2.4Ghzでありながらロングレンジができる「ExpressLRS」が気になったので設定方法を調べてみました。
ちなみに技適は取得できていないので、日本では使用することができません。
HappymodelのExpressLRSの設定方法を日本語で詳しく解説しているものがみあたらなかったので、とりあえず調べてみたってかんじの記事です。ほとんどJoshua Bardwell の動画と同じ内容で、ExpressLRS Configuratorのダウンロード先など、少し補足を入れている感じです。実践しているわけではないので、質問をいただいてもこの記事に書いていること以外の内容はわからないです
この記事は2021年10月20日時点に書いた記事です。変更されているところなどあるかもしれません。
レシーバーは何種類かあって下のやつはどちらもwifiでファームウェアの更新ができるタイプのものです。
セラミックアンテナのタイプ↓
普通のアンテナタイプ↓
BETAFPVから発売された「プロトコルがExpressLRS ELRS」の「ELRS Nano TX Module」に関しては技適を取得して販売開始されています。ただしレシーバーに関してはwifiの電波が技適を通してないので、完全に合法運用するには、wifiの電波をでないようにする必要があります。Youtubeなどでやり方を解説している方(きよっちさんなど)がいますので、使用される方は動画をみてみるといいかと思います。ExpressLRS ELRSに関してはいろいろなメーカーから販売されていますが、とりあえずHappymodelに関してはBetaFPVのものと互換性がありフラッシュするファームウェアとバインディングフレーズさえ合わせていれば、バインドすることができるようです。
TXモジュールがBETAFPV製で、レシーバーはHappymodelでもバインドはOK(2022年2月現在の情報)
まぁ使用するなら技適が取得できているBETAFPVの「ELRS Nano TX Module」でレシーバーもBETA製を使うのが無難ですけどね。
それとBetaFPV公式サイトで購入品は技適のシールが貼っていないとの情報もあります。同じ製品ではありますが、シールが貼ってあるものを購入するなら国内ショップにシールが貼ってあるか問い合わせしたうで購入するといいかと思います。
BetaFPVでも「プロトコルがExpressLRS ELRS」製品は何個かあり、技適が取得できているのは「ELRS Nano TX Module」だけですので間違えないよう注意してください。
Happymodel ES24TX 2.4GHz ExpressLRS ELRS の設定
英語が得意な方はこの動画をみればすぐわかるとは思いますが、とりあえず自分なりに調べてみたことをアウトプットしてみます。実際に試して検証したわけではないので間違っていることもあると思います。
それと下の記事を翻訳しながら調べてみました。海外のドローン情報サイトです。
>>https://oscarliang.com/setup-expresslrs-2-4ghz/
2.4Ghz TXモジュールの組み立て
![Happymodel ES24TX 2.4GHz ExpressLRS ELRS の設定](https://rc-info.net/wp-content/uploads/2021/10/2021-10-22-22.43.02.jpg)
動画の4:30秒くらい6分40秒くらいまで。
購入した状態では上の画像のようにバラけている状態なので組み立てする必要があります。動画を見てみると難しくはなさそうです。
Git hubからExpressLRS Configuratorをダウンロード
![](https://rc-info.net/wp-content/uploads/2022/06/スクリーンショット-2022-06-14-21.29.02-1024x439.jpg)
Git hubからExpressLRS Configuratorをダウンロードしてパソコン本体にインストールします。
![](https://rc-info.net/wp-content/uploads/2022/06/スクリーンショット-2022-06-14-21.29.08-1024x439.jpg)
Macの場合は一番上のdmgファイルをダウンロード。2021年10月21日現在の最新バージョンは1.0.8でした。これは使うだけなら無料なので、自分もコンフィグレーターはダウンロードしてみました。
ダウンロード先はこちら↓
>>https://github.com/ExpressLRS/ExpressLRS-Configurator/releases
ExpressLRS Configurator でファームウェアを書き出す
動画9:20秒あたりから
![](https://rc-info.net/wp-content/uploads/2022/06/スクリーンショット-2022-06-14-21.29.48-1024x456.jpg)
「ExpressLRS Configurator」はTXモジュールとRXモジュールのファームウェアを書き出します。
![](https://rc-info.net/wp-content/uploads/2022/06/スクリーンショット-2022-06-14-21.29.54-1024x536.jpg)
まずはTXモジュール(送信機の裏側につけるモジュール)のファームウェアを書き出します。Happymodel ES24TXはwifi経由でファームウェアを入れることができるみたいです。
![](https://rc-info.net/wp-content/uploads/2022/06/スクリーンショット-2022-06-14-21.30.01-1024x687.jpg)
「BUILD」をクリックしてTXモジュールのファームダウンロード。
![](https://rc-info.net/wp-content/uploads/2022/06/スクリーンショット-2022-06-14-21.31.00-1024x624.jpg)
