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テネレ700でロングツーリング!快適装備と実走レビュー

テネレ700でロングツーリング!快適装備と実走レビュー

「テネレ700ってロングツーリングに向いてるの?」「長距離走っても疲れにくい?」「どんな装備が必要?」
そんな疑問を抱えていませんか?

テネレ700は、アドベンチャーバイクとしての高い走破性と軽快さを兼ね備えたモデル。しかし、実際に何百kmもの距離を走るロングツーリングでは、快適性や装備の有無が重要になってきます。

本記事では、テネレ700で実際に500km以上のロングツーリングを行った実走レビューをもとに、「本当に疲れにくいのか?」「何を装備すべきか?」「他のバイクと比べてどうなのか?」を詳しく解説。さらに、快適性を格段にアップさせるカスタムパーツや注意点もご紹介します。

これからテネレ700で旅に出たい方、購入を検討している方にとって、リアルで実用的な情報をお届けします!

テネレ700はロングツーリング向きのバイクか?

ヤマハ・テネレ700の基本スペックと注目ポイント

ヤマハ・テネレ700(正式名称:Ténéré 700)は、世界中で注目されるアドベンチャーバイクの一つです。ダカールラリーで培われたノウハウをベースに開発されたこのモデルは、オフロード性能とオンロードでの扱いやすさのバランスが絶妙で、ロングツーリングにも適した特性を持っています。

まずは、基本的なスペックを見ていきましょう。

【テネレ700 基本スペック(国内仕様)】

  • エンジン:水冷 4ストローク 並列2気筒 689cc(CP2エンジン)
  • 最高出力:72PS(約53kW)/9,000rpm
  • 最大トルク:68Nm/6,500rpm
  • 車両重量:205kg(装備重量)
  • タンク容量:16L(航続距離およそ400km以上)
  • シート高:875mm
  • トランスミッション:6速リターン

注目すべきは、やはりCP2エンジンの存在です。MT-07にも搭載されているこのエンジンは、低中速トルクが非常に豊かで、ギア操作を頻繁にせずともスムーズな加速が可能。市街地から高速道路、さらにオフロードに至るまで、さまざまな路面状況に対応できます。

そしてもうひとつ、16Lの大容量タンクと約25km/L前後の燃費性能も特筆すべき点です。ロングツーリングにおいて、給油の回数を減らせるのは非常に大きなアドバンテージ。旅のリズムを乱さず、より自由なルート設定が可能になります。

さらに、アドベンチャーバイクでありながら装備重量はわずか205kg。この軽さは、細い林道や都市部の取り回しで大きな強みとなります。

つまり、テネレ700はスペックの面でも「ロングツーリング向き」と言える性能をしっかり持っているわけです。


ロングツーリングで実感したテネレ700のメリット・デメリット

実際にテネレ700で500km以上のロングツーリングを何度か経験してみて、スペック表だけでは見えてこない「リアルな乗り味」や「快適性」「疲労度」なども明らかになってきました。ここでは、実走レビューをもとにメリットとデメリットをまとめていきます。

【ロングツーリングにおけるメリット】

  1. 長距離でも疲れにくいライディングポジション
     テネレ700はアドベンチャーバイクらしく、ハンドル位置が高くて自然。上半身を無理に前傾させる必要がなく、腰や肩にかかる負担が少ないのが特徴です。高速道路ではクルーズ的に、下道では立ち乗りや体重移動をしやすく、非常に楽なポジションが取れます。
  2. 優れた燃費と航続距離
     16Lタンクで実測燃費が約25〜28km/L。つまり400km以上は無給油で走行可能。これは北海道ツーリングや東北・九州など、給油ポイントが限られるエリアでも安心です。
  3. 柔らかなサスペンションで長時間乗車も快適
     フロント・リアともに調整式サスペンションが搭載されており、舗装路・未舗装路を問わず、衝撃吸収性が高いです。荒れた舗装路や段差も不快感が少なく、長時間の乗車でも腰痛が出にくいです。
  4. スマートな軽量ボディで取り回しが楽
     アドベンチャーにしては軽く、センタースタンドなしでも簡単にUターンが可能。女性や小柄なライダーでも、重さに悩まされることは少ないでしょう。
  5. 純正オプションが豊富で旅仕様にカスタムしやすい
     ヤマハ純正のアルミパニアケース、ツーリングスクリーン、グリップヒーターなど、旅に必要なパーツがラインナップされており、信頼性の高い装備を簡単に追加可能です。

