ホンダ400Xはなぜ不人気？後悔しない選び方のポイントを徹底解説

「ホンダ400Xってなんだか不人気みたいだけど、どうして？」そう疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

ツーリング性能や快適性に定評がある一方で、立ちゴケしやすいデザインや、競合モデルとの性能差に不満の声があるのも事実です。

本記事では、400Xが不人気とされる理由を市場の反応やレビューを交えながら詳しく解説します。

さらに、改善点や競合バイクとの比較を通して、このバイクの本当の価値を見極めるポイントをお伝えします。

400Xを検討中の方はもちろん、バイク選びに悩む方にも役立つ内容ですので、ぜひ最後までお読みください。

ホンダ400X スペック

			400X
車名・型式			ホンダ・8BL-NC56
全長（mm）			2,140
全幅（mm）			830
全高（mm）			1,380
軸距（mm）			1,435
最低地上高（mm）^★			150
シート高（mm）^★			800
車両重量（kg）			199
乗車定員（人）			2
燃料消費率^＊1 （km/L）	国土交通省届出値: 定地燃費値^＊2 （km/h）		41.0（60）〈2名乗車時〉
燃料消費率^＊1 （km/L）	WMTCモード値^★ （クラス）^＊3		27.9（クラス 3-2）〈1名乗車時〉
最小回転半径（m）			2.5
エンジン型式			NC56E
エンジン種類			水冷4ストロークDOHC4バルブ直列2気筒
総排気量（cm³）			399
内径×行程（mm）			67.0×56.6
圧縮比^★			11.0
最高出力（kW[PS]/rpm）			34［46］/9,000
最大トルク（N・m[kgf・m]/rpm）			38［3.9］/7,500
燃料供給装置形式			電子式〈電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)〉
始動方式^★			セルフ式
点火装置形式^★			フルトランジスタ式バッテリー点火
潤滑方式^★			圧送飛沫併用式
燃料タンク容量（L）			17
クラッチ形式^★			湿式多板コイルスプリング式
変速機形式			常時噛合式6段リターン
変速比		1速	3.285
		2速	2.105
		3速	1.600
		4速	1.300
		5速	1.150
		6速	1.043
減速比（1次^★ /2次）			2.029/3.000
キャスター角（度）^★			27゜30′
トレール量（mm）^★			108
タイヤ		前	110/80R19M/C 59H
タイヤ		後	160/60R17M/C 69H
ブレーキ形式		前	油圧式ダブルディスク
ブレーキ形式		後	油圧式ディスク
懸架方式		前	テレスコピック式
懸架方式		後	スイングアーム式（プロリンク）
フレーム形式			ダイヤモンド

