「ヤマハMT-25は壊れやすい？」そんな疑問を持って検索した方も多いのではないでしょうか。MT-25は軽量でスポーティなネイキッドバイクとして人気ですが、一部では「エンジンに持病がある」「電装系が弱い」といった声も聞かれます。実際のところ、どれくらいの故障リスクがあるのでしょうか？
この記事では、MT-25の基本スペックや耐久性を確認し、実際に報告されているトラブル事例を分析します。また、CB250RやZ250と比較しながら、故障率に差があるのかを検証。さらに、長く快適に乗るためのメンテナンス方法や、中古車購入時のチェックポイントも解説します。
これを読めば、MT-25の耐久性についての正しい知識を得られ、自分に合った選択ができるはずです。
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ヤマハMT-25は本当に壊れやすいのか？
ヤマハMT-25は、軽快なハンドリングとスポーティなデザインで人気の250ccネイキッドバイクです。しかし、一部のライダーから「壊れやすいのでは？」という声も聞かれます。本当に故障しやすいのか、それともメンテナンス次第で長く乗れるのか、詳しく見ていきましょう。
MT-25の基本スペックと耐久性の特徴をおさらい
MT-25は、YZF-R25と同じ並列2気筒エンジンを搭載し、最高出力35PSを発揮するスポーツネイキッドです。軽量な車体（約169kg）とスムーズな加速性能が特徴で、市街地からツーリングまで幅広く対応できます。
耐久性の面では、ヤマハのエンジンは基本的に頑丈で、適切なメンテナンスをすれば長期間トラブルなく走れると言われています。ただし、高回転型のエンジン特性のため、オイル管理を怠るとトラブルの原因になることも。その他、サスペンションやフレーム剛性も適度に強化されており、日常使いでは大きな問題はないはずです。
なぜ「壊れやすい」と検索されるのか？主な故障事例を分析
「壊れやすい」と言われる理由として、いくつかのよくあるトラブル事例が挙げられます。
- エンジンの異音やオイル漏れ
→ 高回転まで回すことが多いエンジンのため、オイル管理を怠ると内部摩耗が進みやすいです。また、一部の個体ではオイルシールからの滲みが報告されています。 - 電装系の不具合
→ バッテリーの劣化やレギュレーターのトラブルにより、エンジンの始動不良やライトの点灯不良が起こることがあります。特に冬場の放置によるバッテリー上がりが多いです。 - フレームや足回りの耐久性
→ サスペンションのダンパーが抜けやすい、フロントフォークのオイル漏れが発生する、といった声もあります。特に過酷な走行をすると、こうした症状が出やすくなるようです。
これらのトラブルは「MT-25が壊れやすい」と言われる理由の一因ですが、すべての個体に起こるわけではなく、適切なメンテナンスで防げるものがほとんどです。
購入者のリアルな口コミから見るMT-25のトラブル傾向
実際にMT-25を所有しているライダーの口コミを見てみると、以下のような意見が多く見られます。
✅ 良い口コミ
・「エンジンは丈夫で、オイル交換さえしっかりしていればトラブルはほぼなし！」
・「軽くて扱いやすいし、燃費もそれなりに良い。街乗りに最適！」
・「YZF-R25譲りのエンジンで高回転が気持ちいい！」
❌ 悪い口コミ
・「フロントフォークのオイル漏れが発生。定期的にチェックが必要かも。」
・「バッテリーが弱いのか、冬にセルの回りが悪くなった。」
・「長時間乗るとシートが硬く、お尻が痛くなる…。」
結論として、「壊れやすい」と感じるかどうかは、ライダーの使い方やメンテナンス状況による部分が大きいです。こまめな点検と適切なパーツ交換を行えば、MT-25は長く快適に乗れるバイクだと言えるでしょう。
次の章では、より詳しく「MT-25の故障しやすいポイント」について掘り下げていきます。
ヤマハMT-25の故障しやすいポイントとは？
ヤマハMT-25は基本的に信頼性の高いバイクですが、一部のオーナーからは「特定の部位が故障しやすい」という声も聞かれます。特にエンジン、電装系、足回りに関するトラブルが多く報告されています。ここでは、それぞれの故障事例や原因を詳しく見ていきましょう。
