三菱の人気軽自動車「eKワゴン」。
シンプルで扱いやすく価格も手頃なため、初めての車や通勤用として選ばれる方も多い一台です。
しかし、ネットで検索すると「eKワゴン 欠点」「eKワゴン デメリット」といった気になるワードが目立ちます。
「本当に欠点が多いの？」
「年式ごとに壊れやすい持病はあるの？」
「ライバル車と比べてどこが劣るの？」
こうした不安を持った方に向けて、本記事では eKワゴンの欠点を年式別・性能別に徹底解説 します。さらに、オーナーの口コミや維持費の実態、他車との比較を通じて、購入前に知っておくべき真実をお伝えします。
最後まで読むことで、eKワゴンの弱点だけでなく「欠点をカバーして賢く乗る方法」も分かります。購入を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
eKワゴンに欠点は多い？結論と全体像
三菱eKワゴンの基本スペックと市場での立ち位置
eKワゴンは2001年に登場した三菱の軽トールワゴンで、現在まで4世代にわたり販売されています。
現行型は日産デイズと共同開発されたモデルで、衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全装備も充実。日常の街乗りや通勤に便利なコンパクトカーとして一定の人気を保っています。
ただし、ホンダN-BOXやスズキワゴンRなどの強力なライバルが多く、「コスパや使い勝手では劣る」と感じる人も少なくありません。この点が「eKワゴン 欠点」と検索される理由のひとつになっています。
「欠点」と検索される理由とユーザーの不安
ネット上で「eKワゴン 欠点」と調べる人の多くは、以下のような不安を抱えています。
- 「燃費が他の軽自動車より悪いのでは？」
- 「室内や荷室が狭くて使いにくいのでは？」
- 「故障が多くて修理費がかかるのでは？」
- 「リセールバリューが低く後悔するのでは？」
特に中古車市場では、年式ごとに弱点があることから「購入して大丈夫か」と心配する人が多いのが実情です。
口コミ・レビューから見たeKワゴンの評価傾向
実際の口コミを分析すると、eKワゴンには以下のような評価傾向が見られます。
- 良い評価：「価格が安い」「コンパクトで街乗りに最適」「安全装備が充実」
- 悪い評価：「燃費が思ったより伸びない」「荷室が狭い」「故障しやすい部品がある」
つまり、欠点は確かに存在しますが、使い方や重視するポイントによって「気にならない人」と「不満を感じる人」に分かれるのが特徴です。
eKワゴンの主な欠点とデメリット
燃費性能が他の軽自動車より劣るケース
eKワゴンは街乗りを想定した軽自動車ですが、燃費性能についてはライバルに劣るという口コミが目立ちます。
例えば、スズキ ワゴンRやダイハツ ムーヴが 25〜27km/L（WLTCモード） を実現しているのに対し、eKワゴンは 20〜23km/L前後 にとどまるケースが多いです。
燃費を最優先にする人にとっては「思ったほど経済的ではない」と感じることがあります。
室内空間と荷室容量の狭さに関する不満
eKワゴンはコンパクトさが魅力である反面、室内やラゲッジスペースがライバルより狭いという弱点もあります。
特にホンダN-BOXやスズキスペーシアと比較すると、後席の足元や天井の広さで劣り、ファミリー利用では不便と感じる人が多いです。
「買い物や通勤用なら十分だが、家族4人で長距離ドライブはきつい」という口コミも散見されます。
加速性能・坂道走行でのパワー不足
660cc自然吸気エンジンを搭載するeKワゴンは、街中では十分ですが、高速道路や坂道では非力さを感じる声があります。
特にエアコン使用時やフル乗車のときに加速が鈍く、「追い越しが怖い」といった口コミも目立ちます。
ターボモデルも存在しますが、流通量が少ないため中古市場では自然吸気モデルが中心となり、結果的にパワー不足を感じやすい状況です。
リセールバリューが低いと言われる理由
eKワゴンは中古車市場での人気が、N-BOXやワゴンRに比べて低いため、リセールバリューが伸びにくい傾向があります。