![](https://rc-info.net/wp-content/uploads/2022/06/スクリーンショット-2022-06-14-21.31.06-1024x646.jpg)
次に「BUILD」をクリックしてRXモジュールのファームダウンロードします。これで送信機モジュールとレシーバーに入れるファームウェア?のダウンロードはOKです。
![Happymodel ES24TX 2.4GHz ExpressLRS ELRS の設定](https://rc-info.net/wp-content/uploads/2021/10/2021-10-30-14.21.33.jpg)
次にコンフィグレーターを使って「LUA SCRIPT」をダウンロードします。
![](https://rc-info.net/wp-content/uploads/2021/10/2021-10-30-14.24.16.jpg)
ダウンロードされるファイルは「ELRS.lua」
これを送信機のマイクロSDのフォルダに入れてあげます。Joshuaの動画「13分20秒」あたりです。動画では送信機とUSBで接続してフォルダに入れているようですが、microSDを送信機から取り外して入れても、大丈夫だと思います。
「ELRS.lua」を入れる場所は「スクリプト」→「ツールズ」ここの入れてあげればOKです。
Happymodel ES24TX 2.4GHz 外部モジュールの設定に
次にジョシュアの動画だと13:50秒あたり。送信機の設定を内部モジュールをOFFにして、外部モジュールにONにしてMODEは「CRFS」にします。これによっておそらく外部モジュール「ES24TX」の電源も入ると思います。
Happymodel ES24TX 2.4GHz ファームウェアを入れる(更新)
ファームウェアを入れる?更新?ここら辺の表現みたいなのはよく理解できませんでしたが、とりあえず書き出したファームウェアを外部モジュール(送信機側)とレシーバーに入れていきます。
Joshuaの動画ではスマホを使って送信機やレシーバーとwifi接続してファームウェアを入れていますが、たぶんwifiを使えるパソコンがあればパソコンでやっちゃった方が簡単な気がします。
外部モジュール 送信機側のファームウェアの更新
外部モジュールは電源が入るとwifiの電波がでるようになっているようなので、パソコンのwifiを開いて「ES24TX」と接続します。
接続するとジョシュアの動画16:40秒あたりの画面になると思うので、あとはファームウェアを書き込みすればOKです。
接続時にパスワードを求められるかもしれませんジョシュアの動画を見てみるとパスワードは「expresslrs」になっていました。それと接続時にパソコンのアドレスをhttp://10.0.0.1でローカル接続する必要があるかもしれません。そこら辺は動画を参照してください。
それとジョシュアの動画ではファイル名の変更などもしていましたが、
![](https://rc-info.net/wp-content/uploads/2021/10/2021-10-30-14.47.10.jpg)
自分が書き出したファームウェアではすでに、名称が上の画像のようになっていたのでそのまま入れることができそうです。
レシーバー側のファームウェアの更新
レシーバーに関してもwifi接続でファームウェアの更新ができます。レシーバーはドローンをビルドしてから普通にESCについている電源コネクタから電源を供給するか、またはレシーバーに直接5Vの電源を供給してONにするかどちらかです。
まぁビルドしてからファームウェアを入れるのが一般的でしょうか。
![Happymodel ES24TX 2.4GHz ExpressLRS ELRS の設定](https://rc-info.net/wp-content/uploads/2021/10/2021-10-30-14.59.04.jpg)
レシーバーとFCの配線は上の画像のとおりです。
GND(アース)
VCC(5V)
TX(FCのRXと接続。ポートは使っていなところを使用)
RX(FCのTXと接続。ポートは使っていなところを使用。ポートは合わせる必要あり。FCのTX3を使うならFCのRX3を使う)
FCとの配線はこんな感じです。
電源を入れるとレシーバーのLEDは緑色に点滅。動画では20秒間そのままにしておくと、LEDが素早い点滅にかわりwifiの接続モードに移行するようです。
素早い点滅にかわったら、スマホなりパソコンなり、どちらかでレシーバーと接続してファームウェアをアップデートすれば完了です。
Happymodel ES24TX 2.4GHz バインド
Joshuaの動画では、バインドは双方の電源を入れると自動でされるようなことを言っているような気もしましたが、海外のドローン情報サイトをみたところ、リポの電源を入れてLEDの点滅が始まる前に電源を抜く。これを2回か3回繰り返すことにより、バインドモードに変更されるようなことも記載されていました。
バインドモードはレシーバーのLEDが2回点滅と記載されています。
バインドモードに変わったら上でマイクロSDに入れた「ELRS.lua」を起動すればBINDという項目があるのでそれを選択すればバインドできるかも?ここら辺も実践したわけではないのであいまいです。
それと送信機とレシーバーはバインド状態になっても、ベータフライト コンフィグレーターのポートの部分のシリアル受信をONにしないとドローンは飛ばないです。これはFCとレシーバーの接続するポートによって変わってきます。TX3 RX3で接続しているなら、ポート3の部分のシリアル受信をONにします。
まとめ
気になったのでいろいろ調べてはみましたが、日本ではどうせ使えないんですけどね。
たしかBETAFPVの「ExpressLRS ELRS」は技適を取得するとかなんとか...betaのプロモーションの人が言っていたような気がしましたが、あれは幻だったのか。
ExpressLRSのレシーバーは価格が安いので、こっちが使えればフタバの「R2000SBM」なんて使わなくなるんですけどね〜