
「エリミネーター400に興味はあるけれど、購入後に後悔しないか不安…」そんな疑問をお持ちではありませんか?エリミネーター400は、スタイリッシュなデザインと扱いやすさで人気のクルーザーですが、一方で「加速が物足りない」「高速巡航が快適ではない」「燃費や維持費に難あり」といった声も聞かれます。
この記事では、エリミネーター400の基本スペックを確認しつつ、実際に乗ってみて感じるデメリットや注意点を詳しく解説します。また、他の400ccクルーザーと比較しながら、どんな人に向いているのかもご紹介します。
エリミネーター400が自分に合っているのか知りたい方、後悔しない選び方を知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください!
よく読まれている記事
エリミネーター400の基本スペックと特徴
エリミネーター400は、カワサキが展開する400ccクラスのクルーザーモデルです。スタイリッシュなデザインと低めのシート高で、多くのライダーに支持されています。では、そのエンジン性能や取り回しのしやすさはどうなのでしょうか?
水冷並列2気筒エンジンの性能とフィーリング
エリミネーター400には、水冷並列2気筒エンジン(DOHC 4バルブ)が搭載されています。このエンジンは、同じカワサキのスポーツバイク「Ninja400」をベースにしており、最高出力は48PSを発揮します。
クルーザーながらも高回転までスムーズに吹け上がる特性があり、街乗りからツーリングまで幅広いシチュエーションで扱いやすいのが魅力です。ただ、低速域ではややトルクが細く、「もっと力強い加速が欲しい」と感じることもあるかもしれません。
また、水冷エンジンのため、空冷Vツインを搭載したクラシックなクルーザーとは異なり、振動が少なく快適な走りを実現しています。長時間走っても疲れにくいので、ロングツーリングにも適しています。
車重176kgの取り回しやすさと安定感
エリミネーター400の車重は176kgと、このクラスのクルーザーとしては比較的軽量な部類に入ります。例えば、同じクルーザー系のレブル500が約191kg、ドラッグスター400が約229kgあることを考えると、エリミネーター400の軽さは際立っています。
この軽さのおかげで、取り回しがしやすく、駐車時やUターンでも扱いやすいのがメリットです。特に初心者や小柄なライダーにとっては、大きなポイントになるでしょう。
また、ホイールベースは1,520mmと適度な長さがあり、直進安定性にも優れています。高速道路でもふらつきにくく、安定した走行が可能です。一方で、ホイールベースが長めなため、狭いカーブではやや曲がりにくさを感じることもあるかもしれません。
エリミネーター400は、スポーツバイク譲りの水冷並列2気筒エンジンと、176kgの軽量ボディを備えた、扱いやすいクルーザーです。加速感や低速トルクには少し物足りなさを感じることもありますが、振動が少なく快適な走りができるのは大きな魅力です。取り回しのしやすさや安定感を求める方には、特におすすめできるモデルといえるでしょう。
エリミネーター400の後悔ポイントとは?
エリミネーター400は扱いやすく、スタイリッシュなクルーザーですが、実際に乗ってみると「思っていたのと違う」と感じるポイントもあります。ここでは、加速性能・高速巡航・ポジションの3つの点について詳しく解説していきます。
加速が物足りない?48PSの実力を検証
エリミネーター400のエンジンは、最高出力48PS(35kW)/10,000rpmを発揮する並列2気筒です。数値だけ見ると、このクラスのクルーザーとしては十分なパワーに思えます。しかし、実際に乗ると「もう少しパンチが欲しい」と感じることも少なくありません。
その理由のひとつが、エンジン特性です。スポーツバイク「Ninja400」譲りの高回転型エンジンのため、低回転域ではトルクが細く、発進時や信号待ちからの加速ではやや力不足を感じることがあります。特に、低速域での力強い加速を期待している方には、物足りなく感じる可能性が高いでしょう。