エンジンの持病はある？オイル漏れや異音の事例
MT-25はYZF-R25と共通の並列2気筒エンジンを搭載しており、基本的には耐久性のあるユニットです。しかし、一部のオーナーからは以下のようなトラブルが報告されています。
- オイル漏れ
・特に多いのが「オイルフィルター部分からの滲み」や「ガスケット部分からのオイル漏れ」。
・高回転を多用するライディングをしていると、パッキンが劣化しやすい傾向があります。
・定期的にガスケットやOリングを点検し、オイル交換時にチェックするのがおすすめ。 - エンジンの異音
・「カタカタ音」「カムチェーンテンショナーの作動音」など、エンジン内部から異音が発生するケースあり。
・カムチェーンテンショナーの不具合が疑われる場合、テンショナーを交換すると改善することが多い。
・アイドリング時に異音がする場合は、早めにバイクショップで点検するのが安心。 - クラッチの滑りやギアの入りづらさ
・長年乗るとクラッチの摩耗により、発進時や加速時に滑ることがある。
・エンジンオイルの種類によってはギアの入りが渋くなることも。純正指定のオイルを使用するのがベスト。
電装系のトラブルは多い？バッテリー・ライトの不具合
電装系のトラブルは、MT-25オーナーの間でも比較的よく報告される問題のひとつです。特にバッテリーやライトまわりの不具合が発生しやすいようです。
- バッテリーの劣化が早い？
・「冬になるとセルの回りが悪くなる」「突然エンジンがかからなくなった」という声がある。
・MT-25はアイドリング時の発電量が少なめなため、短距離走行を繰り返すとバッテリーが上がりやすい。
・定期的な充電や、バッテリーが弱ったと感じたら早めの交換が重要。 - ヘッドライト・ウインカーの点灯不良
・「LEDヘッドライトが突然点かなくなった」「ウインカーが点滅しなくなった」などの報告あり。
・配線の接触不良やバルブの寿命が原因のことが多い。
・バルブ交換や配線チェックを行い、必要なら配線の接点復活剤を使用するのがおすすめ。 - レギュレーターの故障
・「走行中にライトが暗くなる」「バッテリーが突然死んだ」などの症状が出ることがある。
・レギュレーターが故障すると、発電電圧が不安定になり、バッテリーやライトにも影響が出る。
・発電系の異常を感じたら、早めに専門ショップで診てもらうのが安全。
フレームや足回りの耐久性は？サスペンションの弱点
MT-25は比較的軽量な車体設計ですが、足回りに関してはいくつかの耐久性の懸念が指摘されています。特に長距離ツーリングやスポーツ走行を頻繁に行うライダーは注意が必要です。
- フロントフォークのオイル漏れ
・「フロントフォークからオイルが漏れてきた」という報告が一定数あり。
・原因はシールの劣化やダストシールの傷。特に未舗装路や砂利道を多く走るとダストが溜まりやすく、シールが傷みやすい。
・定期的にシール部分を清掃し、オイル漏れを防ぐことが大切。 - リアサスペンションのヘタリ
・「リアサスのダンパーが抜けやすい」「乗り心地が悪くなった」との声あり。
・特にタンデムや重い荷物を積むことが多いと、リアサスの劣化が早くなる。
・耐久性を高めるなら、社外製の強化リアショックに交換するのもアリ。 - ホイールベアリングの消耗
・「走行中にハンドルがブレる」「タイヤの回転がスムーズじゃない」と感じることがある。
・原因はホイールベアリングの摩耗。特に雨天走行が多いと、内部に水分が入り込み、劣化が早まる。
・異常を感じたら、ホイールを手で回してみて、引っかかりを感じる場合は交換が必要。
セクションまとめ
MT-25は基本的には信頼性の高いバイクですが、エンジン・電装系・足回りの各部において、一定のトラブル事例が報告されています。しかし、これらは定期的なメンテナンスや点検を行うことで予防できるものがほとんどです。
特に、オイル管理・電装系の点検・サスペンションのチェックをこまめに行うことで、長く快適に乗ることができます。「壊れやすい」と言われることもありますが、正しいケアをすればMT-25は十分に耐久性のあるバイクと言えるでしょう。
MT-25と他の250ccネイキッドを比較！故障率に差はある？