例えば、同じ5年落ち・5万kmの車両でも、N-BOXは下取り価格が 70〜80万円 程度残ることがあるのに対し、eKワゴンは 30〜50万円程度 にとどまるケースが一般的です。
「安く買えるが、売るときに損をする」という点も欠点の一つといえるでしょう。
年式別に見えるeKワゴンの欠点
初代（2001〜2005年）で多い故障や弱点
初代eKワゴンはシンプルで頑丈さが評価された一方で、年式が古いためエンジントラブルやオイル漏れの報告が多いです。
特に エンジンオイル消費が早い個体 が多く、10万km前後で修理が必要になるケースがあります。
さらに、サスペンションや足回りの経年劣化も進んでいるため、中古で選ぶ際には走行距離だけでなく整備記録簿の確認が必須です。
2代目（2006〜2012年）のCVT不具合の持病
2代目eKワゴンでは CVT（無段変速機）の故障 がよく指摘されています。
「走行中にガタつく」「加速がスムーズでない」といった症状が多く、場合によってはCVT本体の交換が必要で 20万〜30万円前後 の修理費がかかることもあります。
そのため、この世代を中古で購入する際には、CVTの整備履歴やリコール対応の有無を必ず確認しましょう。
3代目（2013〜2018年）で指摘された電装系トラブル
日産と共同開発された3代目eKワゴンは、デザイン性や安全装備が強化されました。
しかし、電装系トラブル（バッテリー上がり・パワーウインドウの不具合・カーナビ不調） が報告されることがあります。
また、アイドリングストップ機能付きモデルでは、バッテリー寿命が短いと感じるユーザーも多いです。
現行型（2019年〜）の改善点と新たな課題
現行型eKワゴン（4代目）は、燃費性能・安全性能が大幅に改善され、従来の欠点が解消されています。
ただし、車体重量が増したことで加速性能が物足りない と感じる声があり、特に高速道路での合流や追い越し時にストレスを感じる人がいます。
また、最新の安全装備を搭載しているため、修理費や部品代が高額になるリスクも注意点です。
eKワゴンの維持費に関する欠点
修理費用が高額になりやすい部位とは
eKワゴンは軽自動車としては維持費が安い部類ですが、特定の故障箇所は修理費用が高額になりやすい のがデメリットです。
特に多いのが CVT（無段変速機）とエアコンコンプレッサー。
CVT本体の交換では 20万〜30万円前後、エアコン修理でも 5万〜10万円程度 かかるケースがあります。
また、電装系トラブル（バッテリー・発電機・パワーウインドウ）も出やすく、年式が古いモデルほど修理代がかさむ傾向にあります。
保険料・車検・燃費を含めた維持コスト
軽自動車なので 自動車税や保険料は比較的安め ですが、燃費は同クラスの軽自動車（ワゴンR・ムーヴなど）に比べると若干劣る傾向があります。
実燃費は 12〜16km/L程度 で、N-BOXやワゴンRの実燃費（15〜20km/L）と比べるとランニングコストがやや高め。
さらに、車検時には タイヤ・ブレーキパッド・バッテリー など消耗品交換が重なると 10万円以上 かかることもあります。
中古で購入する場合は、燃費性能や整備履歴をチェックして総合的に維持費を見極めることが大切です。
中古購入時に注意すべき故障リスク
eKワゴンは中古市場で安価に出回っていますが、価格の安さに飛びつくのは要注意 です。
特に10万kmを超えた個体では、エンジンオイル漏れやCVT不調が起きやすく、購入後に 数十万円の修理費用 が発生するケースも。
中古を検討するなら、以下を必ず確認しましょう。
- 整備記録簿（定期点検・消耗部品交換の有無）
- リコール対応が完了しているか
- CVTの交換歴や不具合履歴
「安く買えたけど修理で高くついた」という失敗を避けるために、購入前にディーラーや整備工場での点検をおすすめします。
他社人気軽自動車と比較したeKワゴンの欠点
ホンダN-BOXとの比較｜室内空間と人気度の差
ホンダN-BOXは軽自動車市場で圧倒的な人気を誇るモデルで、室内空間の広さと使い勝手の良さ が魅力です。
一方でeKワゴンは 全高が低めで室内空間もコンパクト なため、後席や荷室の広さではN-BOXに劣ります。
特にファミリー層や荷物を多く積むユーザーからは、