また、エリミネーター400は**車体が軽い(176kg)**ため、発進時にスロットルを大きく開けると、加速の伸びは感じられます。ただし、ライバル車の「レブル500(46PS・トルク強め)」や「ドラッグスター400(空冷Vツインの独特なトルク感)」と比べると、クルーザーらしい力強さという点ではやや弱い印象です。
高速巡航は快適?6速ミッションと振動の影響
エリミネーター400は6速ミッションを採用しており、高速道路での巡航時の回転数を抑えられるようになっています。クルーザーの中には5速までしかないモデルもあるので、その点ではエンジンの負担を軽減しやすい仕様です。
しかし、実際に高速道路を走ると、「もう少し余裕がほしい」と感じることがあるかもしれません。100km/h巡航時の回転数は約7,000rpm前後となり、高回転型エンジンの特性上、どうしてもエンジン音や振動が気になりやすいです。
特に、長距離ツーリングを考えている方は、この振動の影響やエンジン音の高さが疲労につながる可能性もあります。同じクルーザー系のレブル500やドラッグスター400と比べると、やや回転数が高めなため、ゆったりとした走りを求める方には不満が出るかもしれません。
足つきは良いがポジションに注意!シート高735mmの落とし穴
エリミネーター400のシート高は735mmと、クルーザーとしては比較的低めに設定されています。そのため、多くのライダーにとって足つきは良好で、安心感を得やすいのが特徴です。
しかし、実際に乗ってみると「思っていたよりもポジションがしっくりこない」と感じる人もいるようです。その理由は、ステップ位置がやや後方にあること。一般的なクルーザーは、ステップが前方に配置されていて、足を投げ出すようなライディングポジションになることが多いですが、エリミネーター400はどちらかというとスポーティなバイクに近いステップ位置になっています。
これにより、ライダーによっては**「膝が窮屈」「長時間乗ると疲れやすい」**と感じることも。特に、リラックスして乗りたい方や、クラシックなクルーザーらしい足を前に投げ出すスタイルを求めている方には、違和感を覚える可能性があります。
エリミネーター400は扱いやすいクルーザーですが、以下の点で後悔する可能性があります。
- 加速が物足りない:低速トルクが細く、発進時の力強さは控えめ
- 高速巡航でエンジン回転数が高い:振動やエンジン音が気になることも
- ポジションに注意:ステップ位置がやや後方寄りで、クルーザーらしいゆったり感は少なめ
このバイクの特性を理解した上で、あなたの求める乗り味に合うかどうか、じっくり検討することをおすすめします。
維持費やコスト面のデメリット
エリミネーター400は比較的手頃な価格で購入できるクルーザーですが、維持費やコスト面で意外なデメリットを感じることもあります。ここでは、燃費とタンク容量のバランス・タイヤやブレーキの交換費用・カスタムパーツの選択肢について詳しく見ていきましょう。
燃費25km/Lでもタンク容量12Lの不便さ
エリミネーター400の燃費は約25km/Lと、400ccクラスのクルーザーとしては決して悪くありません。しかし、タンク容量が12Lと小さいため、航続距離は約300km程度になり、ロングツーリングでは給油の回数が増える点が気になるかもしれません。
例えば、ライバル車のレブル500は燃費が約27km/Lでタンク容量が11Lとエリミネーター400と似たスペックですが、エンジンの特性上、高速巡航時の燃費が少し良いため、実際の航続距離ではレブル500の方がわずかに優れています。
また、クルーザータイプのバイクは、ロングツーリングを楽しむために選ぶ方も多いので、「タンクがもう少し大きければ…」と感じる場面があるかもしれません。特に、高速道路や山間部などでガソリンスタンドが少ないエリアを走る際は注意が必要です。
純正タイヤとブレーキの評価!交換時期とコストは?