ヤマハMT-25は250ccネイキッドの中でも人気のモデルですが、同クラスにはホンダCB250R、カワサキZ250、スズキGSR250といったライバルが存在します。それぞれのバイクと比較しながら、故障率や耐久性に違いがあるのかを見ていきましょう。
ホンダCB250R vs MT-25 故障しにくいのはどっち？
ホンダCB250RとヤマハMT-25は、どちらも軽量でスポーティな250ccネイキッドバイクですが、エンジンの設計やメンテナンス性に違いがあります。
✅ CB250Rの特徴と耐久性
・単気筒エンジンのため、構造がシンプルで故障が少ない
・オイル管理がしやすく、メンテナンスコストも比較的安い
・燃費が良く、長距離ツーリング向き
❌ CB250Rの弱点
・単気筒特有の振動があり、長時間乗ると疲れやすい
・高回転域の伸びがMT-25に比べて物足りない
✅ MT-25の特徴と耐久性
・並列2気筒エンジンで、滑らかでパワフルな加速が魅力
・高回転型エンジンのため、定期的なオイル交換が必須
・電装系のトラブルがやや報告されている
❌ MT-25の弱点
・バッテリーやレギュレーターのトラブルがやや多め
・フロントフォークのオイル漏れが発生することがある
▶︎ 故障率の比較
耐久性の面では、シンプルな構造のCB250Rのほうが壊れにくいと言えます。一方、MT-25は定期的なメンテナンスを怠らなければ問題なく長く乗れるバイクです。
カワサキZ250との耐久性比較！長持ちするのは？
カワサキZ250は、MT-25と同じ並列2気筒エンジンを採用しており、スペック的にも非常に近いバイクです。しかし、細かな設計や耐久性の面では違いが見られます。
✅ Z250の特徴と耐久性
・エンジンの耐久性が高く、オイル管理をしっかりすれば長持ちする
・メンテナンス性が良く、DIY整備もしやすい
・電装系のトラブルが少なく、バッテリーやレギュレーターの持ちが良い
❌ Z250の弱点
・エンジンが少し熱を持ちやすく、夏場の渋滞では熱ダレしやすい
・リアサスペンションのダンパーがヘタリやすい
✅ MT-25の特徴と耐久性（Z250と比較）
・Z250よりも軽量で、街乗りでは扱いやすい
・Z250よりもややエンジンの持病（カムチェーンの音やオイル滲み）が報告されている
・バッテリーや電装系のトラブルがやや多い
▶︎ 故障率の比較
全体的に見ると、Z250のほうが耐久性はやや高い傾向があります。特に電装系トラブルが少なく、エンジンの信頼性も高めです。一方、MT-25は軽快な走りが魅力で、定期的なメンテナンスを行えば十分長持ちするバイクです。
スズキGSR250とMT-25、維持費と修理コストの違い
スズキGSR250は、250ccクラスの中でも「頑丈で壊れにくい」と評判のバイクです。エンジンの設計がシンプルで低回転型のため、耐久性が高いのが特徴です。
✅ GSR250の特徴と耐久性
・低回転型のエンジンで、負荷が少なく長持ちしやすい
・車体が重く、フレーム剛性が高いため、足回りの耐久性も優秀
・電装系トラブルが少なく、バッテリーやレギュレーターの持ちが良い
❌ GSR250の弱点
・車重が重く、取り回しがしんどい（MT-25: 約169kg / GSR250: 約183kg）
・加速性能がMT-25に比べてやや劣る
・パーツ供給がやや遅く、修理の際に部品待ちになることがある
✅ MT-25の特徴と維持費（GSR250と比較）
・軽量なため、燃費がやや良い（MT-25: 約30km/L / GSR250: 約28km/L）
・エンジンのメンテナンス頻度はGSR250よりやや多め
・GSR250よりもパーツ供給がスムーズで、修理の際の待ち時間が短い
▶︎ 維持費と修理コストの比較
GSR250はエンジンや足回りの耐久性が高く、故障が少ないため、長期間の維持費は低めです。一方、MT-25は比較的軽量な分、サスペンションやブレーキ周りの消耗が早く、メンテナンスコストがややかかる可能性があります。ただし、パーツの供給が良いため、修理の際のストレスは少ないです。
セクションまとめ
MT-25は軽快な走りが魅力のバイクですが、ライバルと比較すると耐久性や故障率に違いがあります。
🔹 故障率が低いのは？
・シンプルな構造で故障が少ない CB250R
・耐久性が高く、電装系のトラブルが少ない Z250
・エンジンやフレームが頑丈で、修理頻度が少ない GSR250