ホンダ400Xが不人気な理由とは

ホンダ400Xは、優れたツアラーバイクとして設計されていますが、不人気とされる一面もあります。

その理由を掘り下げていくと、バイク市場の変化や競合モデルとの比較が影響していることが見えてきます。

この記事では、400Xの誕生背景や市場の反応、さらに競合モデルとの比較や実際の消費者の声を基に、不人気とされる理由を紐解いていきます。

400Xの誕生背景と市場の反応

ホンダ400Xは、手軽にアドベンチャー感を楽しめるバイクとして登場しました。

当初は軽量で扱いやすく、幅広い層に向けた設計が注目されました。

しかし、国内のバイク市場では　大型バイクへのシフトが進む中、400ccクラスの需要が縮小していました。

この背景により、400Xはターゲットとするユーザー層の幅が狭くなり、販売に苦戦する要因となったのです。

また、初期モデルでは「アドベンチャーとしては物足りない」「中途半端な印象」といった声もあり、これが市場の反応に影響を与えました。

その後の改良で改善されているものの、初期の印象が尾を引いた感があります。

競合モデルとの比較

400Xの不人気要因として、競合モデルとの比較は外せません。

例えば、カワサキの「ヴェルシスX250」やスズキの「Vストローム250」と比べると、価格や維持費で優位性が薄いと感じられることがあります。

また、ヤマハの「テネレ700」など中型バイクが魅力的な選択肢として台頭してきたことで、400Xの存在感が薄れてしまったともいえます。

さらに、燃費性能や装備の充実度など、同クラスの競合において400Xが特に抜きん出ている部分が少ないという指摘もあります。

このような比較の中で、「価格に見合った価値を感じにくい」といった評価が、不人気の要因として挙げられることが多いです。

消費者の評価とレビュー

実際に400Xを購入した人のレビューを見ると、決してネガティブな意見ばかりではありません。

「扱いやすく長距離でも疲れにくい」「街乗りとツーリングの両方で使える」といったポジティブな声も多数あります。

ただし、購入をためらう人たちの間では、「見た目が地味」「走行性能が想像以下だった」という意見も一定数見られます。

また、カスタムパーツの選択肢が限られている点や、リセールバリューの低さも気になるポイントとして挙げられています。

消費者のこうした評価が口コミとして広がり、結果として「不人気」とされる印象を助長している可能性があります。

400Xの欠点と改善点

400Xは多くのライダーにとって魅力的な選択肢ですが、いくつかの欠点も指摘されています。ここでは、特に目立つ問題点と、それに対する改善点を考えていきます。

立ちゴケしやすいデザインの問題

400Xはアドベンチャーバイクらしいデザインが魅力ですが、その車高や幅広のハンドルが原因で立ちゴケしやすいと感じる方もいます。

特に小柄なライダーや初心者にとっては、足つき性が悪く感じられることが多いようです。

この点を改善するためには、ローダウンキットの導入や、グリップ力の高いブーツを使用するなどの対策が考えられます。

また、ホンダ側でも、足つき性を改善するオプション設定が増えると、さらに多くのユーザーに支持されるかもしれません。

燃費や性能に関する不満

400Xの燃費性能については「平均的」という評価が多く、特に競合と比較した場合にインパクトが弱いとされています。

また、エンジン出力に対する期待が高い分、「加速が物足りない」と感じる声も少なくありません。

これを解決するためには、エンジン性能の向上や、燃費改善に繋がる技術の導入が鍵となるでしょう。

たとえば、ホンダが最新の燃焼技術や軽量化を進めることで、ライダーにとっての魅力が増すはずです。

新型モデルへの期待と失望

新型400Xが発表された際、多くのライダーが改良点に期待を寄せました。

しかし、外観や基本仕様に大きな変化がないことから、一部のユーザーは「期待外れ」と感じたようです。

特に、電子制御や新しい装備の追加が少なかったことが失望の原因となっています。

次期モデルでは、より現代的な装備やカスタマイズ性を重視することで、ユーザーの期待に応えられる可能性があります。

400Xの最高速やエンジン性能

ホンダ400Xは、400ccクラスの中でどのようなパフォーマンスを発揮するのでしょうか。

最高速やエンジン性能について詳しく見ていきます。

400ccクラスの実力

ホンダ400Xに搭載されているエンジンは、並列2気筒でありながらも十分なトルクを発揮します。

最高速はおおよそ150km/h前後とされ、一般的なツーリングでは必要十分な速度性能を持っています。

このクラスの中ではバランスの取れたスペックを持ちながらも、過度なパワーを求める方には物足りないと感じるかもしれません。

