
「ホンダCB750は不人気なのか?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。かつて名車と称えられたCB750ですが、近年では「古い」「重い」といった理由で敬遠されることも。しかし、本当にデメリットばかりなのでしょうか?
この記事では、CB750の評価が分かれる背景や、750ccクラスの立ち位置を詳しく解説します。また、取り回しの難しさやパワー不足といった後悔ポイントについても深掘り。さらに、空冷直列4気筒エンジンの魅力やカスタムの可能性といった、CB750ならではの価値もご紹介します。
CB750が自分に合うバイクなのか迷っている方へ向けて、後悔しない選び方をまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。
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ホンダCB750は本当に不人気なのか?その理由を検証
CB750といえば、ホンダが誇る名車のひとつ。しかし「不人気」と言われることもあり、購入を検討している方の中には不安を感じる方もいるかもしれません。なぜCB750は評価が分かれるのでしょうか? ここでは、その理由を詳しく見ていきます。
名車なのになぜ?CB750の評価が分かれる背景
CB750は1969年に登場した「ドリームCB750FOUR」から始まり、長年にわたって多くのライダーに愛されてきました。しかし、現代のバイク市場では「古い」「重い」「パワーが物足りない」といった声もあり、評価が分かれる傾向にあります。一方で、クラシックバイクとしての価値や独特のフィーリングを評価する人も多く、好みが分かれるモデルとも言えます。
750ccクラスの立ち位置とは?CB400やCB1300との違い
CB750は、日本国内の大型バイクの中ではミドルクラスに位置します。400ccクラスに比べて高速巡航や安定感が優れていますが、1300ccクラスほどの圧倒的なパワーはありません。そのため、「400ccからのステップアップにはちょうどいいが、1300ccの迫力には及ばない」という点が中途半端に感じられる要因かもしれません。しかし、バイクはスペックだけでなく、乗り味やフィーリングも重要な要素。CB750ならではの魅力も見逃せません。
旧車だから敬遠される?維持費やパーツ供給の問題
CB750は生産終了から時間が経っているため、維持費やパーツの入手難易度が気になるところです。純正パーツは一部供給が終了しているものもありますが、人気のあるモデルだけに社外品や中古パーツが比較的流通しています。ただし、旧車ならではのメンテナンスの手間や維持費の高さは避けられないため、日常の足として使いたい方には不向きかもしれません。
CB750は確かに万人向けのバイクではありませんが、その独特の魅力を理解し、楽しめるライダーには今なお根強い人気があります。次の章では、実際にCB750を選んで後悔するポイントについて詳しく見ていきましょう。
CB750を選んで後悔するポイントとは?
CB750は名車としての評価が高い一方で、現代のバイクと比べると気になるポイントもあります。購入後に「思っていたのと違う…」と感じることがないように、事前にデメリットをしっかりチェックしておきましょう。ここでは、CB750を選ぶ際に注意したいポイントを紹介します。
重量がネック?取り回しのしやすさと走行性能
CB750の車重は約220kgと、現在の750ccクラスのバイクと比べてもやや重めです。特に、駐車場での押し引きや、狭い場所でのUターンでは「重い…」と感じることがあるでしょう。取り回しに自信がない方や、軽快なバイクを求めている方には少し扱いにくいかもしれません。
しかし、走行中は重量がある分、直進安定性が高く、高速道路や長距離ツーリングでは安定した乗り味を楽しめます。低速時の取り回しはやや難しく感じるかもしれませんが、慣れればそこまで気にならないという意見もあります。
パワー不足を感じる?現代の750ccバイクとの比較
CB750は空冷エンジンを搭載しており、最高出力は約75馬力。これだけ聞くと決して非力なわけではありませんが、現行の750ccクラスのバイク(例えばホンダのNC750XやヤマハのMT-07など)と比べると、加速性能やレスポンスでは劣る部分もあります。
特に、高回転域の伸びや瞬発力を求める方には物足りなく感じるかもしれません。CB750はどちらかというと「ゆったりと乗る」バイクなので、スポーツバイクのような鋭い加速を期待すると、少しギャップを感じる可能性があります。
燃費や維持費の実態は?コストパフォーマンスをチェック
CB750の燃費は平均して20km/L前後。最新の750ccバイクと比べるとやや燃費は劣りますが、大型バイクとしては決して悪くはありません。ただし、キャブレター仕様のモデルは定期的なメンテナンスが必要で、インジェクション車と比べると維持管理の手間がかかります。
また、旧車ということもあり、純正パーツの供給が減少しているため、故障した際の修理費が高額になることも。特にエンジン周りや電装系の部品は、劣化が進んでいる個体も多いので、中古で購入する場合はしっかりと状態を確認することが大切です。
CB750は決して万人向けのバイクではありません。特に、車重やパワー感、維持費の面でデメリットを感じる人もいるでしょう。しかし、それ以上に「味のある走り」や「独特のフィーリング」に魅力を感じるライダーにとっては、唯一無二の存在です。次の章では、そんなCB750が今なお選ばれる理由について詳しく解説していきます。
それでもCB750が選ばれる理由とは?