🔹 MT-25の強みは？
・軽量で取り回しが良く、スポーティな走りを楽しめる
・適切なメンテナンスをすれば、耐久性も問題なし
・パーツ供給がスムーズで、修理の際の対応が早い
結局のところ、「壊れやすいかどうか」は乗り方とメンテナンス次第です。MT-25は定期的な点検とケアを行えば、長く楽しめるバイクと言えるでしょう。
ヤマハMT-25を壊れにくくするメンテナンス術
MT-25を長く快適に乗るためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。特にエンジン、電装系、足回りはトラブルが発生しやすい部分なので、しっかりとケアすることで故障リスクを大幅に減らすことができます。ここでは、MT-25を壊れにくくするための具体的なメンテナンス方法を紹介します。
エンジン寿命を延ばすオイル管理と交換のポイント
MT-25のエンジンは高回転型のため、オイル管理が非常に重要です。適切なオイル交換を行うことで、エンジンの寿命を延ばし、異音やオイル漏れといったトラブルを防ぐことができます。
✅ オイル交換の頻度
・3,000〜5,000kmごと、または半年に一度が目安（シビアコンディションなら3,000km推奨）
・サーキット走行や高回転を多用する場合は、より短いスパンで交換
✅ オイルの種類と選び方
・推奨粘度：10W-40（寒冷地なら5W-40も可）
・全合成油がベストだが、コストを抑えたいなら部分合成油でもOK
✅ 交換時のポイント
・オイルはエンジンが温まっているときに抜くと、スムーズに排出される
・ドレンボルトの締めすぎに注意（規定トルクで締める）
・オイルフィルターも2回に1回は交換するのがおすすめ
適切なオイル管理を行うことで、エンジン内部の摩耗を防ぎ、快調な走りを長く維持できます。
電装系トラブルを防ぐバッテリーと配線のチェック方法
MT-25は電装系のトラブルが発生しやすいと言われることがあります。特にバッテリーや配線の劣化によるトラブルは予防が可能なので、定期的なチェックを心がけましょう。
✅ バッテリー管理のポイント
・2〜3年ごとに交換するのが理想（乗り方によっては4年以上持つことも）
・長期間乗らない場合はバッテリー充電器を使用して管理する
・セルの回りが悪い、ライトが暗くなるといった症状が出たら交換時期
✅ 配線トラブルを防ぐチェック項目
・ウインカーやブレーキランプの点灯チェックを定期的に実施
・コネクター部分が緩んでいないか確認（特に雨天走行後）
・ハンドルを切ったときに配線が引っ張られていないかチェック
✅ レギュレーターの異常を見極める
・アイドリング時の電圧：12.5V〜13.5V
・エンジン回転を上げた時の電圧：14V〜15V
・電圧がこれより低いor高すぎる場合、レギュレーターの故障の可能性あり
バッテリーが弱るとエンジン始動不良や電装系の不具合につながるため、定期的な充電と点検を心がけましょう。
足回りの故障を防ぐ正しいチェーン調整とサス管理
足回りはバイクの安全性や快適性に大きく関わる部分です。特にチェーンのメンテナンスを怠ると、加速が悪くなったり、最悪の場合チェーンが外れて事故につながることもあります。
✅ チェーンの正しい調整方法
・適正なたるみ量：20〜30mm（センタースタンドorメンテナンススタンド使用時）
・張りすぎるとサスペンションの動きが悪くなり、スプロケットの摩耗が早くなる
・緩すぎるとチェーンが外れるリスクがある
✅ チェーンメンテナンスの頻度
・500〜1,000kmごとに清掃＆給油（雨天走行後は特に念入りに）
・使用するチェーンルブはOリング対応のものを選ぶ
✅ サスペンションの管理方法
・フロントフォークのオイル漏れがないかチェック（オイルの滲みは交換のサイン）
・リアサスペンションのヘタリを感じたらプリロード調整を検討
・サスペンションの動きが悪いと感じたら、グリスアップやリンク部分の点検を実施
足回りの状態を良好に保つことで、快適な乗り心地と安全性を確保できます。
セクション まとめ
MT-25は適切なメンテナンスを行えば、長く快適に乗ることができるバイクです。特にエンジンオイルの管理・電装系の点検・チェーンやサスペンションのメンテナンスを怠らないことが、故障を防ぐポイントになります。
