レクサスRCはカッコいい。でも “欠点はあるのかな…？” と気になって検索したのではありませんか？
実際、RCはデザイン性が高く、走りも上質なクーペですが、オーナーだからこそ分かる“ちょっと困るポイント”も確かに存在します。
たとえば、
- 取り回しのしづらさ
- 乗り心地の硬さ
- 後席や荷室の使いにくさ
- 維持費の高さ
- 「目立ちすぎる」ことへの戸惑い
こうした欠点は、購入前にはなかなか分かりませんが、
実際に乗ってみると意外と大きな差になる部分でもあります。
ただし、これらの欠点は「レクサスRCに向いている人」にはまったく気にならなかったり、
逆に「こういう使い方だと後悔しやすい」という傾向がはっきりあります。
本記事では、
- オーナー視点で感じやすい欠点
- 日常で困るポイント
- 維持費・実用性のリアルなところ
- 目立ちやすさや使い勝手のデメリット
- それでもRCを選ぶ価値がある理由
を、わかりやすくまとめていきます。
「レクサスRC 欠点」と検索したあなたが、後悔しない判断ができるように。
経験に基づいた“リアルな不満ポイント”を正直にお伝えします。
結論｜レクサスRCの欠点はどこにある？オーナー目線で先に整理
レクサスRC（型式：DBA-ASC10／DBA-GSC10）は「デザイン・走り・質感」が魅力のクーペですが、
オーナーだからこそ分かる“ちょっと困る欠点”も確かに存在します。
結論から言うと、レクサスRCの欠点は大きく 走り・実用性・維持費・心理的負担 の4つに分かれます。
- 幅1840mmゆえの扱いづらさ
- F SPORTの乗り心地の硬さ
- 実用性の割り切りが必要な2＋2構造
- 維持費や消耗品コストの高さ
- 良くも悪くも“目立つクーペ”であること
ただし、これらの欠点は 使い方・グレード選択・カラー選び で十分に緩和できます。
「どう使うか」「何を優先するか」で印象が大きく変わるクルマでもあります。
本記事は、実際のオーナー視点に近い角度で、後悔しないための“リアルな不満”を整理した内容です。
「レクサスRC 欠点」と検索する人が不安に思っているポイントとは
検索意図として多いのは以下の悩みです。
- 街乗りしづらくない？（全幅1840mmの取り回しが不安）
- 乗り心地は硬い？（F SPORTは特に気になる部分）
- 後席や荷室はどれくらい使えない？
- 維持費は高い？燃費は悪い？
- 職場や住宅街で目立ちすぎるのでは？
- 中古のリセールはどう？
これらの不安を「ひとつずつ分解して具体的に説明」していくのがこの記事の目的です。
この記事で分かること｜購入前にチェックしておきたい不満ポイント一覧
この記事を読むことで、以下の点が明確になります。
- 実際のオーナーが感じやすい欠点
- “街乗り・通勤”で特に不便に感じる部分
- RC300／RC350での燃費目安（実測8〜12km/L）
- 後席や荷室の実用性の限界
- 維持費負担のリアル（タイヤ・ブレーキ・自動車税）
- 目立つことによる心理的負担の有無
- 欠点を緩和するグレード・カラー選び
- RCが向いている人・向かない人の判断基準
「買ったあとに後悔するポイント」を先に把握しておくことで、
レクサスRCがあなたの生活に合うかどうかが、より具体的にイメージできるようになります。
レクサスRCの走りに関する欠点・不満
レクサスRCは「GT寄りのスポーティクーペ」として仕上げられていますが、
街乗りや日常使いを重視する人にとっては、いくつか気になるポイントがあります。
とくに 車体の重さ・幅の広さ・乗り心地・静粛性 は購入前に知っておくべき要素です。
重さと取り回しの悪さ｜全幅1840mmクーペの街乗りデメリット
レクサスRCの大きな弱点としてまず挙がるのが、全幅1840mmの取り回しです。
レクサスの中でも幅広の部類で、道路の狭い街中や立体駐車場では扱いづらさを感じやすいサイズです。
特に、
- 片側1車線の細い生活道路
- 商店街の狭い路地
- 立体駐車場のスロープ
- コンビニの狭い出入口
こういった場所では、明らかに「運転がシビアになる感覚」があります。
