
ホンダのネオクラシック・カフェレーサー「ホーク11(HAWK 11)」。その美しいロケットカウルと、大排気量2気筒エンジンの鼓動感は、多くのバイク乗りを魅了してやみません。
しかし、「デザインは最高だけど、本当に乗りこなせるのか?」「セパハンがキツそうで、結局持て余して後悔しないか?」と、購入に踏み切れない不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
当記事は、ホーク11の**「評判」を探し、特に「後悔」**するポイントを深掘りしたいあなたのために書きました。
オーナーが実際に指摘する致命的な弱点(疲労度、足つき、積載性など)を辛口評価として包み隠さず解説します。さらに、ライバル車との徹底比較を通じて、ホーク11の真の魅力と、あなたがこのバイクを買うべきかどうかの最終結論をお届けします。
ホーク11は乗り手を選ぶバイクです。本記事を最後まで読んで、あなたの不安を解消し、納得のいく一台選びを実現してください。
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【結論】ホーク11は「後悔」するバイクか?辛口評判の真実
ホンダから発売されたカフェレーサースタイル「ホーク11(HAWK 11)」。その登場から現在に至るまで、インターネット上では「デザインは最高」「走りは感動的」という熱烈な評判と、「中途半端で後悔する」「値段が高い」といった辛口な意見が混在しています。
結論から申し上げると、ホーク11は**「乗り手を選ぶバイク」**であり、全員におすすめできる万能なモデルではありません。
しかし、その個性がゆえに、**「ハマる人にとっては最高の相棒」**となるのがホーク11の真実です。
本記事では、ホーク11を検討しているあなたが購入後に「失敗した」「後悔した」と感じないよう、ネット上の評判だけでは見えてこない、オーナーの辛口評価と致命的な弱点を徹底的に解説していきます。
特に「見た目重視だけど長距離ツーリングもしたい」という方は、この先を読むことで、あなたがホーク11に合うライダーなのかどうかが明確になるはずです。
購入前に知るべき!ホーク11で「後悔」しがちな5つの致命的弱点
ホーク11の購入を本気で考えているなら、まず「なぜオーナーが後悔するのか」というネガティブな要素を理解しておく必要があります。このモデルは個性的なデザインと引き換えに、一般的なバイクにはない明確な欠点があるからです。
セパハンの前傾姿勢はきつい?1時間乗ると腰と首に来るリアル
ホーク11(HAWK 11)を特徴づけるロケットカウルと相まって、ハンドルはレーサーモデルのような**セパレートハンドル(セパハン)**が採用されています。
このセパハンは非常にスポーティでカッコいいのですが、一般的なネイキッドバイクやツアラーと比較して、前傾姿勢がかなりキツいのが大きな弱点です。
- 街乗りや渋滞時: 常に体重を支える必要があり、手首や肩に負担がかかりやすいです。
- 長距離ツーリング: 1時間を超える走行では、腰や首に疲労が蓄積しやすく、「もう少し楽なポジションなら…」と後悔するオーナーが非常に多いポイントです。
もしあなたがロングツーリングや快適性を重視するなら、このポジションは妥協できない致命的な弱点になり得ます。
慣れが必要?独特な「アンダーミラー」の見えにくさと視線移動
ホーク11のもう一つのデザイン上の特徴が、ハンドルバーの下に装着されたアンダーミラーです。
これは非常にスタイリッシュで、フロント周りをスッキリと見せる効果がありますが、実用性には大きな問題があります。
- 視認性の悪さ: 通常のミラーよりも低い位置にあるため、後方を確認する際には視線を大きく下げなければなりません。
- 安全性の懸念: 特に交通量の多い道で頻繁に後方確認を行う場合、視線を下げる時間が長くなり、前方への注意がおろそかになりがちです。
デザインのために機能性が犠牲になっている部分であり、「安全確認のしにくさ」を理由に標準ミラーに交換するオーナーもいるほどです。
足つき性の壁!シート高820mmとタンク幅が与える不安感
ホーク11のシート高は820mmと、国産大型バイクとしては標準的かやや高めの設定です。しかし、数値以上に足つき性が悪く感じる方が多いのは、タンク幅が非常に広いためです。
- 体感の悪さ: 信号待ちなどで足を下ろす際、太ももの内側がタンクに押し広げられ、実際よりも足が届きにくい構造になっています。
- 取り回しの不安: 車重が214kgと比較的軽量とはいえ、足つきが不安だと、Uターンや駐輪場での押し引きといった低速時の取り回しで大きな不安感を覚えます。