CB750には重量やパワーといったデメリットもありますが、それでも今なお多くのライダーに選ばれ続けています。その理由は、他のバイクにはない独自の魅力にあります。ここでは、CB750ならではのフィーリングやデザイン、カスタムの楽しみ方について解説していきます。
空冷直列4気筒エンジンの独特なフィーリング
CB750の最大の魅力といえば、やはり「空冷直列4気筒エンジン」のフィーリングです。空冷エンジンならではの鼓動感や、熱を帯びるにつれて変化するエンジン音は、最新の水冷エンジンでは味わえないものです。
特に、高回転まで回したときの「スムーズに伸びていく感覚」や、「しっとりとした吹け上がり」は、CB750ならではの醍醐味。エンジンのメカニカルな動きがダイレクトに感じられるため、単なる移動手段としてではなく「乗ること自体を楽しむバイク」としての魅力があります。
普遍的なデザインとクラシックな魅力
CB750のデザインは、シンプルでありながらもクラシックな美しさを持っています。タンクの形状や丸目のヘッドライト、適度なメッキパーツなど、流行に左右されない普遍的なスタイルが特徴です。
最近のネオレトロバイクと比べても、CB750は「本物のレトロ感」があり、古き良きバイクの雰囲気を味わえるのが魅力。特に、昔ながらのバイクが好きな方や、「長く付き合えるバイク」を求めている方にはぴったりの一台です。
カスタムベースとしてのポテンシャルと楽しみ方
CB750は、カスタムのベース車両としても非常に優秀です。ノーマルの状態でも完成度の高いデザインですが、カフェレーサーやネイキッドスタイル、ビンテージ風など、幅広いカスタムが可能です。
特に、海外ではCB750をカフェレーサー仕様にするカスタムが人気で、タンクやシートを変えたり、ハンドルを低くしたりするだけで、ガラッと印象が変わります。純正パーツの供給は少なくなっていますが、社外パーツが豊富に揃っているため、自分好みの一台に仕上げる楽しみもあります。
CB750は、最新のバイクと比べるとスペック面では劣る部分もありますが、それを補って余りある魅力を持っています。空冷エンジンのフィーリング、普遍的なデザイン、そしてカスタムの自由度の高さ――これらの要素が、「CB750でなければ味わえないバイクの楽しさ」を作り出しています。
次の章では、CB750を購入する際に後悔しないためのポイントについて詳しく解説していきます。
ホンダCB750は買いなのか?後悔しないための結論
CB750は、現代のバイクと比べるとスペック面で見劣りする部分があるものの、独自の魅力を持つ一台です。しかし、すべてのライダーにとってベストな選択肢とは限りません。ここでは、どんな人に向いているのか、中古車の選び方、そしてCB750の楽しみ方について解説していきます。
どんなライダーに向いている?おすすめできる人・できない人
CB750が向いているのは、最新のスペックよりも「味わい」や「乗る楽しさ」を重視するライダーです。特に、空冷エンジンの独特なフィーリングやクラシックなデザインが好きな方、そしてカスタムを楽しみたい方にはピッタリでしょう。
一方で、「軽くてパワフルなバイクが欲しい」「最新の電子制御が充実したモデルがいい」という方には向かないかもしれません。また、古いバイクならではの維持費や手間を負担に感じる人も、後悔する可能性があるので注意が必要です。
中古車市場の現状!状態の良いCB750を探すコツ
CB750はすでに生産終了しているため、購入する場合は中古市場で探すことになります。年式が古いモデルも多いため、状態の良い個体を見極めることが重要です。