また、車重も 1,650kg前後（RC300hだと約1,710kg） とクーペにしては重め。
発進・停止の機敏さや、ちょっとした切り返しで“重さ”を感じてしまう場面もあります。
コンパクトクーペというより、
「大きくて重いラグジュアリークーペ」 というイメージで捉えておく方がギャップがありません。
乗り心地の硬さと段差の突き上げ｜F SPORTサスペンションの注意点
F SPORT専用サスペンションは、スポーティな走りを重視した味付けになっています。
そのため、街乗りメインの人には、
- 段差で「ドンッ」と大きく突き上げる
- 細かいザラザラ感が伝わりやすい
- 長時間の移動は少し疲れやすい
という声が多いです。
同じレクサスでも「ES」や「IS」と比較すると、RCは明確に足まわりが硬め。
高速道路では安定感があって気持ちいい反面、街中では常にサスが仕事をしている感覚になります。
もし乗り心地を重視するなら、
- F SPORTではなく標準グレード
- 19インチではなく18インチホイール
- タイヤは柔らかめの銘柄を選ぶ（ミシュラン パイロットスポーツ4等）
という選び方で、かなりマイルドになります。
静粛性は完璧ではない？ロードノイズ・風切り音の気になるシーン
レクサスと聞くと「静かで高級」というイメージがありますが、
RCの場合はクーペという形状の影響で 静粛性が万能ではありません。
特に、
- 粗いアスファルトのロードノイズ
- 高速巡航時の風切り音
- 広いタイヤサイズ（245/40R19など）の摩擦音
こうした音が想像より入ってくる印象があります。
静粛性トップクラスのES300hやLSと比べた場合、
RCは“スポーツカー寄りの音の入り方” と考えたほうが違和感がありません。
ただし、
・静粛タイヤを選ぶ
・窓ガラスコーティングで風切り音軽減
などで改善されるため、対処できない欠点ではないのもポイントです。
実用性の欠点｜レクサスRCの日常使いで困るところ
レクサスRCは“走りとデザイン重視”のクーペであり、実用性はどうしてもセダンやSUVに劣ります。
日常使いで「ここは不便だな…」と感じやすいポイントをオーナー視点でまとめました。
後席と荷室スペースの狭さ｜2＋2クーペとして割り切る必要性
レクサスRCは「2＋2」のクーペ構造で、後席は正直 “荷物置きスペース” に近い使い方になります。
- 大人はほぼ座れない（身長160cm台でもかなり窮屈）
- 足元クリアランスが極端に狭い
- 背もたれも立ち気味でリラックスしにくい
後席は「緊急時に誰かを乗せる」「バッグ置き場」と割り切る必要があります。
荷室容量は 約340L と数値上は悪くないものの、
クーペ特有の開口部の狭さから 大きい荷物は積みづらい という欠点があります。
- ゴルフバッグは1セット入るが角度調整が必要
- 大きいスーツケースは入らない場合がある
- スーパーのまとめ買いでは積み方を工夫する必要あり
「普段から荷物を多く積む人」は、他の車種を選んだ方が快適です。
ドアが大きくて重い問題｜狭い駐車場や立体駐車場でのストレス
クーペの宿命ですが、RCはドアが大きく重いため、
狭い駐車場では “開け幅が取れなくてとても乗り降りしにくい” という問題があります。
特に困る場面は、
- 商業施設の一般駐車場
- 隣が大型SUVやミニバンの場合
- 立体駐車場の狭い区画
- 車高の低さでドアを開けても頭がぶつかりやすい
という日常のシーン。
年配の方や小さな子どもを乗せる時は、
「乗り降りしづらい…」という声がよく出る部分です。
視界の悪さと取り回し｜斜め後ろの死角とバック駐車の難しさ
レクサスRCはデザインの都合上、
リアクォーター部分（斜め後ろ）の視界がかなり狭いことが欠点です。
そのため、
- 車線変更が怖い
- 合流が判断しづらい
- バック駐車に時間がかかる
といったストレスを感じる人も多いです。
バックカメラやブラインドスポットモニター（BSM）は装備されていますが、
それでも 「物理的に見えない角度がある」 のはクーペ形状ゆえの弱点です。