身長170cm前後の方にとっては、両足のつま先がギリギリ接地するかどうかというレベルになるため、試乗前の確認は必須です。
積載性は皆無!キャンプツーリングには不向きな構造的理由
ホーク11はカフェレーサーというジャンルであるため、積載性は考慮されていません。
- リアシート: 非常に小さく、タンデム(二人乗り)は可能ですが、ここに荷物を載せるスペースはほとんどありません。
- シート下のスペース: ETC車載器や書類を入れるだけで精一杯で、他の荷物は物理的に載せられません。
「週末はホーク11でキャンプツーリングに行きたい」と考えている方にとっては、これが決定的な後悔ポイントになる可能性が高いです。バッグを装着するには工夫が必要で、積載に特化したツアラーバイク(NT1100など)との比較も必要になるでしょう。
樹脂パーツの多さと「質感」に対する厳しい口コミ・評価
ホーク11の車体価格は139万7,000円(税込)と決して安くありませんが、細部を見ると「コストダウン」の跡が見られるという辛口評価が存在します。
特に、
- タンクカバーやサイドカバーに樹脂パーツ(プラスチック)が多く使われている点
- 溶接部分や配線処理が簡素に見える点
これらが「価格に見合う質感ではない」「遠目には最高だが近くで見るとチープ」という評判に繋がっています。「上質な大人のバイク」を期待していると、細部の作りに後悔を感じるかもしれません。
それでも選ばれる理由!ホーク11の良い「評判」と独自の魅力
前章で「後悔」しがちな点を正直に解説しましたが、ホーク11は欠点を受け入れてもなお、「最高のバイク」だと熱烈に支持するオーナーがたくさんいます。ここでは、このバイクが持つ他のモデルにはない独自の魅力と良い評判に焦点を当てます。
アフリカツイン譲り!1,082cc並列2気筒エンジンの鼓動とトルク
ホーク11の最大の魅力は、ベースとなったアドベンチャーモデル「CRF1100L アフリカツイン」から受け継いだ1,082cc水冷SOHC直列2気筒エンジンです。
これはただのツインエンジンではありません。ホーク11用に吸排気系が最適化され、カフェレーサーらしいスポーティなキャラクターへとチューニングされています。
- 鼓動感: Vツインほどドコドコしませんが、低速から中速にかけての**力強いパルス感(鼓動)**は、ライダーに「バイクに乗っている」という実感を強く与えてくれます。
- 分厚いトルク: 最大トルクは10.7kgf・m/6,250rpmと非常に分厚く、低回転域から力強く車体を押し出します。公道で日常的に扱う領域での加速感が素晴らしく、この**「味わい深い走り」こそが、ホーク11の最も高い評判**の源です。
これぞ大人の上がりバイク!FRP製ロケットカウルの圧倒的造形美
ホーク11が「デザインに惚れて買った」と言われる最大の理由が、フロントに装着されたロケットカウルです。
これは一般的なプラスチックではなく、手作業で作り込まれた**FRP製(繊維強化プラスチック)**を採用しています。
- ディテールの美しさ: 流れるような造形と、FRPならではの滑らかな表面仕上げは、他の量産車ではなかなか見られない圧倒的な質感を誇ります。
- 所有感の高さ: このカウルが醸し出す雰囲気が、「カスタムされた特別な一台」という印象を与え、**大人のライダーが最後に選ぶ「上がりバイク」**としての価値を高めています。
この唯一無二のデザインと、カウル越しに見えるメーター周りの一体感こそが、前述の「質感の不満」をも上回る熱狂的な評判を得ているポイントです。
意外なほど曲がる?ワインディングで輝くハンドリング性能
前傾姿勢がきつく長距離が苦手という評判の一方で、ホーク11は「ワインディングに持ち込むと豹変する」という評価が非常に高いです。
- 軽快な切り返し: 車重が214kgと大型バイクとしては軽量な部類に入り、さらにハンドリングの自由度が高いセパハンと相まって、ヒラリヒラリと軽快に車体を倒すことができます。
- コーナリングの安定性: サスペンションとフレームの剛性バランスが良く、前輪への荷重をかけやすいため、不安なくバンクさせることが可能です。
「不便さも含めて楽しめるライダー」にとっては、この**「意外なスポーツ性能」こそが、ホーク11を手放せなくなる独自の魅力**となっています。
【比較検証】ホーク11と迷うライバル車との決定的な違い
ホーク11はユニークなモデルですが、購入を検討する際には必ず他の人気車種と比較することになります。特にスタイルや価格帯が近いライバル車との違いを理解しておけば、「あっちを買えばよかった」と後悔するのを防げます。
