
「バーエンド ミラー 違法」は本当?――結論から言うと、装着方法しだいで合法にできます。
ただし「片側だけ」「視野が映らない」「折りたたみのまま走行」「固定が甘い」などは違法・不適合になりやすい典型例。本記事(2025年版)では、車検の通る/落ちる境目と、実際の取り締まりで見られるポイントを、ライダー目線で最短解説します。
具体的には、保安基準(後写鏡)の要点、Eマーク/ECE R46の意味、左右1枚・2枚の考え方、取付位置・角度・固定強度、そしてバーエンド内径(Φ14/16/18mm)とアダプター選びまで網羅。Z900RS/XSR900/Rebel 250/GB350など人気車種の相性と注意点、ネイキッド/SS/クルーザー別の見やすい角度設定も写真チェックで掴めます。
はじめての方でも安心の**「60秒判定フロー」と「合法化5チェック」付き:①左右装着 ②視野確保 ③剛性・固定 ④突出物対策 ⑤表示・規格。車検対応のおすすめモデルも紹介するので、買う前の不安と買った後の失敗を同時に回避できます。
まずはスマホで今のミラー位置を撮影**→本文の自己診断に沿って**“合法ライン”を確実に越える**セッティングへ。あなたのバーエンドミラーを、見た目も安全も両取りに仕上げましょう。
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結論|バーエンド ミラーは違法?—2025年の最短回答
バーエンド ミラーは装着とセッティングを満たせば合法にできます。違法/不適合と判定されやすいのは、片側のみ・視野不足・固定不良・折りたたみ走行・突出形状の5パターンが中心。この記事では**車検・取り締まりの“見られるポイント”**を実務ベースで解説します。
合法にする条件5つ(左右・視野・固定・突起物・Eマーク)
- 左右(推奨):実務上は左右装着が最も無難。検査ラインや現場判断のブレを回避できます。
- 視野:ライディング姿勢で自車後方が十分映ること(肩や腕で隠れない)。写真チェックで後方車線の中心が映るか確認。
- 固定:走行中に角度が動かない剛性感。ネジロック剤・増し締め・折りたたみ機構のロック固定は必須。
- 突起物:鋭利な形状や過度な突出は×。端部は丸め処理、幅超過や歩行者保護の観点にも注意。
- Eマーク:Eマーク(ECE R81※二輪鏡)刻印のある製品を選ぶと適合根拠を示しやすい。
違法になりやすいNG装着7選(片側のみ・内向き・折りたたみ走行 ほか)
- 片側のみで後方が十分に映らない
- 内向き/下向きで自分の腕やタンクしか映らない
- 折りたたみのまま走行(整備不良扱いの典型)
- 固定不良で走行中にミラーが動く
- 極小ミラー面で視野不足
- 過度なスモークや歪みで視認性低下(夜間に顕著)
- ハンドル外への過度な突出や鋭利エッジ
〜250ccは車検なし/251cc〜は車検あり—実務の違いと注意点
- 〜250cc(軽二輪・原付類):車検はありませんが保安基準は道路走行で常に適用。取り締まりで整備不良を指摘される余地あり。
- 251cc〜(小型二輪):車検で後写鏡の適否を確認。左右装着・視野・固定で引っかかりやすい。
- 共通:Eマーク刻印・確実な固定・写真での視野証跡が説得力に。
法規の要点|「保安基準(後写鏡)」と「道路交通法」で見られるポイント
バーエンド ミラーでも、保安基準(後写鏡)と道路交通法の装置保全の観点を満たせばOKです。実務では**“視野の確保”と“固定(可倒機構のロック)”**がチェックの中心になります。
取付位置・視野角・固定強度・左右の有無—チェック項目リスト
- 取付位置:グリップ端への装着でも可。ただしハンドル操作やスロットル戻りを妨げないこと。
- 視野:肩・腕で遮られず、後続車線が映ること。座り位置・姿勢を含めたトータルで判断。
- 固定強度:走行振動で角度がズレない。折りたたみ機構は走行時にロック。