【ロングツーリングにおけるデメリット】

  1. シート高が高めで足つきが不安な人も
     875mmのシート高は、身長170cm前後のライダーでも両足ベタつきは難しく、荷物を積んだ状態では取り回しに注意が必要。ローダウンリンクの装着を検討する人も多いです。
  2. 風防性能はノーマルでは不十分
     ノーマルスクリーンはオフロード走行を前提としたサイズ感で、高速道路では風が胸やヘルメットに直撃します。100km/h巡航が続くと疲労がたまりやすくなるため、ロングツーリング用にはスクリーンの大型化が必須です。
  3. クルーズコントロールが非搭載
     長距離巡航では便利なクルコンがテネレ700には標準装備されていません。社外パーツでスロットルアシストを装着する人が多いですが、最初から装備されている他車種と比べると少し不便に感じることも。
  4. 高速域でのエンジン回転数が高め
     6速ギアでも100km/h巡航時にエンジン回転数がやや高く、若干の振動が発生します。燃費にはそれほど影響しないものの、長時間の高速走行では気になる人もいるかもしれません。

テネレ700のロングツーリング装備おすすめ10選

テネレ700は素の状態でも旅に出られるポテンシャルを持っていますが、ロングツーリングでは「快適性・積載性・防風性・疲労軽減」などを強化する装備が必要不可欠です。

ここでは、筆者が実際に使ってきた経験をもとに、本当に役立つおすすめ装備を10個厳選して紹介します。

快適性を上げる!おすすめシートとスクリーン

1. ヤマハ純正 コンフォートシート(ツーリングシート)

長距離走行時にまず感じるのが「お尻の痛み」。ノーマルシートでもそこそこのクッション性はありますが、500kmを超えるようなロングツーリングでは物足りなさを感じる人が多いです。

ヤマハ純正の「コンフォートシート」は、シート高は変えずに、より広い接地面と高密度フォームを採用しており、座圧を分散してくれます。

  • 【価格目安】:25,000円前後
  • 【実走感想】:体重60〜80kgのライダーなら2〜3時間連続走行でも痛みがかなり軽減される

社外品なら「Seat Concepts(シートコンセプツ)」や「Touratech」のシートも人気です。特にTouratechはロングライダー御用達ブランドで、形状が滑らかで座面も広いため、尻痛対策にはベストな選択肢になります。

2. 大型ツーリングスクリーン(MRA・Puigなど)

標準のスクリーンはオフロードを意識した短めの設計。見た目はシャープですが、高速道路では上半身に直接風を受けてしまい、疲労が蓄積しやすくなります

おすすめは、MRAの「ヴァリオツーリングスクリーン」やPuigの「ツーリングスクリーン」。どちらも身長170cm以上のライダーが100km/h以上で走行する際に風をしっかりと防いでくれる設計になっています。

  • 【価格帯】:15,000〜25,000円
  • 【ポイント】:走行風の流れがスムーズになり、ヘルメットのバタつきや騒音が大きく軽減

高さ調整機能付きのモデルなら、オフロード寄りの走行とツーリング両方に対応可能です。


積載力アップ!純正&社外サイドパニア徹底比較

3. ヤマハ純正 アルミパニアケース(左右+トップ)

ロングツーリングで欠かせないのが積載性の確保。テネレ700には純正のアルミ製パニアケースが用意されています。トップケースは39L、サイドケースは左右33Lずつで、キャンプ道具や防寒着なども十分に収納可能です。

  • 【価格】:3点セットで約120,000円(取付工賃別)
  • 【メリット】:防水性・耐久性に優れ、走行中の安定感もある
  • 【デメリット】:車幅が広くなるため、すり抜けや都市部走行では注意が必要

