シートも硬いため、途中で休憩を挟まないと体の負担が大きい。
長距離走行で注意すべきことと対策
S1000Rでロングツーリングをする際に注意すべきポイントと、それを改善するための対策を紹介します。
- 対策①:適度な休憩を取る
100~150kmごとに休憩を挟み、ストレッチや水分補給を意識することで疲労を軽減できます。特に標準シートの場合は、1~2時間ごとに休むのが理想です。 - 対策②:社外スクリーンを装備する
高速巡航時の風圧対策として、MRAやPuigのロングスクリーンを装着することで、上半身の負担を軽減できます。特に長距離走るなら、これは必須のカスタムといえます。 - 対策③:クッション性の高いシートに交換する
BMW純正のコンフォートシートや、CorbinやSargentの社外シートに交換することで、長時間座っていても疲れにくくなります。ゲルシートクッションを活用するのもおすすめです。 - 対策④:クルーズコントロールを活用する
もしクルーズコントロール付きのモデルを選んでいるなら、高速道路では積極的に使いましょう。手首の負担を減らし、疲れを軽減できます。
BMW S1000Rでのロングツーリングは、パワフルなエンジンと軽快なハンドリングによって快適に走れる一方で、ウインドプロテクションやシートの硬さといった課題もあります。しかし、適切なカスタムや休憩の取り方を工夫すれば、十分に長距離ツーリングを楽しむことが可能です。
「スポーツバイクでツーリングも楽しみたい!」という方には、S1000Rは魅力的な選択肢といえるでしょう。あなたのスタイルに合ったカスタムを施し、快適なツーリングを楽しんでください!
まとめ
- BMW S1000Rはロングツーリング可能?基本スペックをチェック
- 999ccの直列4気筒エンジンはパワフルで、高速巡航もスムーズ
- クイックシフター搭載でシフト操作が楽になり、長距離でも疲れにくい
- 燃費はリッター15~20km程度で、タンク容量16.5Lのため、航続距離は200~300kmほど
- BMW S1000Rのツーリング適性を評価
- シートはやや硬めで、長時間乗るとお尻が痛くなることも
- ネイキッドスタイルのため、ウインドプロテクションは低め。スクリーン装着で改善可能
- サスペンションは電子制御で快適だが、路面状況によっては突き上げを感じることも
- ロングツーリングを快適にするカスタム&装備
- BMW純正のハイスクリーンやコンフォートシートは快適性アップに効果的
- 社外品ではPuigやMRAのスクリーン、ゲルシートクッションなどが人気
- 積載対策にはパニアケースやシートバッグが必須。GIVIやタナックスが定番
- 実際のオーナーの声!ロングツーリングのリアルな感想
- 500km以上走ると、シートの硬さや前傾姿勢による手首の疲れが気になる
- 風圧が強く、高速道路では体力を奪われやすいが、スクリーン装着で大きく改善
- 休憩をこまめに取れば快適に走れる。クルーズコントロールも活用したい
- BMW S1000Rはロングツーリング向きか?結論とおすすめの使い方
- 素の状態では長距離向きとは言いにくいが、カスタム次第で快適性は大きく向上
- ハイスクリーン・コンフォートシート・積載アイテムを組み合わせれば、ツアラー並みに快適に
- スポーツバイクとしての楽しさを活かしつつ、休憩を意識すればロングツーリングも十分可能
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