また、エンジンの滑らかさやレスポンスの良さは、ホンダならではの特徴です。

特に中低速域でのトルク感は街乗りや郊外での走行に適しており、初心者ライダーからベテランまで幅広く楽しめる設計になっています。

ツーリング性能と長距離移動の適性

400Xは、ツーリングバイクとして設計されたモデルだけあって、長距離移動でも快適さを維持できます。

シートの座り心地やライディングポジションは、疲労を最小限に抑えるよう工夫されています。

また、燃費性能もリッターあたり25km以上を記録することが多く、燃料タンク容量も約17リットルと長距離走行に安心です。

風防の役割を果たすスクリーンも標準装備されており、高速道路での風圧を軽減してくれます。

ただし、一部のライダーからは「純正スクリーンでは防風効果が不十分」との声もあり、カスタムパーツを使用して改善するケースも見られます。

ライダー体験談：400Xの魅力

実際に400Xを所有しているライダーからは、「長距離ツーリングで疲れにくい」「燃費が良く維持費が低い」などの好意的な意見が多く聞かれます。

一方で、「もう少しパワーが欲しい」「デザインが控えめで目立たない」といった意見もあります。

特に初心者やリターンライダーにとっては、扱いやすさとバランスの良さが魅力的だと評価されています。

また、キャンプツーリングなどで活躍する積載能力も高く評価されていますが、トップケースを装備する場合は安定性を考慮したセッティングが必要です。

ホンダのバイクとしてのポジショニング

ホンダ400Xは、その位置付けやブランドイメージ、そして将来的な展望においてどのような役割を果たしているのでしょうか。

400Xが市場でどのような評価を受けているのか、そしてホンダ全体の中でのポジションについて詳しく見ていきます。

ブランドイメージと400Xの位置付け

ホンダは「誰もが乗りやすいバイクを」という理念のもと、数多くのモデルを展開しています。

400Xもその一環として、多用途性を備えたアドベンチャーツアラーとして登場しました。

しかし、ホンダのラインナップ全体を見渡すと、400Xは中型クラスにおける「万能タイプ」として控えめな存在になりがちです。

例えば、スポーツ系モデルならCBRシリーズ、オフロード系ならCRFシリーズが強い個性を放っています。

一方で、400Xはこれらのカテゴリの中間に位置するため、特化した個性がやや薄いと感じられることも。

そのため、「ホンダらしい安心感はあるが、刺激が少ない」との評価がブランドイメージと重なり合っています。

生産終了の噂と心配点

400Xに関しては、一部で生産終了の噂が囁かれることがあります。

これは、近年の排ガス規制の厳格化や市場の需要変化が影響している可能性があります。

特に400ccクラスは、国内では減少傾向にあり、ホンダとしても戦略的な見直しを迫られる状況にあるのかもしれません。

ただし、400Xのようなアドベンチャーツアラーは一定の支持層を持っており、現時点では後継モデルが登場する可能性もゼロではありません。

新型モデルへの期待とともに、「突然の生産終了」という心配がファンの間で広がっているのも事実です。

新型CBRとの関係

近年、ホンダは新型CBRシリーズのラインナップを強化しています。

その中で、400Xとの位置付けや役割の違いが議論になることも。

CBRはスポーティーなデザインと高性能エンジンを備えたシリーズですが、400Xはツーリングや実用性を重視したモデルです。

新型CBRシリーズの進化に伴い、「400Xも性能やデザインで同じくらいの進化を遂げるべきでは？」という声もあります。

ただし、両モデルは明確に異なるターゲットを持っているため、CBRの特徴をそのまま400Xに当てはめることは難しいでしょう。

そのため、400Xの独自性をどう磨いていくかが今後の課題と言えます。

400Xのカスタムとアフター市場

バイクカスタムの楽しみ

400Xは、カスタムの幅広さも魅力のひとつです。

カスタムを楽しむことで、バイクを自分好みに仕上げるだけでなく、日々のライディングがもっと楽しくなります。

例えば、ハンドルやステップの交換はライディングポジションを自分に合わせるための基本的なカスタムです。

また、外観を個性的に演出するために、塗装やステッカーを活用する方法もあります。

特に400Xはツーリングバイクとしての性格が強いので、快適性や実用性を重視したカスタムが人気です。

旅先での使い勝手を良くする工夫をすることで、ツーリングの思い出がさらに豊かになります。

コミュニティの活用法

カスタムやメンテナンスを楽しむためには、同じバイクに乗る人たちとの交流も重要です。

SNSやバイク関連の掲示板では、400Xオーナーが集まるコミュニティが活発に活動しています。