4. GIVI/SHADのソフトサイドバッグ

アルミケースより軽量で、価格も抑えたいならソフトバッグが有力です。特にSHAD TerraシリーズGIVIのWaterproofシリーズは、防水性に優れたロールトップ式で、大雨でも荷物を守ってくれます。

  • 【価格】:左右セットで3万円前後
  • 【おすすめポイント】:軽量で取り回しやすく、脱着も楽。オフロード走行メインの人にも人気。

雨や寒さに強くなる!おすすめ防風・防寒アクセサリ

5. グリップヒーター(ヤマハ純正 or キジマ)

標高が高いエリアや春秋のツーリングでは、朝晩の冷え込みで手がかじかむことも。グリップヒーターがあると疲労度が全く違います。

  • 【おすすめ】:ヤマハ純正 or キジマ製
  • 【価格】:15,000〜20,000円(工賃別)
  • 【利点】:3段階以上の温度調整が可能。指先から冷えにくくなり、ロングライドが快適に

6. ナックルガード+ハンドルカバー

ナックルガードは標準装備ですが、市販の大型タイプ(ZETA製など)に交換すると風防性能が大幅にアップ。加えて、ハンドルカバー(コミネやタナックス製)を装着すると、グローブをしていても体感温度が全く違います。

  • 【セット価格】:8,000〜12,000円程度
  • 【おすすめポイント】:雨の日のレイングローブ併用時でも効果を発揮

走行距離500km超えでも疲れにくい装備ベスト3

7. スロットルアシスト(スロットルロッカー)

クルーズコントロール非搭載のテネレ700では、スロットルを握り続ける右手の疲労が課題になります。そこで便利なのがスロットルアシスト。バーに引っかけるだけで、手のひら全体でスロットル操作ができるようになり、長距離巡航が劇的に楽になります。

  • 【価格】:1,000〜2,000円
  • 【使いやすさ】:走行中でも簡単に調整でき、脱着も容易

8. クッション付きゲルシートパッド(TANAXなど)

標準シートやコンフォートシートでも長時間座っていると腰に疲れが出ます。そんなときには「ゲルクッション」や「エアクッション」が効果的。特にTANAXやAirHawk製品は振動吸収性が高く、お尻の痛みが激減します。

  • 【価格】:4,000〜10,000円
  • 【特徴】:着脱が簡単で、雨天でも使えるタイプが多数あり

9. タンクバッグ(マグネット or ストラップ式)

地図やスマホ、カメラ、小物などをすぐに取り出せるタンクバッグもロングツーリングには必須。おすすめはGIVIやTANAXのコンパクトタイプ。

  • 【容量】:5〜15L(伸縮式が便利)
  • 【ポイント】:ツーリングマップルや財布を即座に取り出せる利便性の高さ

10. USB電源+スマホマウント(デイトナ・RAMマウント)

長距離走行ではスマホナビを頻繁に使うため、USB電源の取り付けは必須です。防水仕様の電源ポートと、スマホをしっかりホールドするマウントをセットで導入しましょう。

  • 【おすすめ】:デイトナ、ミノウラ、RAMマウント
  • 【注意点】:長距離+悪路でのスマホ脱落事故が多いため、ストラップ併用が安心

以上、実際にテネレ700でロングツーリングを経験した中で「これは必須だ!」と感じた装備を10個ご紹介しました。
これらを揃えることで、快適性・安全性・疲労軽減が大きく向上し、どんな長旅でも安心して走り続けることができます。

テネレ700×ロングツーリング実走インプレッション

ロングツーリングで最も大切なのは「走行中の快適性」と「目的地に着くまでの安心感」。どれだけスペックが良くても、実際に長距離を走ってみなければ分からないことは多いです。

ここでは、実際にテネレ700で1泊2日・走行距離600km超えのロングツーリングを行った実体験をもとに、「高速道路」「ワインディング」「旅の快適性」それぞれの観点から詳しくレビューしていきます。