「N-BOXの方がゆったりして快適」
「子どものチャイルドシートを付けるならN-BOXが便利」
といった意見が多く、人気度にも大きな差が出ています。
スズキワゴンRとの比較｜燃費・走行性能の違い
スズキのワゴンRは燃費性能が高いことで知られており、実燃費は 16〜20km/L 程度。
これに対してeKワゴンは 12〜16km/L程度 にとどまるケースが多く、燃費面ではワゴンRに軍配が上がります。
さらに、スズキは軽量化技術にも強みがあり、走行性能やハンドリングの軽快さでも差を感じるユーザーが少なくありません。
「街乗りならワゴンRの方が扱いやすい」という声も多いのが実情です。
ダイハツムーヴとの比較｜価格・装備・耐久性
ダイハツムーヴは、手頃な価格帯ながら装備が充実している点が特徴です。
例えば先進安全装備「スマートアシスト」は早い段階から搭載されており、予防安全性能評価でも高い評価を得ています。
一方、eKワゴンは年式によっては安全装備が限定的で、同年代のムーヴと比べると装備面での見劣りが指摘されます。
また、耐久性や故障の少なさという点でも「ムーヴの方が安心して乗れる」という口コミもあり、リセールバリューでも差が出やすい傾向があります。
オーナー口コミから分かるeKワゴンの欠点
「燃費が期待ほど良くない」という声
カタログ燃費ではそれなりの数値を誇るeKワゴンですが、実際に乗ったユーザーからは
「街乗りだと10km/L台前半しか出ない」
「カタログ値と比べて実燃費が大きく落ちる」
という声が多く見られます。
特にエアコンを多用する夏場や、坂道が多い地域では燃費の悪さを実感しやすいようです。
「故障が多い」と感じたユーザーの体験談
年式や個体差によっては、CVTの不具合や電装系トラブル が繰り返し発生するケースがあります。
口コミの中には、
「5万kmでCVTが滑り始めた」
「エアコンが効かなくなり修理代が高額だった」
といった具体的な体験談もあり、故障頻度の高さを指摘する声は少なくありません。
特に中古で購入したユーザーからは「買ってすぐに修理が必要になった」という不満も見られ、信頼性に対する不安を感じる人も多いのが実情です。
「コンパクトさは便利だが…」という賛否の意見
eKワゴンはその 小回りの良さやコンパクトさ が魅力ですが、同時に「狭い」と感じるユーザーも少なくありません。
口コミでは、
「狭い道や駐車場では便利だが、長距離ドライブは疲れる」
「軽快だけど、荷物を積むと一気に不便になる」
といった声が目立ちます。
つまり、利用シーンによってメリットにもデメリットにもなる車 という点が、ユーザーの評価を分けているといえるでしょう。
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まとめ｜eKワゴンの欠点と上手な付き合い方
欠点が気にならない人・後悔しやすい人の違い
eKワゴンはコンパクトで取り回しが良く、街乗りやセカンドカーとしての需要にはしっかり応えてくれます。
一方で、燃費の物足りなさや狭さ、故障リスク が気になる人にとっては「失敗した」と感じやすいクルマです。
「主に短距離移動に使う人」「駐車スペースが限られている人」にはおすすめできますが、ファミリー用途や長距離移動が多い人 には不向きといえるでしょう。
欠点をカバーするメンテナンスと工夫
・CVTのこまめな点検やオイル交換
・電装系の早期チェック
・定期的なエアコン・バッテリーの整備
これらを徹底することで、持病とされる欠点を大幅に減らすことができます。
また、走り方や使い方を工夫する ことで燃費や寿命に差が出るため、日常の運転習慣も重要です。
eKワゴンを選ぶべき人・選ばない方がいい人
選ぶべき人
- 街乗り中心でコンパクトさを重視する人
- 維持費を抑えたいが、中古でも十分と考える人
- 適切なメンテナンスを欠かさず行える人
選ばない方がいい人
- 長距離走行や高速道路を多用する人
- 荷物や家族での移動が多い人
- 「壊れにくさ」を最優先する人
結論として、eKワゴンは 用途と期待値を間違えなければ十分満足できる軽自動車 です。
購入前に欠点を理解しておけば、「後悔した」と感じる可能性はぐっと減るでしょう。