「ヴェルシスX250ってなぜ不人気なの?」と気になっている方へ。燃費や航続距離、製造国や生産終了の影響など、実際に所有しているライダーの声や具体的なデータをもとに、ヴェルシスX250(VersysX 250)が不人気とされる理由を掘り下げていきます。
この記事では、他モデルとのパフォーマンスや価格の違い、車体の大きさが使い勝手にどう影響するのか、購入後「後悔する人がいること」についても詳しく解説します。
さらに、中古市場での価格動向やカスタムのしやすさ、不人気の背景にある要因についても徹底的に検証。ヴェルシスX250の実態を知りたい方に、最適な情報をお届けします!
ヴェルシス250が不人気な理由とは?ライダーの声を解説
ヴェルシスX250は一部のライダーから「不人気」とされることが多いですが、具体的にはどのような理由があるのでしょうか。
燃費や航続距離、製造国や生産終了の影響について詳しく解説し、他バイクとの比較を通して実用性や信頼性を考察していきます。
燃費や航続距離はどう?
ヴェルシスX250(VersysX 250)の燃費はリッターあたり約28km前後とされています。
航続距離は17リットルの燃料タンクを備えているため、満タンで450km程度走行できる計算です。これだけ聞くと実用性は高く感じますが、他の同クラスのバイクと比較すると物足りなさも感じます。
ヴェルシスX250の製造国と生産終了の影響とは?寿命や信頼性の問題
ヴェルシスX250はタイ(カワサキモータースエンタープライズタイランド)で製造されており、これは日本製バイクと比べて品質や信頼性に対する懸念が一部で囁かれる原因となっています。
とはいえ、カワサキがタイでの生産を行っている他のモデルでも一定の評価を得ており、過度な不安は必要ありません。ただし、製造国が違うことに対して「日本製バイクとの違い」を感じるライダーが多いのは事実です。
また、2023年にヴェルシスX250の生産が終了したことも、今後のパーツ供給や中古車価格への影響を考慮すべきポイントです。生産終了モデルは、長期的に維持管理が難しくなる可能性があり、部品が手に入りにくくなることも予想されます。
その点は、部品の確保の保証をしてくれるレッドバロンでの購入に視野をいれるのはいいでしょう。
信頼性の面で、こうした生産終了によるリスクが敬遠され、結果的に不人気につながっているのかもしれません。
Vストローム250と比較!パフォーマンスと価格の違いを徹底検証
ヴェルシスX250とVストローム250は、どちらもツーリングや街乗りに適したアドベンチャーバイクとして人気ですが、具体的なパフォーマンスや価格面でどのような違いがあるのでしょうか。
このセクションでは、両者の車体の大きさが使い勝手にどのように影響するか、また購入者が抱える不満点やその解決策について詳しく解説します。
ヴェルシスX250の車体の大きさが使い勝手にどう影響?
ヴェルシスX250は、全長2,170mm、全幅940mm、全高1,390mmと、比較的大きめの車体を持っています。一方、Vストローム250は全長2150mm、全幅880mm、全高1295と、ヴェルシスに比べると一回り小さく、特に幅の差が使い勝手に影響を与えています。
ヴェルシスX250の車体の大きさは、高速道路での安定性や風の影響を受けにくいといったメリットがありますが、逆に街中や狭い道での取り回しが不便だという声が多く聞かれます。
特に、駐車場や狭いガレージでの扱いに苦労しているライダーも多いようです。やはりサイズの大きさが取り回しの苦労につながっているようです。
購入者の「後悔」の理由とは?不満点とその解決策を紹介
ヴェルシスX250の購入者が感じる「後悔」の主な理由として挙げられるのが、燃費や重量、パフォーマンスに対する不満です。
燃費に関してはリッターあたり28km前後と悪くはないものの、特にVストローム250の約32km/Lと比べると僅かながら劣っており、長距離ツーリングを重視するライダーからは「もう少し燃費が良ければ」との声が聞かれます。
これらの不満点を解決するためには、カスタムやタイヤの軽量化、またはサスペンションの調整などが効果的です。
特にタイヤの交換によって車体の重量感が軽減され、取り回しが良くなることが多いです。燃費の問題に関しては、こまめなメンテナンスやエコドライブを心掛けることで改善できます。
中古市場でのヴェルシス250の価格動向、新車との価格差はどれくらい?