✔ エンジン寿命を延ばすには → オイル交換を適切なタイミングで実施
✔ 電装系のトラブルを防ぐには → バッテリーや配線のチェックを忘れずに
✔ 足回りを良好に保つには → チェーン調整とサスペンションの点検を定期的に
これらを意識するだけで、MT-25の耐久性を大きく向上させることができます。しっかりメンテナンスを行い、快適なバイクライフを楽しんでください！
ヤマハMT-25は壊れやすい？後悔しないための判断基準
MT-25は、軽量で扱いやすく、スポーティな走りが楽しめる250ccネイキッドバイクですが、一部では「壊れやすい」といった声も聞かれます。しかし、実際にはライダーの用途やメンテナンス状況によって評価が変わるため、単純に「壊れやすい」と断言するのは難しいところです。ここでは、MT-25がどんな人に向いているのか、中古車の選び方、試乗時に確認すべきポイントを解説します。
MT-25はどんな人に向いている？用途別の適性を解説
MT-25は、幅広いライダーに適したバイクですが、特に以下のような用途やライディングスタイルの人に向いています。
✅ 街乗りや通勤メインの人
・軽量（169kg）で取り回しがしやすく、渋滞時でもストレスが少ない
・燃費は実走で25〜30km/L前後と、経済的にも優秀
・クラッチが軽く、信号待ちや低速走行でも疲れにくい
✅ ワインディングやスポーツ走行を楽しみたい人
・YZF-R25譲りの並列2気筒エンジンで、高回転までスムーズに吹け上がる
・アップライトなポジションでコーナリング時の操作性が良い
・フロント倒立フォーク採用（2020年モデル以降）で、安定感のある走りが可能
✅ 長距離ツーリングを考えている人
・比較的快適なライディングポジションで、長時間の走行でも疲れにくい
・燃費が良く、タンク容量14Lなので航続距離も長め（約350〜400km走行可能）
・ただし、シートがやや硬めなので、長距離ではクッション性の高いシートカバーなどの対策が必要
一方で、以下のような人にはMT-25以外の選択肢も検討したほうがよいかもしれません。
❌ 重厚感のある走りを求める人 → 単気筒やVツインのようなトルク感は少なめ
❌ オフロード走行を楽しみたい人 → サスペンションのストロークが短く、未舗装路は苦手
故障を避けるためにチェックすべき中古車のポイント
中古のMT-25を購入する際は、以下のポイントをチェックすることで、故障リスクを抑えることができます。
✅ エンジン周りの状態を確認
・オイル漏れや異音がないか（特にエンジンヘッドやカムチェーン周り）
・エンジン始動時に異常なメカノイズ（カタカタ音など）がないかチェック
✅ 電装系のトラブルをチェック
・バッテリーの状態（セルの回りが遅くないか）
・ヘッドライト、ウインカー、テールランプがしっかり点灯するか
・メーター表示が正常か（警告灯が点灯していないか）
✅ サスペンション・足回りの状態を確認
・フロントフォークからのオイル漏れがないか（倒立フォークは特にチェック）
・リアサスのヘタリ（沈み込みが大きすぎないか）
・ホイールやタイヤの偏摩耗がないか
✅ フレームや外装のチェック
・転倒歴がありそうな傷やフレームの歪みがないか（特にハンドルのセンターがズレていないか）
・サイドカバーやエンジンカバーに大きな傷がないか
特に走行距離20,000km以上の車両は、サスペンションのヘタリやバッテリーの劣化が進んでいる可能性があるため、しっかりと確認しましょう。
購入前に試乗すべきポイントと確認リスト
MT-25の中古車を検討している場合、試乗できるなら必ず実際に乗ってみるのがおすすめです。以下のポイントを意識して確認してみてください。
✅ エンジンとクラッチのチェック
・エンジン始動時、アイドリングが安定しているか（バラつきがないか）
・クラッチを繋いだときに違和感がないか（滑っている感じがしないか）
・シフトチェンジがスムーズか（ギアが入りにくい、異音がしないか）
✅ ハンドリングやサスペンションのチェック
・直進時にハンドルがブレないか（フレームの歪みがないか）
・ブレーキ時にフロントフォークがスムーズに動くか
・リアサスが沈みすぎたり、突き上げが強すぎたりしないか
✅ 走行中のフィーリングを確認
