
スズキ・スカイウェイブ650(AN650)の締め付けトルク一覧をカテゴリ別に整理しました。ホイール/ブレーキ/サスペンション/ステアリング/エンジン・排気/CVTユニット/冷却・燃料・吸気/電装・ABS/外装・スタンドまで、実整備で“よく触る箇所”を先にまとめています。値はN·m表記、年式差への注意点やサイズ別の参考トルクも併記。日常整備から消耗品交換、車検前の増し締めまで、このページだけで完結できるよう構成しました。ブックマークしておけば、現場でスマホ確認→そのまま作業に入れます。
スカイウェイブ650 締め付けトルク一覧表
ホイール/タイヤ
| 部位 | 規定トルク (N·m) |
|---|---|
| フロントアクスル | 65 |
| 左アクスルピンチボルト | 23 |
| リヤアクスルナット | 100 |
ブレーキ(フロント)
| 部位 | 規定トルク (N·m) |
|---|---|
| フロントブレーキキャリパー取付ボルト | 23 |
| ブレーキホース ユニオンボルト | 23 |
| パッドピン | 18 |
| キャリパーハウジング スライドピン | 22 |
| キャリパーホルダーピン | 13 |
| ブリーダーバルブ | 7.5 |
| ブレーキディスクボルト | 23 |
ブレーキ(リヤ/ブレーキロック含む)
| 部位 | 規定トルク (N·m) |
|---|---|
| リヤブレーキキャリパー取付ボルト | 23 |
| ブレーキホース ユニオンボルト | 23 |
| パッドピン | 18 |
| キャリパーハウダー スライドピン | 22 |
| キャリパーホルダーピン | 13 |
| ブリーダーバルブ | 7.5 |
| ブレーキディスクボルト | 23 |
| ブレーキロック ハウジングボルト | 22 |
| ブレーキロック シャフト ロックナット | 4.5 |
マスター/レバーまわり
| 部位 | 規定トルク (N·m) |
|---|---|
| フロントマスターシリンダ取付 | 10 |
| レバーピボットボルト | 6 |
| レバーホルダークランプ | 9–11 |
ステアリング/ハンドル
| 部位 | 規定トルク (N·m) |
|---|---|
| ステアリングステムヘッドナット | 65 |
| ステムナット(調整後) | 45 |
| ハンドルクランプボルト | 23 |
| フォーク アッパークランプボルト | 23 |
| フォーク ロワークランプボルト | 23 |
| フロントフォークキャップボルト | 23 |
サスペンション/スイングアーム
| 部位 | 規定トルク (N·m) |
|---|---|
| リヤショック取付ボルト/ナット | 29 |
| スイングアーム ピボットボルト | 10 |
| スイングアーム ピボットロックナット | 100 |
エンジン/排気
| 部位 | 規定トルク (N·m) |
|---|---|
| スパークプラグ | 11 |
| HO2センサー | 25 |
| エキゾーストパイプ取付ボルト | 23 |
| マフラー取付ボルト(フロント) | 23 |
| マフラー取付ボルト(リヤ) | 25 |
| マフラーカバーボルト | 9 |
| 排気フランジナット | 22–26 |
| マフラーバンド | 22–26 |
オイル/ギア/ファイナル
| 部位 | 規定トルク (N·m) |
|---|---|
| エンジンオイル ドレンプラグ | 21 |
| トランスミッション ドレンプラグ | 21 |
| ファイナルギア オイルドレンプラグ | 33 |
| ファイナルギアケース ボルト | 10 |
駆動系(CVTユニット)
| 部位 | 規定トルク (N·m) |
|---|---|
| CVTユニット固定ボルト | 50 |
| CVTカバー取付ボルト | 22 |
| プライマリシャフトボルト | 35+90°(トルク+角度) |
| プライマリシャフト キャップボルト | 11 |
| セカンダリプーリー シャフトナット | 226 |
| セカンダリプーリーファンボルト | 2.5 |
| ベアリングリテーナースクリュー | 4 |
| CVTモーターボルト | 4 |
| セカンダリプーリー回転センサーボルト | 4 |
| CVTフィルターボルト | 10 |
冷却系
| 部位 | 規定トルク (N·m) |
|---|---|
| ラジエータ上部/下部マウント | 9–11 |
| ラジエータファンモータ固定 | 9–11 |
| ファンシュラウド | 3–11 |
| リザーバータンク固定 | 9–11 |
| サーモスタットハウジング | 9–11 |
| ウォーターポンプハウジング | 9–11 |
| ドレンコック(冷却液) | 6–10 |
吸気/燃料
| 部位 | 規定トルク (N·m) |
|---|---|
| エアクリーナケース本体 | 9–11 |
| エアクリーナカバー | 3–5 |
| スロットルボディクランプ | 1.5–3 |
| スロットルケーブルブラケット | 3–5 |
| フューエルタンク前側/後側固定 | 22–26 |
| フューエルポンプユニット | 3–5 |
| フューエルレール固定 | 9–11 |
| EVAPキャニスター固定(装備車) | 9–11 |
電装/センサー
| 部位 | 規定トルク (N·m) |
|---|---|
| バッテリー端子ボルト | 3–5 |
| メインアース(フレーム) | 9–11 |