特に初心者や運転に自信がない人には、
細い道で「大きい・見えない・幅広い」の三拍子が重なることで、
日常の運転疲れに繋がるケースがあります。
維持費・ランニングコストに関する欠点
レクサスRCは“高級クーペ”という性質上、
日常の維持費もそれなりにかかります。
走行性能や質感が高い一方で、「思ったよりお金がかかる」と感じるオーナーも多い部分です。
燃費の現実｜RC300・RC350の実測8〜12km/L前後という数字
レクサスRCの燃費は、数字だけ見るとやや厳しめです。
■実測燃費の目安（オーナーの声ベース）
- RC300（2.0Lターボ・型式：ASC10）：8〜12km/L
- RC350（3.5L V6・型式：GSC10）：7〜10km/L
- RC300h（2.5Lハイブリッド）：13〜17km/L
街乗り中心だと 一桁台 に落ちることも珍しくありません。
高速道路では多少伸びるものの、それでも
「燃費の良いクーペ」ではなく「動力性能優先」 のキャラなので、
エコ性能を重視する人には向きません。
タイヤ・ブレーキ・オイル交換など消耗品コストが高めな理由
レクサスRCの維持費を押し上げるのが、消耗品の単価の高さです。
■タイヤ交換（19インチ・F SPORTの例）
- サイズ：235/40R19（前）／265/35R19（後）
- 1台分：14〜20万円前後（銘柄により変動）
※18インチなら10〜14万円ほどに下がります。
特に、ミシュラン「パイロットスポーツ4S」、ブリヂストン「ポテンザS007A」など
高性能タイヤを選ぶと、かなりの金額になります。
■ブレーキパッド
- フロント：3〜6万円
- リア：2〜4万円
F SPORTは制動力重視のため減りが早い傾向があります。
■オイル交換
- 1回：1.2〜2万円ほど
- オイル量が多く、粘度規格も高性能品が必要
高級クーペらしいランニングコストですが、
日常頻度のメンテでも「小さな積み重ねが大きくなる」点は理解しておきたいところです。
自動車税・任意保険・車検費用｜クーペ×レクサスならではの負担感
レクサスRCは排気量と車格が大きいぶん、固定費も高くなります。
■自動車税
- RC300（2.0Lターボ）：39,500円/年
- RC350（3.5L）：58,000円/年
- RC300h（2.5L）：39,500円/年
特にRC350はV6エンジンなので、税額が重め。
■任意保険
- 年齢・条件で差はあるが、年間10万〜20万円台が目安
- 車両保険を付けるとさらにアップ
- クーペは事故リスクが高いと判断されがち
■車検費用
- ディーラー車検：12万〜18万円前後
- ブレーキ・タイヤの状態次第で20万円超えも
「レクサスの維持費が高い」というよりも、
“高性能クーペの維持費が高い” と考えるほうが近いです。
レクサスRCならではの心理的な欠点｜目立つ・扱いづらいと感じる場面
レクサスRCの欠点は、スペックや数字で語れるものだけではありません。
実際に所有してみて初めて気づく「心理的な負担」もいくつかあります。
「目立ちすぎて恥ずかしい」問題｜職場・住宅街での視線が気になる人へ
RCは良くも悪くも “存在感の強いクーペ” です。
- 全幅1840mmのワイドボディ
- 大きく構えたスピンドルグリル
- 低く流れるルーフライン
- 特にF SPORT × ホワイトノーヴァ（083） × 19インチは視線を集めやすい
これらの要素が重なることで、
「会社の駐車場で浮かないか…？」
「住宅街でご近所に何か思われないかな？」
という不安を持つ人が多いです。
実際、オーナーの声でも、
- 最初の2〜3週間は視線が気になる
- 若い人が乗っていると特に目立つ
- 周囲が軽やミニバンばかりだと浮きやすい
という“心理的ハードル”が挙がります。
ただし、ほとんどのオーナーが言うのは、
「慣れたら全く気にならなくなる」
という点。
初期だけ気になりやすい欠点ととらえるのが正解です。
ドア長・車高の低さで乗り降りしづらいシーン｜高齢の家族を乗せるときの悩み
RCは車高1390〜1410mmとかなり低く、