高速道路での巡航性能と燃費の実測データ

◯ 巡航安定性:横風に強く、姿勢も安定

テネレ700は高速道路でも意外なほど安定感があります。前述の通り、ノーマルではスクリーンが小さく風を受けやすいものの、ポジション自体がアップライトで自然なため、体への負担は軽減されます。

  • 速度域ごとの安定性
    • 80km/h:振動ほぼなし、快適
    • 100km/h:若干の風圧あり(ノーマルスクリーンの場合)
    • 110〜120km/h:ややエンジン回転数が上がり、振動も増加

特に横風に強く、風に煽られたときもステアリングがぶれるような挙動は見られませんでした。フロント21インチの大径ホイールが安定性に貢献しており、高速道路でも走りに不安を感じることはありません。

◯ 実燃費データ:16Lタンクで400km走破可能

高速道路をメインに約300kmを走った日の燃費は約27.8km/Lでした。タンク容量は16Lあるので、理論上は400km以上の走行が可能です。

これは他のアドベンチャーモデル(例:アフリカツイン1100=約20〜22km/L)と比較しても非常に優秀で、給油回数が少なくて済むのはロングツーリングでの大きなメリットといえるでしょう。


ワインディング・峠道での走行レビュー

テネレ700の真骨頂は、実はワインディングでこそ発揮されます。一般的にアドベンチャー系バイクは重く、車体が寝かしにくい傾向がありますが、テネレ700は205kgという軽さとスリムなボディで、峠道でもキビキビとした走りが可能です。

◯ 旋回性と取り回し

  • 軽いリーンでスッとバイクが寝る
  • フロント21インチでもステアリングに重さを感じない
  • リア荷重バランスが良く、旋回中も安定

特にS字カーブやコーナーの連続する峠道では、まるでミドルネイキッドのような身軽なフィーリングがあります。これが他のビッグアドベンチャー(Vストローム1050やアフリカツイン)とは大きく異なる点です。

◯ ブレーキ性能とタイヤのグリップ感

標準装備のピレリScorpion Rally STRは、オン・オフ両対応のタイヤでありながら、オンロードでのグリップも優秀。特にドライコンディションでは安心感があり、ツーリングタイヤと遜色ないレベルです。

フロント・リアともにブレーキもよく効き、ABSの介入も自然。強い下り勾配の峠道でも安心して走行可能です。


1泊2日ロングツーリングで感じた快適性と不満点

◯ 快適性:疲れにくいが工夫は必要

1泊2日で600km程度を走行しましたが、腰・肩・手首への疲労は非常に少なく、アップライトなポジションと柔らかめのサスペンションが功を奏していると感じました。

  • エンジンの鼓動は適度に心地よく、シビれるほどではない
  • サスペンションは荒れた舗装路でもしっかり吸収
  • ギアの繋がりが滑らかで、発進〜巡航までストレスなし

ただし、やはりノーマルスクリーンでは胸元〜顔面にかけて風を受けやすく、100km/h以上の巡航では疲労が蓄積しやすい印象でした。大型スクリーンは、ロングツーリングにはやはり必須です。

◯ 宿泊地での取り回し

宿や温泉などに立ち寄る際、狭い駐車場での取り回しが気になりますが、205kgという軽量な車重のおかげで不安はほぼなし。センタースタンドがない点はやや不便に感じますが、チェーンメンテや荷物固定もサイドスタンドで十分に対応できます。

◯ 天候・気温の変化にも強い設計

真夏や初春の高地など、気温差の激しいエリアでもエンジンの始動性・発熱性・燃費ともに安定しており、特に熱ダレやアイドリング不調などは一切なし。防風・防寒装備を追加することで、季節問わず安定して旅を続けられるポテンシャルを感じました。


実走インプレッションまとめ

評価項目評価(5段階)コメント
高速道路での快適性★★★★☆風防対策次第で★5に化ける
燃費・航続距離★★★★★400km超えの安心感は大きい
峠道の走行性能★★★★★軽さと取り回しの良さで走りが楽しい
長距離の疲労度★★★★☆追加装備で快適性UP可能
積載性★★★☆☆標準ではやや不足、拡張は必須
取り回し★★★★★アドベンチャーとは思えない軽さ