vs カワサキ Z900RS:4気筒の伸びか、2気筒の味わいか
ネオクラシックバイク市場で圧倒的な人気を誇るのが、カワサキのZ900RSです。ホーク11とZ900RSを比較する際、最も大きな違いはエンジン構成にあります。
| 比較項目 | ホンダ ホーク11 | カワサキ Z900RS | 決定的な違い |
| エンジン | 1,082cc 並列2気筒 | 948cc 並列4気筒 | 鼓動感とサウンド |
| 最高出力 | 102PS / 7,500rpm | 111PS / 8,500rpm | 高回転域の伸び |
| ポジション | 前傾が強いセパハン | アップライトなバーハンドル | 快適性・ツアラー性能 |
- Z900RSが優れる点: 4気筒ならではの滑らかさと高回転での伸び、そしてZ1譲りのノスタルジックなサウンドは、圧倒的な所有者の評判を生んでいます。ポジションも楽で、ロングツーリングも快適です。
- ホーク11が優れる点: Z900RSにはないカフェレーサー特有のスタイルと、低速トルクの太さからくる力強い加速感です。**「速さより味わい」「デザイン重視」**ならホーク11が選ばれます。
vs ホンダ CB1000R:絶対的なスポーツ性能と電子制御の差
同じホンダ製の大型ネイキッドであるCB1000Rは、ホーク11の兄貴分的な存在です。
CB1000Rはスーパースポーツモデル譲りの絶対的なスポーツ性能を誇り、電子制御デバイスも充実しています。
- CB1000Rが優れる点: 998ccの直列4気筒エンジンは、ホーク11の2気筒とは比べ物にならないほどの最高出力(145PS)と、より高度なトラクションコントロールやパワーモード調整機能を備えています。スポーツライディングを追求するならCB1000Rの評判が上です。
- ホーク11が優れる点: 価格設定(CB1000Rは160万円超)が抑えられており、またCB1000Rにはないカフェレーサーのレトロモダンな雰囲気が魅力です。最新技術よりも**「乗り味」や「スタイル」**を重視するならホーク11です。
vs トライアンフ スピードトリプル1200RR:価格とカウルデザイン比較
輸入車でホーク11とコンセプトが最も近いのが、トライアンフのスピードトリプル1200RRです。
どちらもロケットカウルを装着したモダンなカフェレーサーですが、価格帯と性能が大きく異なります。
- スピードトリプル1200RRが優れる点: 1160ccの3気筒エンジンから繰り出される圧倒的なパワー(180PS)と、オーリンズの電子制御サスペンションなど最高級の装備を搭載しています。まさに究極のカフェレーサーとしての評判です。
- ホーク11が優れる点: スピードトリプル1200RRが300万円を超える価格であるのに対し、ホーク11は国産車ならではの安心感と圧倒的な価格差があります。「ロケットカウルスタイルが好きだが、価格は抑えたい」という方にとって、ホーク11は現実的な選択肢となります。
【まとめ】ホーク11を買って幸せになれる人・絶対にやめた方がいい人
ホンダ ホーク11(HAWK 11)は、そのデザインの美しさから一目惚れする方も多いですが、「後悔」と「最高」が極端に分かれるモデルです。
本記事で解説した辛口評判や致命的な弱点を踏まえ、あなたがホーク11に合うライダーかどうかを最終チェックしましょう。
| ホーク11を買って幸せになれる人 | ホーク11を買って絶対にやめた方がいい人 |
| デザインの造形美に価値を見いだせる人 | ロングツーリングで快適性を最優先する人 |
| 1,082cc 2気筒の鼓動感とトルクが好き | 荷物の積載性や利便性を重視する人 |
| 普段使いよりも休日のワインディングを楽しみたい人 | 低速時の足つきや取り回しに不安を感じる人 |
| 質感のチープさや積載性の低さを許容できる人 | 圧倒的なパワーや高性能な電子制御を求める人 |
ホーク11は、不便さや厳しさを乗り越えても「このスタイル、この乗り味以外考えられない」と惚れ込むライダーのためのバイクです。他のバイクでは味わえない、オーナーにしか分からない独自の満足感が、結果的に「最高の評判」へと繋がっていくでしょう。
もしあなたが「多少の不便さは愛で乗り越えられる」「とにかくこのデザインが好き」と感じたなら、ホーク11はきっと最高の相棒になってくれます。
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