ドアもクーペらしく大きい構造です。
そのため、以下の人は乗り降りが難しく感じやすいです。
- 高齢の両親
- 膝・腰に不安がある人
- 小さな子どもを抱えたまま乗せたい人
また、
駐車場でドアを大きく開けないと乗り降りしづらい という事情から、
狭い区画だと乗降性が一気に悪化します。
「普段から家族を頻繁に乗せる人」は、
RCがやや不向きに感じることがあります。
中古車市場でのリセール事情｜人気色・グレード以外は値落ちが気になる？
レクサス＝リセールが強い
というイメージがありますが、RCの場合は少し事情が異なります。
■リセールが比較的強い仕様
- F SPORT（走り・見た目ともに人気）
- ホワイトノーヴァGF（083）
- レッド系（3T5）
- 低走行・禁煙車
■値落ちしやすい仕様
- 地味すぎるカラー（グレー・濃色）
- RC350は税金が高く敬遠されやすい
- 300hは走りの評価が分かれる
クーペ市場はそもそも母数が少なく、
“買い手が限られる”という特徴もあって、
SUVのように安定した相場にはなりにくいのが現実です。
そのため、
「リセール重視で買う車ではない」 と意識しておくことが大切です。
それでもレクサスRCを選ぶ価値はある？欠点との付き合い方
ここまで欠点を正直にお伝えしてきましたが、
レクサスRCは「欠点を理解したうえで乗ると、ものすごく満足度が高い」タイプのクーペです。
デザイン性・走り・所有感は、同価格帯ではなかなか得られない魅力があります。
最後に、RCを選ぶ価値や、欠点との上手な付き合い方を整理します。
欠点よりも「デザインと走り」が勝つ人の共通点
レクサスRCは、“欠点よりも魅力が大きく感じる人”にとっては、最高の一台になります。
特に以下に当てはまる人は、RCに強い満足感を持ちやすいです。
- クーペの美しいラインが好き
- 「デザインで選ぶ」タイプ
- 休日ドライブの楽しさを重視する
- 多少の維持費は気にならない
- 目立つ車が好き、視線を集めるのが苦ではない
- セダンやSUVより“特別感”のある車が欲しい
レクサスRCは、スペックの大小ではなく、
所有したときの満足感が非常に高いクルマです。
とくに後期型（2019年〜）のF SPORTは見た目も質感も完成度が高く、
「買ってよかった」と感じる人が多い傾向があります。
レクサスRCの欠点を和らげるグレード・カラー・オプション選びのコツ
欠点は、選び方次第で驚くほど緩和できます。
■乗り心地や街乗りを重視する人
- 標準モデル（RC300）
- 18インチホイール
- 柔らかめのタイヤ（ミシュランPS4等）
※F SPORTの19インチは「カッコいいけど硬い」という特徴。
■目立つのが苦手な人
- ソニックチタニウム（1J7）
- グレー系カラー
- 黒よりも落ち着く色を選ぶと“悪目立ち”しない
■リセールも少し意識したい場合
- F SPORT
- ホワイトノーヴァGF（083）
- レッド系（3T5）
■取り回しを少し楽にしたい人
- 360°ビューやBSM装備車（後期型ほど視認性UP）
- 駐車支援系のオプション利用が効果的
まとめると、
見た目重視ならF SPORT、街乗り重視なら標準グレード
という選び方が、最も後悔しにくいと言えます。
向いている人・向かない人を整理｜後悔しないための最終チェックリスト
最後に、レクサスRCが向いている人・向かない人を明確にします。
■レクサスRCが向いている人
- デザインで車を選びたい
- クーペが好き
- 家族より“自分の趣味”を優先できる
- 年に数回の旅行より、休日ドライブが中心
- 多少の維持費は許容できる
- 特別感のある車に乗りたい
■レクサスRCが向かないかもしれない人
- 荷物を多く積む（買い物・家族利用が多い）
- 狭い駐車場しか使えない
- 維持費を抑えたい
- 目立つ車が苦手
- 職場の目が気になる環境
- 高齢の家族をよく乗せる
このチェックリストがクリアできれば、
レクサスRCは“買ってよかった”と思える一台になります。
“欠点を理解して選ぶと満足度が高いクーペ”
それがレクサスRCの本質です。