そこでは、カスタムの具体的なアイデアやおすすめのパーツ情報を共有していることが多いです。

また、ツーリングイベントやオフ会に参加すると、実際にカスタムされたバイクを見る機会が得られます。

他のオーナーの工夫を参考にするだけでなく、自分のバイクを披露する楽しさも味わえます。

こうした交流は、バイクライフをさらに充実させるきっかけになるでしょう。

バイク購入後の維持費と管理

定期メンテナンスの重要性

400Xを長く快適に乗り続けるためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。

オイル交換やチェーンの清掃・調整といった基本的な作業を怠ると、バイクの性能が低下するだけでなく、安全性にも影響が出る可能性があります。

特に、400Xはツーリング向けのバイクなので、長距離走行後にはタイヤの摩耗やブレーキパッドの状態を確認することが重要です。

信頼できるバイクショップで定期点検を受けるのも良い方法ですが、自分で簡単な作業を行うことで維持費を抑えることもできます。

エンジンやパーツの交換サイクル

エンジンオイルは3,000～5,000kmごと、スパークプラグは10,000～15,000kmごとに交換するのが一般的です。

また、タイヤの寿命は約10,000kmとされていますが、使用状況によっては早めの交換が必要になることもあります。

チェーンやスプロケットの交換サイクルも見逃せません。

これらは走行距離やメンテナンスの頻度によって寿命が変わりますが、20,000kmを目安にチェックしておくと安心です。

消耗品の交換時期を把握することで、思わぬトラブルを未然に防ぐことができます。

長距離ツーリングの準備と注意点

400Xで長距離ツーリングを楽しむには、事前の準備が重要です。

まず、タイヤの空気圧やブレーキの効き具合を確認しましょう。また、エンジンオイルの残量や冷却水の状態も要チェックです。

持ち物としては、工具セットや簡易パンク修理キット、予備のクラッチレバーなどを準備しておくと安心です。

また、ツーリング中はガソリンスタンドの位置や宿泊施設の確認も欠かせません。

さらに、長時間の走行による疲労を軽減するため、適切な休憩を挟むことが大切です。

ライディングポジションを見直したり、休憩時に軽いストレッチをすることで、快適な旅が楽しめます。

ホンダ400Xは不人気なのか？まとめ

ホンダ400Xは、その魅力的なデザインと400ccクラスのバイクとして注目されていましたが、不人気の理由はさまざまです。
400Xは、その誕生背景において、市場における反応がイマイチであり、競合モデルとの比較で劣る部分が見受けられます。特にデザインや性能面で消費者からの評価は芳しくなく、レビューにも否定的な意見が多く見られました。
400Xには、立ちゴケしやすいデザインや燃費性能の低さ、ツーリング向けの不十分なパフォーマンスなど、改善すべき点が多くあります。また、新型モデルに期待されていた変更点も、消費者にとっては失望の結果となりました。
価格に関しては、新車と中古市場での価格帯に差がありますが、コストパフォーマンスが良いとは言い切れません。レッドバロンなどの販売店での情報をしっかり確認し、購入時の注意点を理解することが重要です。
400Xのエンジン性能や最高速は、400ccクラスとしては標準的ですが、ツーリング性能や長距離移動には適していないと感じるライダーもいます。実際に乗った体験談では、魅力を感じる部分もありますが、全体的なバランスに疑問を持つ意見も少なくありません。
ホンダ400Xは、ホンダのバイクとしては中途半端な位置付けとなっており、ブランドイメージを損なうことなく存在しているものの、販売面での成功は難しいとされています。生産終了の噂がある中、新型CBRとの関連性が注目されています。
400Xを選ぶ際には、後悔しないためのポイントとして、中古購入のメリット・デメリットをしっかり理解し、特に初めてのバイク選びには慎重に選ぶことが求められます。愛車にする場合のメリットとデメリットも考慮すべきです。
人気バイクと比較すると、400Xは性能差が明らかで、ツーリング向けバイクとしてはやや劣ります。ツーリングを重視するライダーには、他のモデルを検討する方が良い場合があります。
400Xはカスタムパーツの選択肢が多く、アフター市場で楽しむことができます。人気のカスタムパーツを取り入れ、コミュニティを活用することで、より自分好みのバイクに仕上げることが可能です。
バイク購入後は定期メンテナンスが重要で、エンジンやパーツの交換サイクルを守ることで長く快適に乗り続けることができます。特に長距離ツーリングを行う際は、しっかり準備し、注意点を押さえておくことが大切です。