・エンジン回転の上昇がスムーズか（息つきやノッキングがないか）
・加減速時に異音や振動がないか
・ブレーキの効き具合が正常か（ABS搭載車なら動作確認も）
試乗できない場合は、エンジンの始動音やアイドリング音をしっかり聞くこと、ハンドルを左右に切ったときの違和感をチェックすることを意識するとよいでしょう。
セクション まとめ
ヤマハMT-25は、「壊れやすい」と言われることもありますが、それは適切なメンテナンスがされていない車両に多い話です。しっかりとチェックを行い、用途に合った選択をすれば、長く快適に乗ることができます。
✔ MT-25が向いているのは？ → 街乗り、ツーリング、ワインディングを楽しみたい人
✔ 中古車を選ぶときの注意点は？ → エンジン、電装系、足回りを重点的にチェック
✔ 試乗で確認すべきポイントは？ → エンジンの調子、クラッチの感触、ハンドリングの違和感
これらのポイントを押さえれば、MT-25の魅力を最大限に引き出し、後悔のないバイクライフを楽しむことができるでしょう。
【まとめ】ヤマハMT-25は本当に壊れやすいのか？
- MT-25は軽量な車体と高回転型のエンジンを持つ、扱いやすい250ccネイキッドバイク。
- 一部で「壊れやすい」と言われることがあるが、適切なメンテナンスを行えば長く乗れる。
- 特にエンジン・電装系・足回りに注意が必要。
【MT-25の故障しやすいポイント】
- エンジン関連のトラブル
- 高回転型のため、オイル管理を怠るとオイル漏れや異音が発生しやすい。
- カムチェーンテンショナーの劣化による異音報告がある。
- 電装系の不具合
- バッテリー上がりが比較的早く、レギュレーターの故障事例もあり。
- ヘッドライトやウインカーの接触不良が起こることがある。
- 足回りの耐久性
- フロントフォークのオイル漏れが報告されており、定期的なチェックが必要。
- リアサスのダンパー抜けが発生しやすい。
【他の250ccネイキッドとの比較】
- ホンダCB250R vs MT-25
- CB250Rは単気筒でシンプルな構造のため、耐久性が高い。
- MT-25は並列2気筒ならではのスムーズな走りが魅力だが、メンテナンス頻度はやや多め。
- カワサキZ250 vs MT-25
- Z250はエンジンの耐久性が高く、電装系のトラブルが少ない。
- MT-25は軽量で扱いやすいが、電装系の管理を怠ると故障リスクが上がる。
- スズキGSR250 vs MT-25
- GSR250は耐久性が抜群で壊れにくいが、車重が重くスポーティさに欠ける。
- MT-25は軽快な走りができるが、足回りのメンテナンスが重要。
【壊れにくくするためのメンテナンス術】
- エンジンを長持ちさせるには？
- オイルは3,000〜5,000kmごとに交換し、フィルターも定期的に交換。
- 異音が発生したら早めに点検し、カムチェーンテンショナーの状態を確認。
- 電装系トラブルを防ぐには？
- バッテリーの寿命を延ばすため、定期的に充電＆点検。
- ヘッドライトやウインカーの接触不良がないかチェック。
- 足回りの故障を防ぐには？
- フロントフォークのオイル漏れを定期的に確認し、必要ならオーバーホール。
- チェーンの張りを適正値（20〜30mm）に保ち、こまめに清掃＆注油。
【MT-25を後悔せずに乗るために】
- MT-25が向いている人
- 街乗りやツーリングを楽しみたい人。
- スポーティな走りが好きで、高回転型エンジンの特性を活かせる人。
- 中古車を選ぶ際の注意点
- エンジンの異音やオイル漏れがないか確認。
- 電装系のトラブルを防ぐため、メーターやライトの動作をチェック。
- 試乗時に確認すべきポイント
- クラッチやシフトチェンジがスムーズか？
- ハンドルのブレやサスペンションの異常がないか？
【結論】MT-25は壊れやすいのか？
- MT-25は適切なメンテナンスを行えば、決して壊れやすいバイクではない。
- エンジンオイルや電装系、足回りのケアをしっかり行うことで、長く快適に乗ることができる。
- 他の250ccネイキッドと比較すると、故障しやすい部分もあるが、それ以上に軽快な走りやデザインの魅力がある。
適切なケアを行い、MT-25の楽しさを存分に味わいましょう！