他車種と比較!テネレ700のロングツーリング性能

ロングツーリング用バイクとしてテネレ700を検討している方にとって、「他のミドルアドベンチャーと比べてどうなのか?」というのは気になるポイントです。特にライバルとして比較されるのがスズキ Vストローム650ホンダ NC750Xといったモデルです。

ここでは、エンジン特性・装備・燃費・快適性など、ツーリングに直結する要素を軸に、テネレ700との違いを徹底比較し、さらにどんなライダーにテネレ700が向いているのかも解説します。


Vストローム650・NC750Xと比較して見えた違い

【比較①:エンジン性能とフィーリング】

モデルエンジン形式馬力/トルク特徴
テネレ700689cc 並列2気筒72PS / 68Nmトルク豊富でパンチがある
Vストローム650645cc V型2気筒69PS / 62Nm高回転寄りで伸びが良い
NC750X745cc 並列2気筒58PS / 69Nmトルク型で回転低め、DCT選択可

テネレ700のエンジンはMT-07譲りのCP2ユニット。低速からトルクが太く、オフロードやワインディングでは強い加速を見せます。一方、Vスト650は中〜高回転寄りのフィーリングで滑らかさ重視NC750Xは実用性・燃費優先の落ち着いた走りが特徴です。

ワイルドな走りを楽しみたいならテネレ700、静かに流したいならVスト・NCという棲み分けになります。


【比較②:装備・電子制御】

項目テネレ700Vストローム650NC750X
ABS◯(ON/OFF可能)
クルーズコントロール×××
トラクションコントロールなし3段階2段階
DCT(自動変速)××〇(オプション)

テネレ700は**「あえて装備をシンプルにして軽さを追求」しているのが特徴。一方、Vスト650はトラコン搭載**、NC750XはDCTモデル選択可など、ツーリングをより楽にする装備が揃っています。

電子制御のサポートが欲しい方はVスト・NC、ライダーの操作感を大切にしたい人にはテネレ700が向いています。


【比較③:ツーリング快適性】

評価項目テネレ700Vストローム650NC750X
シート高875mm835mm800mm
足つき性
風防性能△(スクリーン小)
振動ややあり少ない非常に少ない
積載性標準装備なしリアキャリア標準リアキャリア標準+ラゲッジスペース

シート高はテネレ700が最も高く、足つきにはやや不安が残ります。ただし、走り出してしまえば軽さと操作性の良さで不安は解消されることが多いです。

また、NC750Xはメットインスペースがあり積載力はダントツ、Vスト650もリアキャリアが標準装備されています。対してテネレは、荷物を載せるにはサイドパニアやトップケースの追加が前提になります。


【比較④:燃費・航続距離】

モデル実燃費(平均)タンク容量航続距離(目安)
テネレ70024〜28km/L16L約400km以上
Vストローム65022〜26km/L20L約450km以上
NC750X28〜30km/L14L約400km前後

燃費だけ見るとNC750Xが最も優秀です。ただし、タンク容量がやや小さいため、航続距離ではVストローム650がリードしています。テネレ700は燃費とタンク容量のバランスが良く、安定した航続性能を持っているのが魅力です。


テネレ700が向いているライダー層とは?

ここまで比較してきた特徴を踏まえ、どんな人がテネレ700に向いているのかを整理してみましょう。

◯ テネレ700が「特におすすめ」な人

  • 自分で操る感覚を大事にしたいライダー
  • 電子制御に頼らず、シンプルな構造を好む方
  • オフロードやワインディングを含むツーリングを想定している人
  • 北海道や離島など舗装率の低い地域を走る予定のある人
  • 荷物満載でも軽快に走りたいアドベンチャー志向の方

◯ 他車種のほうが合っている可能性がある人

  • 足つき重視の方(身長が低めなど)
  • 装備の充実度や積載性を最重視したい方
  • ツーリング中はできるだけ操作を減らして楽に走りたい方
  • 街乗り・通勤も含めたマルチユースを求めている人