探す際のポイントは以下の3つです。
- 走行距離と整備履歴を確認する
走行距離が極端に少ないものより、しっかりメンテナンスされてきた個体のほうが安心です。整備記録が残っている車両を選びましょう。 - エンジンや足回りの状態をチェック
試乗できる場合は、アイドリングの安定感や異音がないか確認しましょう。また、サスペンションやブレーキの劣化も見逃せません。 - 信頼できるショップや専門店で購入する
個人売買は価格が安いこともありますが、購入後のトラブルリスクが高めです。信頼できるバイクショップや専門店での購入をおすすめします。
CB750の楽しみ方!街乗り・ツーリング・カスタムの魅力
CB750は、街乗りからツーリング、カスタムまで幅広く楽しめるバイクです。
- 街乗りの魅力
街中ではゆったりとしたフィーリングが心地よく、低回転からでもスムーズに加速できます。クラシックなデザインも相まって、どこに停めても絵になる存在感があります。 - ツーリングの魅力
長距離ツーリングでは、直列4気筒エンジンの安定した走りが活きてきます。高速巡航も苦にならず、穏やかで快適なライディングが可能です。 - カスタムの楽しみ
CB750は、カフェレーサーやネオクラシック仕様など、カスタムの幅が広いバイクです。純正のスタイルを活かしつつ、自分好みにアレンジするのも楽しいポイント。
CB750は、最新バイクのような速さや軽さはないものの、それを補う「乗る楽しさ」や「所有する満足感」を味わえるバイクです。
「クラシックなバイクが好き」「エンジンのフィーリングを楽しみたい」「カスタムで自分だけの一台を作りたい」――そんな方には、CB750はきっと後悔しない相棒になるでしょう。
逆に、軽快な走りや最新装備を求める方、維持費やメンテナンスを気にする方は、他の選択肢も検討したほうがよいかもしれません。
自分のライディングスタイルに合った一台かどうかをしっかり見極めて、後悔のないバイク選びをしてください!
まとめ
- CB750は本当に不人気なのか?
- 名車とされる一方で、一部では「古い」「重い」といった理由で評価が分かれる。
- 750ccクラスは中途半端と感じる人も多く、CB400やCB1300に流れるケースも。
- 旧車ならではの維持費やパーツ供給の問題があり、敬遠されがち。
- CB750を選んで後悔するポイント
- 重量が約250kgと重く、取り回しが難しいと感じる人もいる。
- 現代の750ccと比べるとパワー不足を感じる場面がある。
- 燃費はリッター20km前後だが、維持費やメンテナンスコストが高め。
- それでもCB750が選ばれる理由
- 空冷直列4気筒エンジンのフィーリングが唯一無二。
- クラシックで普遍的なデザインが魅力的。
- カスタムベースとしての自由度が高く、個性を出しやすい。
- ホンダCB750は買いなのか?
- 昭和のバイク文化を楽しみたい人や、じっくり乗るのが好きな人には向いている。
- 軽快な走りや最新装備を求める人には向かないかも。
- 中古車市場では価格が高騰傾向、状態の良い個体を探すには専門店の利用がベター。
- 街乗り・ツーリング・カスタムと、乗り方次第で楽しめる一台。
結論
CB750は決して万人向けではないが、魅力を理解すれば唯一無二の存在。
「不人気」と感じるのは、一部の人にとって合わない要素があるから。
自分のスタイルに合うか見極めれば、後悔のないバイクライフを送れるはずです。