ヴェルシスX250の中古市場価格は、40万円〜60万円くらいで推移しています。
ヴェルシスX250は生産終了がアナウンスされた後、中古市場での需要が増加し、価格がやや上昇する傾向もありますが、それでも市場には幅広い価格帯のバイクが存在します。
中古車を選ぶ際の注意点としては、走行距離やカスタムの有無が大きく影響します。
走行距離が少なく、メンテナンスが行き届いている車両は高めに取引されていますが、走行距離が多いものや外装の傷が目立つ車両は安く手に入れることが可能です。
カスタム費用が安い理由?改造のしやすさと不人気の関連性
ヴェルシスX250はカスタムしやすいバイクとしても知られており、特にアドベンチャーバイクとしての用途に合わせて様々なカスタムが施されています。
純正のパーツはもちろん、アフターマーケットの部品も豊富で、マフラー交換やサスペンションの調整など、比較的手軽に行えるカスタムが多いのも特徴です。
カスタムパーツの選択肢が豊富なため、費用を抑えながら自分好みに仕上げることが可能です。
例えば、オフロード向けのタイヤやハンドルバーの交換など、パーツ単位では数千円から数万円程度で入手できることも多いです。ただし、こうしたカスタムが手軽である一方で、カスタムの自由度が高いことが逆に「ベース車両としての評価が低い」という理由で不人気につながっている可能性もあります。
最高速や走行性能が他バイクに劣る?具体的な比較で検証
ヴェルシスX250の最高速は上の動画のとおり約160km前後とされています。
250ccクラスのアドベンチャーバイクと比較して平均的な値です(若干早いかも)。
スズキのVストローム250が同クラスに属しますが、最高速や加速性能に大きな差はないと思います。Vストロームの最高速は150kmちょいを記録しています。
また、ヴェルシスX250はオフロード走行を意識した設計がなされているため、サスペンションのストロークが長く、乗り心地が良い点が強みです。しかし、舗装路での走行ではハンドリングがやや重く感じられ、スポーティな走行を求めるライダーにとっては、物足りなさを感じる場合もあります。
それと軽量化が進んだ他のモデルと比較すると、ヴェルシス250は車重が重めであるので加速性能に若干不満を持つ方もいるようです。
例えば、ホンダのCRF250L 141kg と軽量でありながら、オフロードとオンロードの両方で軽快な走りが評価されています。このように、ヴェルシス250は他の競合モデルと比べて、走行性能に劣る点があるため、これが不人気の理由の一つになっているのかもしれません。
ヴェルシスX250が不人気な理由とは?後悔するポイントまとめ
- 燃費と航続距離: ヴェルシスX250は他のバイクに比べ、燃費や航続距離が物足りないという声が多く、実用性について不満をもつ方もいるようです。
- Vストローム250との比較: パフォーマンスや価格において、Vストローム250と比較してヴェルシスX250は劣っているとの意見があります。
- 重量感:車体が比較的重いため、取り回しが難しく感じることがあります。特に低速でのコントロールや駐車時に不便を感じることがあるかもしれません。
- 風防性能:ノーマルのウィンドシールドでは、高速道路での風圧に対して効果が薄いと感じることがあります。カスタムや交換が必要になることがあるため、その点を事前に考慮する必要があります。
- オフロード性能:オフロードバイクとしての期待が高い場合、実際にはオフロード性能に限界があると感じることがあるかもしれません。特に未舗装路や悪路ではパフォーマンスに不満を感じることがあるでしょう。
比較対象が同等クラスになるとVストローム250になってしまうので、どうしてもコストパフォーマンスの面でヴェルシスX250は劣っていると感じてしまうのかもしれません。
個人的にはデザインは「ヴェルシスX250」の方が好きなので、Vストロームを買うなら「ヴェルシスX250」を買うかもしれません。
ちなみに2022年モデルのヴェルシスX250はパニアケースが標準装備してあったりするので、考え方によってはVストロームよりヴェルシスX250の方がコスパが良いかも。
ヴェルシスX250 2023年モデル スペック
タイプグレード名 | Versys-X 250 TOURER |
---|---|
発売年 | 2022 |
サイズ(mm) | 全長 2170 全幅940 全高1390 ホイールベース:1450 最低地上高:180 シート高:815 |
車両重量 (kg) | 183 |
最小回転半径(m) | 2.5 |
燃費 | 国交省届出(60km/h走行時):30 WMTCモード値:24.8 |
エンジン | 水冷2気筒248cc |
シリンダ配列 | 並列(直列) |
カム・バルブ駆動方式 | DOHC |
最高出力(kW) | 24 |
最高出力(PS) | 33 |
最高出力回転数(rpm) | 11500 |
最大トルク(N・m) | 21 |
最大トルク(kgf・m) | 2.1 |
最大トルク回転数(rpm) | 10000 |
タンク容量 | 17L レギュラーガソリン |
満タン時航続距離(概算・参考値) | 527.0 |
フロントフォークタイプ | 正立フォーク |
タイヤ | (前)100/90-19バイアスチューブタイヤ (後)130/80-17バイアスチューブタイヤ |
メーター表示 | ギアポジション 燃料計 エンジン回転計 時計 ツイントリップ |
車両装備 | ハザードランプ アンチロックブレーキ(ABS) スリッパークラッチ DCソケット サイドボックス センタースタンド |