テネレ700は、「旅バイク」として必要最小限の装備で、ライダーの感覚と身体で走りを楽しむ一台。電子制御満載のツーリングマシンでは味わえない「操る喜び」が詰まっており、“走る旅”を愛する人には唯一無二の相棒になる可能性を秘めています。

ロングツーリング前に準備すべき注意点と整備ポイント

テネレ700でのロングツーリングを安全かつ快適に楽しむためには、出発前の準備が非常に重要です。特に長距離移動では、小さな不具合が大きなトラブルに繋がることもあります。

この章では、「タイヤ・空気圧の調整」から「チェーン・オイル・バッテリー」の点検まで、実際に旅に出る前にやっておきたい整備・準備を具体的にご紹介します。


タイヤ選びと空気圧の重要性|おすすめはミシュランANAKEE

◯ タイヤの状態は命に関わる

ロングツーリングではタイヤの消耗が想像以上に早く、特に高温のアスファルトや雨天時の滑りやすい路面ではグリップ力が命綱になります。

出発前には以下のポイントをチェックしましょう:

  • 残り溝が3mm以下なら交換推奨
  • タイヤのサイドウォールにヒビ割れや傷がないか確認
  • 製造年週(タイヤの横にある「XXXX」表記)も確認し、3年以上経過したタイヤは交換を検討

◯ 空気圧の調整は燃費と疲労に直結

多くのライダーが見落としがちなのが「空気圧の最適化」。空気圧が低すぎると燃費が悪化し、タイヤの偏摩耗も進みます。逆に高すぎると跳ねるような乗り心地になり、振動で疲れやすくなります。

荷物を積んだ状態での適正空気圧(目安)

  • フロント:2.2〜2.4kgf/cm²
  • リア:2.5〜2.8kgf/cm²

ツーリング出発前、ガソリンスタンドでチェック&調整を忘れずに

◯ おすすめのロングツーリング向けタイヤ:ミシュラン ANAKEE Adventure

オンロード8割+オフロード2割くらいのライダーにちょうど良いのが「ANAKEE Adventure」。グリップ・耐摩耗性・静粛性のバランスが非常に優れており、テネレ700との相性も抜群です。


旅先トラブル回避!チェーン・オイル・バッテリーの点検リスト

◯ チェーンのたるみ・給油・清掃

チェーンのトラブルはロングツーリング中の最も多い故障原因のひとつ。事前のメンテナンスでほぼ回避できます。

  • チェーンのたるみ調整:指で押して2〜3cmの遊びが適正
  • 清掃と注油:チェーンクリーナーで汚れを落とし、チェーンオイルでしっかり潤滑
  • 走行中の注油:300km〜400kmごとに軽く注油するとベスト

出発前に一度、バイク屋で張り具合を見てもらうと安心です。

◯ エンジンオイルのチェック&交換

エンジンオイルはテネレ700の心臓を守る血液。ロングツーリング前には以下をチェック:

  • 量の確認:エンジン冷間時にオイルゲージで確認(規定量以下なら必ず補充)
  • 色・汚れ具合:黒く濁っていたり、サラサラ感がなければ交換時期
  • 推奨オイル:YAMALUBE プレミアムシンセティック(10W-40)