| スタータリレー固定 | 9–11 |
| レギュレータ/レクチファイア固定 | 9–11 |
| ヒューズボックスブラケット | 3–5 |
| クランク角(CKP)センサー | 9–11 |
| カムポジション(CMP)センサーボルト | 7〜9 |
| IAT(吸気温)センサー | 9–11 |
| スピードセンサー(前後) | 9–11 |
| ホーン固定 | 9–11 |
ABS/ホイールセンサー/ブレーキロック
| 部位 | 規定トルク (N·m) |
|---|---|
| ABSホイールセンサー(前後) | 9–11 |
| ABSトーンリング固定(該当車) | 9–11 |
| ブレーキロック ハウジングボルト | 22 |
| ブレーキロック ロックナット | 4.5 |
計器/コックピット
| 部位 | 規定トルク (N·m) |
|---|---|
| メーターパネル固定 | 3–5 |
| スイッチボックス固定 | 3–5 |
| ミラー基台(一般) | 20–25 |
| フロントスクリーン固定 | 3–5 |
| メーターバイザー固定 | 3–5 |
外装/ボディ下回り
| 部位 | 規定トルク (N·m) |
|---|---|
| フロントフェンダー固定 | 9–11 |
| リアフェンダー固定 | 9–11 |
| アッパーカウル固定 | 3–11 |
| サイドカウル固定 | 3–11 |
| アンダーカバー固定 | 9–11 |
| ラゲッジボックス固定 | 9–11 |
| シートヒンジ/ロックストライカ | 9–11 |
| テールランプユニット固定 | 3–11 |
| ウィンカー本体固定 | 9–11 |
| ヘッドライトユニット固定 | 3–11 |
| ナンバープレートボルト | 5–6 |
ステップ/ペダル/リンク
| 部位 | 設定トルク (N·m) |
|---|---|
| ライダーステップブラケット | 22–26 |
| パッセンジャーステップブラケット | 22–26 |
| ブレーキペダルピボット | 22–26 |
| ブレーキリンケージロッド ロックナット | 9–11 |
| シフトペダルピボット | 22–26 |
| シフトリンククランプ | 9–11 |
スタンド(センター/サイド)
| 部位 | 規定トルク (N·m) |
|---|---|
| センタースタンド ピボットボルト | 44–50 |
| センタースタンド ストッパ | 9–11 |
| サイドスタンド ピボットボルト | 44–50 |
| サイドスタンド スイッチ固定 | 3–5 |
フレーム/シートレール/キャリア
| 部位 | 規定トルク (N·m) |
|---|---|
| シートレール固定ボルト | 50(目安) |
| フレーム連結部ボルト | 23(目安) |
| キャリアベース(純正) | 22–26 |
| トップケースベース(一般) | 22–26 |
汎用のボルトサイズ別参考トルク(8.8相当・目安)
| ボルトサイズ | 参考トルク (N·m) |
|---|---|
| M4 | 2–3 |
| M5 | 3–5 |
| M6 | 9–11 |
| M8 | 22–26 |
| M10 | 44–50 |
| M12 | 75–85 |
※本車種固有の規定値がある箇所は、上の「カテゴリ別一覧」の数値を優先してください。
おすすめのトルクレンチ
バイク整備で一番やってはいけないのが、感覚だけでボルトを締めてしまうことです。
「まだ回るから大丈夫だろう」と思って力を入れすぎると、ねじ山が潰れてしまったり、逆に緩すぎて走行中に部品が外れてしまう危険性もあります。
今回ご紹介した締め付けトルク一覧を正しく活用するためには、トルクレンチの使用が必須です。
ブレーキや足回りのボルトが緩むと命に関わるリスクにつながります。
「自分で整備するなら必ず1本持っておくべき」と言える工具がトルクレンチです。
実際に私も使っていますが、安心感と仕上がりの確実さがまったく違うので、まだ持っていない方にはぜひ導入をおすすめします。
SK11(エスケー11) デジタルトルクレンチ
3~60N・m に対応。
京都機械工具(KTC) 12.7
30~140N・m に対応
関連記事
おすすめのトルクレンチに関しては下の記事でも詳しく紹介しています↓
>>バイク用 おすすめのトルクレンチを徹底比較|選び方も解説
参考記事
価格帯が安いトルクレンチを探しているなら「GOYOJO」というメーカの製品が5000円前後で購入できてコスパがいいです↓
>>GOYOJOトルクレンチ徹底ガイド|どこの国のメーカー?会社情報・評判・説明書・使い方まで網羅
まとめ
- 作業頻度が高いホイール/ブレーキ/CVTのトルクを先頭で確認できるように配置。
- 年式やグレード(K3〜K9/K7〜L1/L2〜L3/Executive)で微差がある箇所は、車体番号・サービスデータと突き合わせて最終確定を。
- ネジは脱脂→座面確認→適正トルク→マーキングの流れを徹底。再使用不可の部品やねじロック剤指定がある箇所は整備手順に従いましょう。
- 本記事はカテゴリ別の一覧なので、現場では**検索(ページ内検索)**を活用すると迷いません。
- 迷ったら**サイズ別参考トルク(8.8相当)**で仮置きし、固有値が判明したら上書きする運用がおすすめです。
ヒント:ブックマーク+印刷PDF化して、車載スマホやガレージ壁に貼るとさらに便利です。
関連記事
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