エリミネーター400の純正タイヤは**ダンロップ製(D404)**が採用されており、耐久性はそれなりにありますが、グリップ力は標準的です。特に、ウェット路面での安定感はやや控えめという評価もあり、雨の日の走行では慎重な操作が求められます。
タイヤの交換時期については、走行距離8,000〜12,000km程度が目安とされていますが、乗り方によっては早めの交換が必要になることもあります。交換費用は前後セットで約3〜5万円が相場です。
また、ブレーキに関しても純正はやや効きがマイルドで、特にフロントブレーキのフィーリングに物足りなさを感じる方もいるかもしれません。ブレーキパッドの交換費用は前後セットで8,000〜12,000円程度ですが、より制動力を高めるためにブレーキホースをステンメッシュに変更する方も多いです。その場合、交換費用は約1.5〜2万円ほどかかります。
カスタムパーツの選択肢は?他の400ccクルーザーと比較
エリミネーター400は登場して間もないモデルのため、カスタムパーツの選択肢が少ない点がデメリットです。特に、ハンドルやマフラーなどの定番カスタムパーツが他のクルーザーと比べるとまだ少ないため、好みのスタイルに仕上げるには時間がかかるかもしれません。
例えば、レブル500は販売台数が多く、社外パーツも豊富なため、自分好みにカスタムしやすいですが、エリミネーター400は純正オプションが中心となり、現時点ではカスタムの自由度がやや低めです。
ただし、今後の人気次第では、カスタムパーツが増えていく可能性もあります。現状では、ハンドルやシートの交換、サイドバッグの取り付けなど、比較的シンプルなカスタムが主流になっています。
エリミネーター400の維持費やコスト面で気になるポイントは以下の通りです。
- タンク容量が12Lと小さいため、航続距離が短めで給油回数が増える
- タイヤやブレーキは標準的な性能だが、交換費用はやや高め
- カスタムパーツの選択肢が少なく、自由度がやや低い
特に、ロングツーリングを考えている方や、自分好みにカスタムしたい方は、こうした点を考慮して選ぶことが大切です。とはいえ、エリミネーター400は取り回しのしやすさやデザインの魅力があるバイクなので、用途に合わせた選び方をすれば十分楽しめる一台になるでしょう。
購入前に知っておくべき注意点
エリミネーター400はデザインや乗りやすさで人気のクルーザーですが、購入前にいくつか注意すべきポイントがあります。特に、中古市場の相場・初心者向けかどうか・ライバル車との違いについて理解しておくことで、後悔のないバイク選びができるでしょう。
中古市場の相場と状態の見極め方
エリミネーター400は2023年に登場した新しいモデルのため、中古市場にはまだ流通量が少なく、価格も高めの傾向があります。現在の中古相場は70万〜90万円程度で、新車価格(メーカー希望小売価格 847,000円)とあまり大きな差はありません。
しかし、新車と比べて中古車のメリットは納期が短いことです。新車は人気のため納車待ちが数ヶ月になることもあるので、すぐに乗りたい場合は中古車の選択肢も検討すると良いでしょう。
中古で選ぶ際のポイントとしては、以下の点に注意してください。
- 走行距離:5,000km未満なら状態は良好なことが多い
- 転倒歴の有無:エンジンガードやマフラーに傷がないかチェック
- 消耗品の状態:タイヤ・ブレーキパッド・チェーンの摩耗具合を確認
- 保証の有無:販売店の保証がついていると安心
また、新しいモデルなので、カスタムされている車両は少なく、ノーマルの状態で売られているものが多いです。そのため、中古を購入するなら、年式や装備の違いよりもコンディションを優先して選ぶのがおすすめです。
エリミネーター400は初心者向け?乗りやすさとクセを解説
エリミネーター400は、400ccクルーザーの中では比較的乗りやすい部類に入ります。特に、シート高が735mmと低めで、足つきが良いため、初心者の方でも安心して乗ることができます。
また、エンジンは水冷並列2気筒で、48PSの出力があり、低速域からトルクがしっかりあるため、街乗りやツーリングでも扱いやすいのが特徴です。
ただし、クルーザーとしては車重176kgと軽めですが、それでもネイキッドバイクと比べるとハンドル操作に少しクセがあると感じるかもしれません。
また、6速ミッションを採用しているため、高速巡航もそれなりに快適ですが、クルーザー特有のポジションに慣れるまでは疲れやすいと感じることもあります。特に、前方に足を投げ出すようなポジションが苦手な人には、少し違和感を感じるかもしれません。
レブル500やドラッグスター400と比較!どれを選ぶべき?