- 左右の有無:左右2枚が無難。片側は実務上リスク高(視野不足・現場判断の不一致)。
- 鏡面状態:歪みや傷が少なく、夜間でも視認性が確保されること。
取締り実務|整備不良(ミラー欠損・視野不良)の対象と止められやすい状況
- 折りたたみ走行・片側のみ・極端な内向きは停止のきっかけになりやすい。
- 進路変更や合図時に目視+ミラー確認不足が重なると指摘されがち。
- 現場では**整備命令(要修理・調整)**が出ることも。反則切符の対象となるケースもあります。
Eマーク・ECE R81適合ミラーの意味と日本での扱い
- Eマークは国際基準(UNECE)適合の証。二輪の後写鏡はECE R81が該当(四輪はR46)。
- 刻印がある=必ず合格ではありませんが、適合性の根拠として強い。装着・セッティングが適正であることが前提です。
車検・点検|落ちる/通るの境目
**“映るか・動かないか・危なくないか”**の3点でほぼ決まります。
車検で不適合になりやすい事例と改善策(角度・映り・突出)
- 肩しか映らない→ミラーを外側・上側へ回し、姿勢調整も同時に。
- 走行中に角度が動く→ヒンジのイモネジ調整+ねじロック剤+規定トルク。
- 突出警戒→端部にキャップや丸みを追加。ハンドル幅内に収めるのが安全。
- 振動ブレ→バーエンドウエイト併用やステム側の締結見直し、鏡面サイズの見直し。
ディーラー/2りんかん/ナップスで指摘されやすいポイント
- 左右2枚への戻しを勧められることがある(検査ラインの基準差対策)。
- グリップエンドの構造(インナーウエイトやナット)で適合アダプターが必要。
- スロットルパイプ干渉、可倒機構の甘さ、鏡面の暗さ(夜間)など実務的注意が多い。
取り付けとセッティング|合法化の実務
測る→仮組み→写真チェックの3ステップで仕上げましょう。
バーエンド内径の目安(Φ14/16/18mm)とアダプター選び
- 市販ハンドルは内径Φ14/16/18mmが目安。必ず実測してからアダプターを選定。
- 純正グリップエンドの構造(カラー・ゴムダンパー・インナーウエイト)により拡張アンカーの形状を合わせる。
- 貫通グリップへの交換が必要な場合あり。
角度・高さの決め方:ネイキッド/SS/クルーザーでの最適解
- ネイキッド:グリップ水平線より少し上・外側へ10〜20°開くと肩被りを回避しやすい。
- SS(前傾):下気味→外上へ振ってフェアリングとの干渉を避ける。ハンドルフルロックで当たり確認。
- クルーザー:高め+外側で上体直立でも後方が映る位置へ。
- 仕上げはスマホの背面カメラでライディング姿勢の“映り”を撮影→微調整。
緩み止め・ロックボルト・折りたたみ機構の固定方法
- ネジロック剤(中強度)+規定トルクで固着。
- 可倒ヒンジのイモネジを調整して走行時ロック。
- スロットル側は“戻り”確認。干渉があればワッシャーやスペーサーを追加。
片側だけはNG?左右1枚・2枚の考え方と例外
実務上は左右2枚が安全・確実。片側は視野不足・現場判断の不一致でリスクが高まります。
原付一種・二種/軽二輪/小型二輪での要件の違い(考え方の指針)
- 原付〜軽二輪:地域・現場での運用差が出やすく、片側は止められやすい。
- 小型二輪(車検あり):左右装着が基本前提として扱われがち。
- 共通:後方視界が十分かが最重要。片側で達成するのは難しいのが現実です。
左右対称で見た目も実用も満たす配置テク
- 左右対称の角度と高さで統一感と視野を両立。
- 鏡面サイズは同一、ステム長も合わせるとブレ・像のズレが減ります。
- 車幅内に収めることで取り回しと安全性が向上。
視野の作り方|「映るべき範囲」を写真で自己チェック
**鏡面で“道路の何が見えるか”**を基準に。
ライディング姿勢別の視野確保(165/170/175cmの目線基準)