走行前1週間以内に交換するのが理想です。

◯ バッテリー残量とターミナルの緩み

最近のバイクは電子制御が多く、バッテリーが弱るとエンジン始動トラブルが起きやすいです。

  • セルの回りが弱くないか確認
  • 電圧計があれば12.4V以下は要注意
  • 端子の緩み、白サビが出ていないか確認

ロングツーリング中に不安な場合は、ジャンプスターターを1台積んでおくと安心です。


その他の点検・準備で差がつく「快適旅」チェックリスト

◯ ブレーキパッドの残量

前後ブレーキのパッドは、残量2mm以下になると制動力が低下します。特に峠道や下り坂の多いルートを走る人は、早めの交換を推奨

◯ ライト類・電装品のチェック

ヘッドライト・ウインカー・テールランプ・ブレーキランプの点灯確認は必須。万が一のバルブ切れに備えて、スペアバルブを一式持っておくと旅先で助かることもあります。

◯ 工具・応急修理セットの携行

ツーリング中のちょっとした緩みや調整に対応できるよう、最低限の工具を持っておきましょう。

  • 車載工具セット
  • タイヤ修理キット(パンク対応)
  • 結束バンド、ガムテープ
  • モバイルバッテリー、USBケーブル

整備・準備を怠らなければ「旅のトラブル」は大幅に減らせる

ツーリングの快適性は、実は「出発前の準備」によって大きく左右されます。

  • タイヤの空気圧や摩耗具合
  • チェーンやオイルの状態
  • バッテリーや電装品のトラブル対策
  • 必要な荷物のパッキングとバランス

これらをしっかり確認・調整しておくことで、旅先での不安やトラブルを回避し、走ることに集中できる環境を作ることができます。

「旅の安心は、整備から。」
これはテネレ700に限らず、全てのロングライダーに共通する心得です。

まとめ|テネレ700でロングツーリングを快適に楽しむコツ

ここまで、テネレ700をロングツーリングの観点から徹底的にレビューしてきました。

このバイクは、スペックの数値以上に「走って感じる魅力」が大きく、オン・オフ問わず“旅を楽しむためのツール”として非常に完成度が高い一台です。

改めて、各章のポイントを振り返りながら、テネレ700でロングツーリングを快適に楽しむためのコツをまとめておきます。


テネレ700はロングツーリングに向いているのか?

YES。ただし装備の追加と準備が必要です。

  • CP2エンジンの扱いやすさと燃費性能の良さは長距離向き
  • 軽量で取り回しやすく、ワインディングや市街地でも疲れにくい
  • ただしシート高や風防性能はそのままだと疲労の原因になるため、カスタムが前提

快適性を大きく左右するのは「装備」

→ 快適ツーリングのために導入したい装備TOP5:

  1. 大型スクリーン(風防対策)
  2. コンフォートシート or ゲルパッド(尻痛防止)
  3. サイドパニア・トップケース(積載力確保)
  4. スロットルアシスト(疲労軽減)
  5. USB電源&スマホホルダー(ナビ&充電)

これらの装備を揃えることで、「冒険的なバイク」から「快適な旅バイク」へと昇華します。


実走インプレで分かった「長距離でも疲れにくい理由」

  • 姿勢が自然で、腰や肩の疲労が出にくい
  • 乗り心地が柔らかく、荒れた道もストレスなし
  • 高速走行時の安定感と燃費が非常に優秀(27km/L以上も可能)

比較して分かる「テネレ700の立ち位置」

  • Vストローム650やNC750Xと比べると、電子制御や装備面では劣るが…
  • 操作性・軽さ・悪路対応力では大きくリード
  • 自分の意思で操作する「ライダー主体の旅」を求める人に最適

トラブルを防ぐための整備・準備は抜かりなく

  • タイヤの摩耗・空気圧調整は必ずチェック
  • チェーンやオイルは出発前にリフレッシュしておく
  • バッテリー、ブレーキ、ライト類の確認も忘れずに
  • 必要に応じて応急修理セットを携帯する

最後に|テネレ700でしか味わえない“旅の自由”

テネレ700は、装備を整え、整備を万全にしさえすれば、日本中どこへでも、どんな道でも走って行けるオールラウンダーです。

舗装路だけでなく、林道、峠道、時にはキャンプ場の未舗装ルートまで。地図にない景色や風を体感できる、そんな「旅の自由」がこのバイクにはあります。

もしあなたが、

  • 「長距離をストレスなく走れる相棒が欲しい」
  • 「旅先の未知の道に挑戦したい」
  • 「単なる移動手段ではなく、旅そのものを楽しみたい」

そう思っているなら、テネレ700は間違いなく期待に応えてくれるでしょう。


行動を後押しする一言

装備も準備も完了したら、あとは走り出すだけ。
次の休みに、テネレ700で地図にない道を旅してみませんか?

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