エリミネーター400を検討する際に、レブル500やドラッグスター400と比較してどれを選ぶべきか悩む方も多いでしょう。それぞれの特徴を簡単にまとめてみました。
車種 | エリミネーター400 | レブル500 | ドラッグスター400 |
---|---|---|---|
エンジン | 水冷並列2気筒 48PS | 水冷並列2気筒 46PS | 空冷V型2気筒 33PS |
車重 | 176kg | 190kg | 229kg |
シート高 | 735mm | 690mm | 670mm |
燃費 | 約25km/L | 約27km/L | 約22km/L |
タンク容量 | 12L | 11L | 15L |
価格(新車) | 約85万円 | 約85万円 | 生産終了 |
それぞれのメリット・デメリットを挙げると、
- エリミネーター400
- 取り回しがしやすく、エンジンのパワーも十分
- 足つきは良いが、やや前傾気味のライディングポジション
- レブル500
- よりコンパクトで足つきが良く、初心者でも乗りやすい
- タンク容量が少なく、ロングツーリングでは給油が気になる
- ドラッグスター400
- 伝統的なクルーザースタイルで、Vツインの鼓動感が魅力
- 車重が重く、取り回しに慣れが必要(生産終了のため中古のみ)
もし、初心者でとにかく乗りやすさを重視するなら「レブル500」、クラシックなクルーザーの雰囲気を楽しみたいなら「ドラッグスター400」、**最新モデルでバランスの良い性能を求めるなら「エリミネーター400」**がおすすめです。
エリミネーター400を購入する前に知っておくべきポイントを整理すると、
- 中古市場はまだ流通量が少なく、相場も高めなので慎重に選ぶのが大事
- 初心者でも乗りやすいが、クルーザー特有のポジションには慣れが必要
- レブル500やドラッグスター400と比較して、それぞれの特徴を理解して選ぶことが重要
エリミネーター400は、クルーザーのスタイルを持ちながらスポーティな乗り味も楽しめるバイクです。自分のライディングスタイルに合った選択をして、バイクライフを楽しんでください!
まとめ:エリミネーター400は買いか?
- エリミネーター400は、最新の水冷並列2気筒エンジンを搭載し、パワーと扱いやすさを両立したクルーザー。
- 48PSのエンジンは街乗りやツーリングに適しているが、加速を求める人にはやや物足りないかも。
- 車重176kgと軽量な部類で、クルーザーとしては取り回しがしやすい。
- 後悔する可能性があるポイントもいくつか存在。
- 48PSのパワーは穏やかで、高速巡航や追い越し時にもう少し余裕が欲しくなることも。
- 6速ミッションのおかげで回転数は抑えられるが、クルーザーらしい鼓動感は少なめ。
- シート高735mmで足つきは良いが、ポジションが若干前傾気味で長時間のツーリングでは疲れやすい。
- 維持費やコスト面では注意すべき点も。
- 燃費は25km/Lとまずまずだが、タンク容量が12Lと小さく、給油回数が多くなる。
- 純正タイヤやブレーキの評価は標準的で、交換コストは他の400ccクルーザーと同程度。
- カスタムパーツの選択肢はまだ少なく、個性を出すには時間がかかるかもしれない。
- 購入を検討するなら、事前に注意点を押さえておくことが重要。
- 中古市場の相場は高めで、流通量が少ないため、良い個体を見つけるのは少し難しい。
- 初心者でも乗りやすいが、クルーザー特有のポジションや走行フィールには慣れが必要。
- レブル500やドラッグスター400と比較すると、モダンでスポーティな乗り味が特徴的。
- 結論:エリミネーター400は、軽量で扱いやすいクルーザーを求める人にはおすすめだが、クルーザーらしい鼓動感や圧倒的なパワーを求める人には向かないかも。
- 「気軽に乗れるクルーザーが欲しい」「最新モデルで長く乗りたい」という人にはピッタリ。
- 「重厚感のあるクルーザーがいい」「力強い加速が欲しい」という人は、他の選択肢も検討すると良さそう。
関連記事
>>ダサい?レブル250後悔した部分と人気の理由を徹底解説
>>レブル1100は後悔する?不人気といわれる理由を徹底検証した結果
>>レブル500が不人気と言われる理由と購入後に後悔しないためのポイント
>>HONDAゴールドウィングの欠点とは?購入前に知るべき注意点
>>ヤマハボルトは後悔する?メリットとデメリットを正直レビュー!
>>ハーレーロードキングの不人気説を検証!後悔しない選び方ガイド
>>ハーレー ナイトスターの不人気な理由を徹底解説!後悔しない選び方とは
>>YAMAHA ビラーゴ250の弱点を徹底解説!後悔しない選び方とは
>>ドラッグスター250の欠点を徹底検証!後悔しないための注意点とは?