- 165cm:ミラーはやや上げ気味+外振りで肩隠れを回避。
- 170cm:水平やや上で後続車のフロント周りが鏡の中央〜上1/3に来るよう調整。
- 175cm:上体前傾ぎみでも後方車線中心が映るよう外上へ。
- いずれも座る位置を3cm単位で動かし、スマホで撮影→微調整が最短。
夜間・雨天で視認性が落ちない鏡面サイズとカーブ形状の選び方
- 小さすぎる鏡面はNG。ラウンド小径でも**軽い曲面(コンベックス)**で視野を稼ぐ。
- 過度な濃色コートは夜間視認性を下げがち。クリア寄りが実用的。
- 撥水コート+親水フィルムの併用で雨天の像流れを軽減。
車種別の相性と注意点(見た目×実用)
見た目と実用のバランス最適化が鍵です。
Z900RS/XSR900/Rebel 250/GB350に似合う装着例と注意
- Z900RS:レトロ調の丸型小径+黒ステーが似合う。タンク干渉とハンドル切れ角を要確認。
- XSR900:軽量ショートステムでスポーティに。**振動対策(バーウエイト)**は厚めに。
- Rebel 250:ロー&ワイドバーに外上振りで肩被り回避。スロットル側の戻りを重点チェック。
- GB350:クラシック寄せならラウンド鏡面。内向き過多は視野不足になりやすい。
YZF-R7/Ninja 650/Vulcan Sでの干渉・振動対策
- YZF-R7:フェアリング干渉に注意。外上+短ステムで回避。
- Ninja 650:ミラー面の振動が出やすい個体あり。重めバーエンド+締結見直し。
- Vulcan S:直立姿勢で上側視野が欠けやすい。背筋を立てた姿勢で合わせる。
おすすめの車検対応ミラー
Eマーク(ECE R81)刻印有り・固定剛性高めを基準に選ぶのが近道です。
Eマーク付きの代表例:CRG Hindsight/DAYTONA/ナポレオン ほか
- CRG Hindsight:ヒンジ剛性と像のクリアさで定評。
- DAYTONA(デイトナ)系:Eマーク刻印モデルあり、国産車との相性◎。
- ナポレオン(TANAX):実用重視の定番。視野と固定のバランスが取りやすい。
- ※型番ごとに仕様差があるため、現物のE刻印・固定機構・適合内径を必ず確認。
純正ミラー併用 or バーエンド化の判断基準(通勤・ツーリング・サーキット)
- 通勤・雨夜多め:純正ミラー継続が視野安定。
- ツーリング+見た目アップ:Eマーク付きバーエンドに変更、左右2枚+写真チェックで仕上げ。
- サーキット併用:可倒式のロック確実化と工具1本での角度調整が利くモデルが便利。
取り締まりのリアルQ&A(サジェスト対応)
バーエンド ミラーは違法?警察に止められる条件は?
- 折りたたみ走行・片側・視野不足・固定不良は止められやすい。
- 左右2枚・E刻印・写真で視野証跡があれば説明しやすい。
折りたたんだまま走行は違反?整備命令・反則金の扱いは?
- 走行中に後写鏡として機能していない状態は整備不良扱いの対象。整備命令や反則切符の可能性があります。
片側ミラーで公道は走れる?車検・保険への影響は?
- 実務上はリスク高。視野不足と見なされやすく、車検も通りにくい。
- 保険は原則として支払われますが、重大な法令不適合が事故要因と判断されると不利になる可能性があります。
まとめ|5つのチェックリストで「違法回避」—写真で最終確認
- 左右装着:まずは左右2枚でブレを回避。
- 視野:ライディング姿勢で後続車線が鏡の中央〜上部に映るか。
- 固定:ねじロック+ヒンジ調整で走行中に動かない。
- 突起物:端部の丸み・幅内に収める。
- Eマーク:ECE R81刻印で適合性の根拠を確保。
最後にスマホで“今の映り”を撮影→本文の手順で微調整すれば、見た目も安全も両取りのバーエンド ミラーに仕上がります。
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